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ぼっちは株式投資家に向いているという話

おっすオラぼっち!
今日はぼっちの話をすっぞ!




ぼっちは投資家として最強かもしれない

私は人と関わるのが極端に苦手です。

過去数々の対人関係での失敗を繰り返して今に至るので、それを夜中に思い出して「うわぁぁああああああ」となること数え切れずです。
そういう未来のストレスの原因を増やしたくないので、今では極力人と会わず、関わらず、一人で使うには広過ぎる事務所で生活しています。
YouTubeの編集などを担当してくれている管理人ちゃんが事務所に来ているときも、編集部屋を一部屋充てがっているので、ほとんど関わることがありません。
あちらもコミュ障を極めし者なので、お互いに絶妙な距離感で生きています。

他社様の仕事をお手伝いするときも、コミュニケーションの99.9%をチャットツールで完結させており、オンラインのMTGすら極力断って生きています。
MTGなんかしなくても仕事はできますし、むしろテキストで要件をいただいた方が正確な仕事ができます。
今では私にMTGを依頼してくる人もいなくなりました。

子供の頃から人と関わるのが苦手で、他人と同じ感性を持ち合わせていないがゆえにぼっちを極めて来ました。
今では孤独というものにも慣れ、孤独を好む傾向すらあるくらいです。

20代前半から誰とも関わらずにお金を稼げる方法を探し回った結果、株式投資に行き着きましたが、今になってよく考えると、ぼっちは株式投資では最強かもしれないなと思い始めました。

今日はそんな話をしましょう。



理由1 時間が余るほどある

我らぼっちは、他人と関わる時間が極端に少ないです。

なお、一般人が自虐的にいう「ぼっち」と我らのような本物の「ぼっち」は意味が異なります。
彼等はファッションぼっちみたいなもので、実質的には社交性もありますし、知人や友人も多いです。
一方で我々は、いわばアルティメットぼっちなので、スマホを今すぐ解約しても何も困りませんし、そもそもスマホに他人の連絡先などほとんど入っていません。
私に関してはLINEアカウントすら持ってないです。
連絡先が入っているアプリも数年開いた記憶がないので、今どこにあるかもわかりません。

このように、アルティメットぼっちは、基本的に人と関わろうとしません。

まだサラリーマンとして仕事をしていたときも、家とオフィスを時間通りに往復するだけの日々でした。
途中で寄り道もしないし、基本的に無駄な残業もしないので、家に帰ってきてからはすべて自由時間です。
職場で同僚たちと関わることはあっても、プライベートな時間まで関わることはほぼありません。

それに加えて、土日に一緒に遊ぶ友達もいなければ、誘ってくれる人もいません。
その結果、時間が余るほどあります。

人生というものは、友人たちと楽しく過ごすには短すぎるし、一人でボーッと過ごすには長すぎます。

だからぼっちというのもは、なにか適度な趣味を見つけようとします。
膨大な時間の海の中で自分を見失わないように、必死に何かに縋り付こうと手を伸ばし、藻掻き苦しみます。

ぼっち初級者の場合、最初は友達ができそうな趣味を探します。
しかし、元々の性格がネジ曲がっているので、友達ができそうな趣味に適合できないということにすぐに気づきます。
フットサルやバスケットボール、草野球やBBQなどが代表例です。
どこに行っても馴染めませんし、上手く溶け込むスキルも持ち合わせていません。

そこで今度は陰キャ向けの趣味に手を出そうとします。
例えば登山、鉄道、自転車、フィギュア、アニメ、映画、デッサン、車、バイク、一人旅行などです。
そういうものにどっぷりハマる人も一定数いて、そういう人はぼっちの世界から少しずつ抜けていけることが多いです。
共通の趣味を持った似たような感性の人間に出会えるからです。

しかし、アルティメットぼっちはそんな趣味ですら誰とも仲良くなれません。

そもそも、他人と同じ感性を持ち合わせていないので、登山やドライブなどにそこまで深い興味がありません。
キレイな景色やノスタルジックな風景を見て感動したり、新しい作品に出会ってワクワクするというごく一般的な感性が乏しいのです。

仮にアニメや漫画のことを好きになっても、別にそれは家で完結する遊びなのでぼっちをより深めていく活動になっていきます。
そして、1年~2年もすると、見たいものを見尽くして、また暇になります。
アルティメットぼっちの可処分時間が多すぎて、世の中のあらゆる趣味が対抗できないのです。

私もすでにAmazonプライムビデオの大半のアニメ・映画を見てしまっているので、趣味と呼べるものすらなくなって来ています。
Amazonさんが次から次へと新しい作品を投入してきますが、そんなものは焼け石に水状態です。

