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わが家の最強ヒーラー🙏

今回のテーマ:ストレス解消法
by 福島 千里

大変ごぶさたしております。
ここ数ヶ月、仕事・出張・日本にいる家族の介護問題・弾丸一時帰国もろもろで、実に目まぐるしい日々を送っておりました。ピーク時の1日の平均睡眠時間は4〜5時間前後。これが、数週間断続的に続く。いやはや、ストレスと戦う毎日です。

普段であれば、

  • キッチンに立って、黙々と料理する。

  • カメラを持って街を歩き回る。

  • 郊外の山にハイキングに行く。

  • 車で遠出する。

  • 頭の中を整理するために、雑文をひたすら書き続ける。


なんて方法で気分転換をするのですが、何せ今はタイム・イズ・マネー。ストレス解消に費やす時間がリアルライフの完結に追いつかない。そんな中、最も手っ取り早くて効果的なのが、我が家のにゃんこたちの存在なのだ。

  • ​猫たちを撫でる、一緒に遊ぶ。

ふわふわの被毛(しかし春はケモノたちの換毛期。よっておびただしい毛が飛び散る)、つるんとしたおでこ、まっすぐの尻尾、ぷにぷにの肉球。いったい神様はどうやってこの完璧な生き物を世に創造してくれたのか。猫たちに触れていると、ささくれだった心がすすーっと癒されていく。幸せホルモン(オキシトシン)はスキンシップによってより分泌が活発化するというが、猫たちとの触れ合いがまさにそれ。幸せホルモンがガバガバ湧き出てくるのを実感する(あくまで当社比)。

小さなおでこを指でなぞってみたり、肩は凝っていませんか?となで肩を揉みほぐしたり、ポヨンポヨンの無防備なお腹を撫でてみたり。猫たちも嫌がることなく、「いいぞ、もっとやれ」と言わんばかりにゴロリと寝転がり、淡々と私に付き合ってくれる(あぁ、感謝)。


施術中のわが家のベテラン・ヒーラー

そんな猫たちとの触れ合い方は実に多彩だが、とりわけ効果絶大なのが、猫吸いだ(こちらも当社比)。

猫吸いを知らない方々のために、簡単に説明しよう。

猫吸いとは、文字通り猫を吸う行為である。猫さまの背中でも、お腹でも、どこでもいい。モッフモフの所に自らの顔を埋めて、そこでスーハーと深呼吸する。すると、あま〜い焼き菓子のような香りがふんわりと鼻腔を通り抜ける。人によっては​お日様に干した布団のような匂いと形容する人もいる。

アレルギー持ちの人にしてみれば、イカれている行為に他ならないだろう。が、とにかく私にはこれが効く。この行為が科学的にどう作用しているのかはよくわからないのだが、猫を吸った瞬間に、疲れた脳みそがシャキッと蘇り、気持ちもリフレッシュするのだ。

ただし、猫吸い効果は長時間持続しないのが難点だ。言ってみれば、束の間の現実逃避。問題の根本解決にはならない。けれども、それでもキリキリと張り詰めていたものが解きほぐれていくのが心地よい。

加えて注意点もある。中毒性があるのでほどほどにしないと依存しそうになる危険性がある(私自身が)。何よりやりすぎると猫たちに嫌われるかもしれない。だから、猫吸いは本当に癒しが必要な時に実践させていただいている。

平時は​寝てばかりだし、家財に爪を立て、毎朝5時きっかりに飯の催促にやってくる穀潰しにも見えるが、そんなことはない。​我が家のにゃんこたちは、最高のヒーラーなのだ。
xxx

最後にわが家のヒーラーたちをご紹介。

勤続15年、猫吸い他、幅広いストレス解消法を会得しているベテラン。焼き菓子の香りがする


勤続4年。最近はようやくヒーラーとしての仕事にも慣れてきた様子。若さゆえのややオイリーな香り


◆◆福島千里(ふくしま・ちさと)◆◆
1998年渡米。ライター&フォトグラファー。ニューヨーク州立大学写真科卒業後、「地球の歩き方ニューヨーク」など、ガイドブック各種で活動中。10年間のニューヨーク生活の後、都市とのほどよい距離感を求め燐州ニュージャージーへ。趣味は旅と料理と食べ歩き。園芸好きの夫と猫2匹暮らし

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