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英語学習者の方へ - YouGlishのススメ

(見出し画像は、2019年4月当時滞在していたイギリスのブリストルで撮影したものです)

突然だが、皆さんはYouGlishをご存知だろうか。

YouGlishと書いて “ユーグリッシュ” と読む。私がこのサイトを知ったのはもうかれこれ数年前で、その後英語系インフルエンサーが勧めているのを見かけたりもしたので、今さらという気もしないでもない。けれど、私は現在も進行形で頻繁に使っており、とにかく重宝していることに間違いはない。英語学習者や話者 - 特に第二言語としての話者 - にとっては革命的に(大袈裟に聞こえるが大袈裟ではないと私は思っている)役に立つサイトなので、お世話になっている恩返しも込めてここで紹介したいと思い、投稿することにした。

2019年 イギリス、ブリストルのカフェでの一枚。渡英中は学校帰りにカフェで勉強するのが日課だった

YouGlishとは何か?

端的に言えば、英単語の発音を確認できるサイトである。

もっと言えば、単語毎に発音を確認できるサイトである。

さらに言えば、アメリカ発音、イギリス発音など、発音の地域属性も選んで確認することができる

そして、ここが現代のテクノロジーの為せる素晴らしい技の一つだとも思うのだが、掲出されるのは辞書的に発音されたものではなく、主にYouTubeなどで普通に話されている単語を前後キリのいいチャンク(かたまり)で “切り取って” 検索結果として再生してくれるのである。

つまり、

検索すれば、自然な発音を、即座に、複数、しかもUS, UKなどの地域属性を選んで(選ばずにランダムに再生も可能)、発音を音声で確認することができるというわけだ。

ちなみに、前述のチャンク(かたまり)には、スクリプトも同時に表示される。リアルな発音はスピード感があり、時には聞き取りづらいものもあるので、これは英語学習者にとってはとても心強い機能だと思う。

これがYouGlishである。

緑が美しいイングランドの4月

言葉は、意味も発音も移り変わるもの。発音記号ももちろん大切だし、私も確認し、必ず一度はそれに沿って発音してみる。しかし、並行してリアルな発音の確認も欠かせない。再現した自分の発音の “答え合わせ” をして初めて、自分の発音が正確かどうか、確かめることができるからだ。

“リアル” な発音の重要性

私は以前はCambridgeのサイトで発音を確認していたのだが(Cambridgeのサイトでは発音を再生して音声として確認が可能)、ある時、とある単語のCambridgeの発音をネイティブの英語講師に確認したところ「その発音は最近のものと違うわね」と言われたことがあった。

実際、辞書では発音に限らず、意味においてもこういうことは起こるものだと思う。言葉は生き物だからだ。

そういう意味で、この一件で辞書での確認も限界があるものだなと思った矢先、その講師が教えてくれたのがこのYouGlishだった。

2019年5月、ブリストルの週末のカフェで

“リアル” な発音は実践で即役に立つ

新しい単語を知ってリアルな発音を確認したい時はもちろん、地域(英米豪など)で発音が異なる時、また文章内で他の単語とどのようにリンキングされているか?を知りたい時など、確認したい場面は多々ある。そういうわけで、私はYouGlishのブックマークをPC・スマホどちらも、クリック(タップ)しやすい場所に置いており、以来発音に関してはCambridgeには頼らなくなった。

私がYouGlishをよく使うのは、
・単語はよくよく知っているのに発音のチェックがおざなりになっていて、リアルで使ったらすぐに通じなかった時(最近あったケース)
・英もしくは米での発音が異なり、しかし一方の発音しか知らず、もう一方の発音を確認したい時
・発音が難しい単語に出会った時。YouGlishで何度も聞いて、練習してみる
という場面である。

YouGlish、素晴らしい。

YouGlishを考案した方に本当にお礼を言いたい。そしてテクノロジーにも感謝感激である。

私は英語を話す機会が割とあるので、そのためにYouGlishで調べるようになったのだが、例えば話す機会がない、もしくは少ない場合でも、音読目的で発音チェックにも活用してはどうだろうか。通常自分が正確に発音できるものは聞き取りもできるはずなので、正確な発音はリスニング力強化に繋がると思う。

そんなわけで、英単語の発音を確認したい局面にはこのYouGlishをお勧めしたいと思う。

コミュニケーションにおいて “相手” の負担を減らす重要性

日本にいると、とかくきれいに、とか流暢に発音しよう、という風潮を感じることがある。そうできればもちろん素晴らしい。しかし、本質的に重要なのは、視点は少し異なるけれど、発音の正確性だと私は思う。音に対して忠実に発音する。そのためのYouGlishだ。

発音が正確になれば相手の負担は減り、コミュニケーションがよりスムーズになることは間違いない。

“聞いて、真似る” の繰り返し

私は生まれながらの英語話者ではない。第二言語として英語を習得した(しようとしている)話者なので、まだまだ発音には課題が多い。だからこそ「聞いて、真似る」ことを日々繰り返している。

そういう意味で、YouGlishは大変重宝しており、本当に素晴らしいサイトだとも思っている。

ニッチな情報ではあるけれど、必要な方に届けられればうれしい。日々発音を確認したい英語学習者や英語話者の方のお役に立てば幸いである。


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注: 本記事はすべて筆者の個人的見解であり、いずれかの企業様の意向を反映したもの、プロモーション案件ではありません。また、記載した情報は、本記事執筆時点(2024年4月)のものとなります。

※ 挿入されている写真及び画像はすべて筆者の撮影によるものです。

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