旅行も全然ダメで、北海道と沖縄を除く全都府県に行ったのですが、記憶に残っている場所がほとんどありません。
車の運転で疲れたという記憶だけです。
今では旅行に行こうという気持ちすら起こりません。

よって、我々アルティメットぼっちは、趣味すらも持てずに時間という資産を持て余しているのです。
これは株式投資家にとって極めて有利です。

そもそも、一流の株式投資家になるためには、膨大な時間を勉強と分析に投資しなければなりません。
しかし、仕事が充実していて、友達も多く、家族も持っているような優れた人々は、様々なものに時間を費やさないといけないため、株式投資に必要となる時間を捻出できないことが多いのです。

その点、我々は違います。
リア充の皆様とは比べ物にならないほどの時間を株式投資のために消費できます。
この時点で圧倒的に有利です。



理由2 お金を貯めるのが得意

我々ぼっちの多くは、ケチです。
もちろんお金にだらしないぼっちもいますが、そういう人たちはぼっちというより、ただのだらしない人です。

アルティメットぼっちは、老後の心配をちゃんとしています。
自分が一生一人だという自覚がありますし、そのリスクを正確に把握しています。
だから、無駄遣いをほとんどしません。

我々は、欲しいものではなく、必要なものを買います。

そもそも他人に見栄を張る必要もないので、欲しいものがほとんどありません。
生活を便利にする家電や業務効率を上げるツールなどにはお金を費やしますが、他人に見栄を張るためのブランド品やアクセサリー、車や家に興味がありません。

良い服を買っても見せる人はいないですし、良いアクセサリーを買っても褒めてくれる人もいないので、無駄なのです。

これは男女問わずだと思います。
高い美容室で髪を切っても誰からも気づかれませんし、高級品でフルコーディネートをしても誰からも何も言われません。
我々が贅沢品や美容にお金を使っても、リターンがないのでやらないのです。

その結果、アルティメットぼっちは小金持ちになりやすいです。
私の知る限り、ぼっちの多くは貯金が得意で、普通に生活しているだけで勝手にお金が貯まっていきます。
遅かれ早かれ、ぼっちの才に恵まれた人というのは、質素な生活で十分に生きていけるということに気づくのです。
足るを知るという悟りです。

そのため、我々の多くは30代前半で1000万円以上の資産を持っていることが多いです。

私もそうです。
大して給料が高くない頃から、貯金だけは得意でした。
得意というか、勝手に貯まります。

給料の振込口座を年に1回くらいしか確認しないので、自分でも驚くほどお金が貯まっていることがあります。
今でもそうです。
業務委託報酬などが振り込まれる口座を確認するのが面倒なので、年に1回所得税等を支払うときくらいしか確認しません。
そのため、多少の経費と税金を差し引いた後の報酬がそのまま貯金になっています。

私は今でも、自分一人なら月に15万円以下で生活できます。
20代前半から生活費が大して変わっていません。
私の知る限り、ぼっちを極めし者の多くは、共通して生活費が少ないです。
したがって、多くのアルティメットぼっちは、30歳の頃にはすでにある程度の種銭を持っています。

株式投資家として成功するためには、やはり種銭が必要です。
100万円で投資を始めて年率10%で増やすより、1000万円で始めて年率5%で回すほうが圧倒的に儲かります。
種銭は多ければ多いほど良いですし、多い方が安全に運用できます。

ゆえに、ぼっちは投資家として、かなり有利なスタートラインにいると思います。



理由3 一人作業が得意

我々ぼっちの多くは、大人になって急にぼっちになりましたという人は少ないです。
自覚があるかどうかは別ですが、基本的に皆、子供の頃からぼっちです。

先生から「仲良い人と2人組作って」なんて言われたら殺意を覚えたでしょうし、隣の席の人に「教科書見せて」と言うのが死ぬほど怖いから一切忘れ物をせずに学校に行ったでしょう。
遠足や修学旅行などのイベントがすべて地獄だったはずです。

それに、やっとできた友達ともすぐに上手く行かなくなり、またぼっちに戻るということを何度も何度も繰り返してきたはずです。
クラスのグループLINEに自分だけ入れてもらえてなかったり、クラスのメンバーでカラオケに行くときに自分だけ一度も声をかけてもらえなかったり、そもそもクラスに自分がいたという事実すら誰も覚えていなかったりしたでしょう。
アルティメットぼっちとはそういう人たちです。

私は持ってすらいませんが、例えば卒業アルバムを見ていくと、たしかに写真は存在するのに、一切思い出せない同級生が学年に一人はいると思います。
アルティメットぼっちとは、たいていそういう人たちです。

