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英単語(語彙力)を極める書籍おすすめベスト22冊

ここ数年、英語漬け(リーディング中心)の毎日を送ってきて、やっと最近気づいてしまいました。

英語は語彙力だと。

難解な構文や文法も時々はあるのですが、基本的にはすべてシンプルな構文になっていて、長い英文であっても分解していけばシンプルな文を接続詞やカンマで繋いでいるだけです。
しかも、そういう難解な構文に出会う機会は意外と少ないです。

それに、たとえそういう難解な構文を理解できなかったとしても、すべての単語の意味を正確に把握できているのであれば、言わんとしていることが何となくわかります。

一方で、文中に複数の意味不明単語があるともうダメで、いくら文法を理解していたってわからんものはわからんのです。
文脈の中から予想するということも可能ですが、限界があります。

やはり、英語で最も重要なことは語彙力、つまり英単語力です!

覚えている単語が7,000語程度の頃はあまり実感がなかったのですが、10,000語超えてきたと思われるあたりから、リーディングの能力が一気に上がったことを実感しています。

おそらく10,000語前後のところに壁あって、見える世界が変わるのだろうと思います。
英語力を強化したいと思っている方は、ぜひ英単語(熟語含む)を覚えまくってみてください。
ずっと続けていれば、世界が変わる瞬間がきっと訪れます。

ということで今回は、英単語(語彙力)強化のための書籍に絞って紹介していこうと思います。




1.初級レベル

まずは中学~高校入学くらいの初級レベルの簡単な英単語を覚えていきましょう。
すべての基礎はここから始まるので、確実に覚えておくべきレベルです。


(1)速読英単語 中学版 改訂版

(2)速読英単語 入門編

(3)究極の英単語Vol. 1 初級の3000語


上記3冊のうち、(1)と(2)は、英文の中で英単語を覚えようというコンセプトで作られていて、英語の長文の中に基礎的な単語が散りばめられています。
そのため、長文読解力も同時に鍛え上げられるタイプの書籍です。


一方で(3)については、ゴリゴリの英単語書籍で、初級レベル3000語を全部覚えようぜ!という脳筋系書籍です。
そのため、好き嫌いが分かれるかもしれません。
私は結構こういう書籍も好きです。
究極の英単語シリーズは、以下のような内容です。

究極の英単語 初級のP.43


上図のように、オレンジ色で意味が表記されているので、赤シートで見えなくして覚えていくという昔ながらのオーソドックスな形式です。
単語3~5つについて、例文もついているので、英文の中で覚えることも可能です。
高速に大量の英単語を回していくという点には優れた単語帳だと思います。



2.中級レベル

続いて、高校生レベルの単語を覚えていきましょう。


(1)速読英単語 必修編

(2)速読英単語 上級編

(3)究極の英単語Vol. 2 中級の3000語


初級の書籍と同様に、(1)と(2)が英語長文の中で英単語を覚えましょうというコンセプトの書籍で、(3)が単語帳(例文付き)形式です。

上記3冊をやるのでれば不要といえば不要なのですが、私は以下の書籍も潰しておきました。


(4)TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス

この書籍は新書サイズなので持ち運びに便利です。
そして、値段も950円程度なのでかなり安いです。
収録単語は1,500語程度ですが、TOEICに特化した例文が360文ついているので、例文が面白いなと思って読みました。
ちょうどよい難易度になっているので、私としては買ってよかったなと思っています。



3.上級レベル

中級レベルまでの書籍をすべて潰しておけば、6,000~7,000語の英単語を覚えたことになります。
英検でいうと2級と準1級の間くらいの英文が理解できるという程度です。

日常生活の基礎的な部分だけであればここまでで良いのですが、ビジネスで英語を使うとか、英字新聞やネイティブが書いた記事等を読めるかと言われるとほぼ無理です。

本当の意味で英語を読解できるというレベルに至るためには、やはり上級レベルの英単語をマスターする必要があります。
数年に1回くらいしかお目にかかれないような英単語でも覚えておかないといけないのです。

これからご紹介する上級レベル英単語書籍は、ビジネス英語で活用する英単語専門的な分野で活用する英単語を覚えていくレベルなので、書籍の難易度が上がり、単語量も一気に増加します。

