初めてのノロウィルスと食中毒リスク
題名からしてもわかる通りノロウィルスにかかりました。初です。
ノロになった経緯だけ書いたところでただの日記になるので、少しでも有益な記事を目指してフィンランドにおける食中毒のリスクについて触れたいと思います。
3月くらいからフィンランドで流行中
2月くらいからじわじわと増え続け、3月には流行っているといっても過言ではないほどノロウィルスが今フィンランドで猛威をふるっています。
首都圏だけかと思ってましたがフィンランド中で流行っているようです。
近々フィンランドに来る方は気を付けてください。
タルヤ・ハロネン元大統領もノロに罹ってしまったようです。
大事に至らないといいのですが。
食べ物による感染は牡蠣以外でもある
日本でも有名なノロの感染経路はこの二つでしょう。
汚染された手や衣類などを介して感染
生牡蠣を食べる
フィンランドではさらにもう一つ感染経路があります。
外国産の冷凍ベリーを生食することです。
サルモネラ菌が混入している可能性が広く知れ渡っており、スーパーによっては冷凍食品コーナーに注意書きがあります。この冷凍ベリー、実はサルモネラ菌だけでなくノロウィルスも混入している可能性がありますので必ず火を通してから食べるようにしましょう。
ちなみに2013年から2014年にはA型肝炎ウィルスが混入していたとの報告もありました。もう何が入っていても驚かない。
国産かどうかの見分け方
冷凍ベリーでも国産(フィンランド産)のものは生食でも問題ありません。ではどう見分ければいいのかというとパッケージをよく確認することです。
フィンランド語でフィンランドは"Suomi"と言うのはわりと知られています。そして今回知りたい「フィンランドの」という意味の単語は"Suomalainen"になります。
※英語でいうFinlandとFinnishの違いのようなものです。そのため、Suomalainenはフィンランド人という他の意味もあります。
また"Kotimainen"は国産という意味で、フィンランドで使われている場合は同義語になります。
解凍してそのまま食べたり、スムージーに入れたり、加熱処理を施さずに食べる場合はこういった国産のものを買うようにしましょう。
フィンランドでは日本同様、国産にこだわる人が多いです。
そのため国産であればパッケージの表面に明記してあることが多いでしょう。(その方が商品を手に取ってもらいやすいですよね。)
逆にいずれかの言葉が入っていないものは外国産を疑いましょう。裏面も含めてしっかりとパッケージを確認するのが大切です。
ちなみに先ほどの例として挙げたベリーはポーランド産です。このベリーは生で食べずジャムなどに使いましょう。
生のベリーは生食可
生のベリーは国産か外国産問わず生食しても問題ないようです。
食中毒リスクは完全に0というわけではありませんが、レアなケースのため気にする必要はないでしょう。気に留めておくべきは冷凍ベリーです。
問題ないといわれても、ポーランドのエピソードを聞いてしまったら外国産ベリーはちょっと躊躇してしまいますけどね。
どうでもいい小話
冷凍ベリーの危険性を書いておいて何ですが自分は食べていません。じゃあノロになった理由は何なのかを考えたところ、症状が出る二日前に食べた生牡蠣が怪しいです。
というか原因は間違いなくそれでしょう。
友人と魚介類がおいしいと有名なレストランに行き、白ワインを頼みました。(料理が全部おいしそうで選べなかったのでワインから料理を選ぶという作戦でした。)
これに合う料理は何でしょうかと聞いたところ店員さんに「生牡蠣と大変合いますよ」と勧められ即決したのがおバカでした。おいしかったです。
その二日後、症状が出たのは夕方頃です。
その時職場のチームリーダーとチャット(WhatsApp)していたので、ついでに自分の症状について伝えておきました。
休めば多少よくなるだろうとその日は早く寝ようとしました。
寝ようとはしましたが徐々に増してくる吐き気と腹痛で眠れず、一晩中トイレとお友達になることに。
さすがに仕事できる状態じゃないと思ったので朝に電話しました。
開口一番で分かるってそんなにひどい声だったのでしょうか。
それともリーダーも先週ノロウィルスにかかっていたため経験者だからこそわかったのかもしれません。ちなみに自分の周りでは先日3人くらいノロで休んだと聞きました。
ノロはインフルエンザなどに比べて割と早く症状が軽くなるので、すぐにリモートで仕事に復帰できると感じる人もいるかもしれません。ただかなり消耗する症状のためか、体力がかなり落ちているのを感じています。
また食欲もなくまだ完全に回復とは言い難いです。そのためしっかりとお休みをもらうことにしました。
皆さんもお気をつけて!