このように、学生の頃からずっと一人で生きているので、我々は一人で黙々と時間を潰す作業がとても得意です。

例えば読書、勉強、映画鑑賞、空を眺めて雲の形を予想する、星を眺める、海を眺める、魚や動物を観察する、千羽鶴を折る、RPGのレベル上げなど。
人生に有益なことから、人生に全く意味をもたらさないことまで、ありとあらゆる一人作業に慣れています。

この能力は株式投資家にとって極めて重要な能力です。

株式投資家は、常に大量の資料を読み込み、調べ、理解しなければなりません。
誰かと共同して和気あいあいと作業を楽しむなんてことはほぼありませんから、一人で黙々と文章を読み続けないといけませんし、資料を探し続けないといけません。
それが株式投資家の日常です。

今まで鍛え上げてきたぼっち生活との親和性が極めて高いと思いませんか。
投資家になるために生まれてきたと言っても過言ではないでしょう。

自分で株式投資家になってみて、それを強く実感しています。



理由4 自分との対話が得意

我々ぼっちは、自分自身との対話がとても得意です。

いや、これはキレイに言い過ぎていますね。
言い直します。

我々ぼっちは、会話するための知人を保有していないので、自分自身としか喋らない生活を何十年も送っています。
ゆえに、自分自身との対話が得意です。

自分のことを分析する時間だけは膨大にあるので、自分がどういう人間で、どれほど社会に不適合であるかを理解しています。
これはアルティメットぼっちになれる人間が皆通る道です。
アルティメットぼっちになるための第一歩は、自分のダメさを認識することですから、ここを通過できていない人はまだまだです。

自分のダメさをよく理解し、受け止めることができないと、前には進めません。
これは株式投資家にとっても極めて重要なことです。

株式投資家として、長く利益を出し続けるためには、感情をコントロールする技術が必要不可欠です。
そして、感情をコントロールするためには、自分自身と向き合わないといけません。
自分を深く理解し、どこでどういう感情を発生させやすいのか、どこで我を失った行動に出るのかを分析できないといけません。

これができない投資家は、いくら知識があっても失敗します。

もし、株式投資が知識だけで大成功できるほどチョロいものだとしたら、東京一工の卒業生は皆億万長者になっています。
株式投資は、知識だけで勝てるほど甘くはないのです。

自分の弱さと向き合い、理解し、受け入れる器がないと成功できません。

そういう意味で、アルティメットぼっちはその通過儀礼をすでにある程度済ませています。
自分の無能を理解している人は、投資家として強いです。



理由5 守るべきものがない

我々ぼっちは、守るべきものがありません。

家族も恋人もいないので、極論をしてしまえばいつ死んでも誰も困らない人たちです。
悲しんでくれる人が数人いれば良い方で、大抵は3日も経てば忘れられる存在でしょう。
もちろん私もそうで、今日ぽっくり逝っても誰も気づかないでしょうし、誰も困らないでしょう。

こういう立場にいる人は、株式投資家として思い切った投資ができます。

仮に家族や恋人がいる場合、どうしても守りの姿勢が必要になってきますので、全財産を特定の銘柄にぶち込むなんていうアグレッシブな投資はできません。
守るべきものがあると、大きなチャンスのときに大きく張れないのです。

その点、ぼっちは強いです。
リーマンショックやコロナショックのような大きな経済危機が起こった時、大暴落した優良銘柄に全力投資することができます。
やるかやらないかは投資戦略次第ですが、できるかできないかでいうとできます。

ぼっちはそういう意味では極めて有利な立場にいます。
株式投資で資産がゼロになるリスクはほとんどないので、多少の損失は覚悟の上で、より大きな利益を獲りに行けます。

私も守るべきものがないからこそ、比較的大きな金額を少数の銘柄に投資できています。

短期的に資産を増やそうと思うなら、そういう思い切った投資をしないといけません。
ぼっちは長年に渡ってそういうアグレッシブな投資を行うことができるので、一般的な人よりは早く資産を増やすことができます。
そういう意味で、投資家として有利だと思います。


まとめ

以上5つの理由から、ぼっちは投資家に向いているといえるでしょう。
だからこそ、自分の孤独やコミュ障を嘆くより、自分の優位性に目を向けましょう。
資産が増えれば増えるほど人生の選択肢も増えますから、学んで損はないはずです。

我々は他人と上手く関われない分、投資家としての適性を手にしています。
あとは本人の覚悟と努力量だけです。

自分の強みを活かして、柔軟に生きていきましょう。


なお、時々社交的で、友達も多く、家族もいて、そのうえで投資家としてもめちゃくちゃ成功している人がいますけど、そういう人を見ると心に来るので見ないようにしましょう。

よそはよそ!うちはうち!


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