それゆえ、途中で挫折する可能性が非常に高いレベルです。

ただ、これを乗り越えたとしたら、語彙力は軽く10,000語を超える状態になるので、英文に対する理解力が比べ物にならないくらい向上します。
洋書を原文のまま読むことも可能なレベルですし、英語の論文も読めるようになります。
何なら英文契約書ですらある程度なら理解できるようになると思うので、ぜひ頑張っていただきたいです。
そんなことを言っている私もまだ全て覚えられてないので、これからもコツコツ繰り返して行く予定です。

以下、私が思う難易度順に並べていきます。
違う見解もあるかもしれないですが、私が読んでみた感触では、以下の順番でやっていけばスムーズかなと思っています。


(1)英検準1級 文で覚える単熟語

こちらは、長文読解をしつつ単語を覚えていきましょうというコンセプトの書籍です。
この後(7)でご紹介する1級の書籍も同様です。
掲載されている英語長文が興味深い内容が多いので、私は結構好きな書籍です。

(2)究極の英単語Vol. 3 上級の3000語

(3)TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ

(4)TOEIC L&R TEST 超上級単語特急 暗黒のフレーズ

このあたりまでやっておけば英検準1級レベルは十分に対応できるのではないかと思われます。
1級の単語もある程度含まれているので、日本人の中では相当上位の語彙力を持っていることになります。

そして、これ以降は超上級者向けです。


(5)究極の英単語Vol. 4 超上級の3000語

(6)究極の英単語プレミアム Vol. 1

(7)英検1級 文で覚える単熟語

(8)究極の英単語プレミアム Vol.2

(9)TOEFL TEST 必須英単語5600

(9)のTOEFLの書籍は学術系単語が非常に多く載っています。
また長文読解形式なので読解力も鍛えられる内容になっていますが、学術系なので難易度が高いです。



4.番外編

最後に、番外編として、上記で紹介した書籍以外で、私が個人的に面白かったと思う英単語書籍もご紹介しておきます。


(1)高速マスター 法律英単語 2100 法律・基礎編

(2)高速マスター 法律英単語(R)II 1000 英文契約書 編

この2冊は法学・英文契約書に特化した英単語帳です。
法学に特化した英単語帳って本当に無くて、よくまとめてくれたなと思っています。
誤字とか単語被りがあるので若干仕事が雑だなと思う部分はありますが、それでもこのような便利な書籍を作ってくれたことに意義があります。
なお、著者はインハウス弁護士(日本の弁護士)です。

この2冊を完璧に潰しておけば、英文契約書を「読む」ことはできるようになります。
解釈及び編集はもう一段階上の法学知識が必要になりますが、ひとまず意味さえわかれば最低限のリスクは把握できるはずなので、極めて有益な書籍だと思います。
国際取引の契約実務に関与する人は必須と言っていいでしょう。


(3)TOEFL TEST必修英単語2500

(4)TOEFL TEST上級英単語2500

この2冊はTOEFL特化型の英単語帳です。
(3)必須英単語2500については、高校を卒業したばかりの子でも普通に覚えられるレベル感だと思います。

(4)の上級英単語2500の方は、難しい単語も多く含まれていますので、上級者向きです。

この書籍の好きなところはページの色合いです。
この書籍は、以下のようなブルー基調で書かれていますので、とても読みやすいです。

TOEFL TEST上級英単語2500 P.20-21


(5)上級英単語 LOGOPHILIA ロゴフィリア

こちらの書籍は、レベルで言うと準1級~1級くらいの書籍なので、上級レベルに属します。
そして、コンセプトとしては実際の英文記事を素材にして、長文読解をしながら単語を覚えようという内容なので、読解力強化系の書籍です。

比較的面白い英文が多かったので長文を読むのが好きな人には向いていると思います。


(6)TOEFL iBT対策 「超上級」英単語

こちらの書籍は、難易度の高い単語を英語で解説している(日本語でも書かれている)書籍なので、上級者向きです。
でも、最終的にはこういうレベルに至るべきなのだろうなと思います。
英単語を日本語で理解するのではなく、英単語を英語解説で理解していくことができれば、英英辞典もスラスラ読めるようになるはずなので、より英語力が高くなります。


まとめ

今回は合計22冊だけなのでそこまで多くなかったですが、内容はだいぶ濃い書籍だと思います。
すべて記憶するには数年かかると思いますが、毎日コツコツ地道にやっていけばいつか終わります。

皆さんの語彙力強化の参考になれば嬉しいです。


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