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新しい領域に“挑戦”する社員が語る「経営理念」とは

みなさん、こんにちは!Tokio Marine X公式note編集部です。
今回のテーマは「Tokio Marine X の経営理念」です。
Tokio Marine X の各部の社員を代表して、コーポレートマネジメント部長 橘田さん、ビジネスプランニング部長 矢津さん、ビジネスデザイン部 小野寺さんに、“経営理念策定の背景”や“経営理念に込めた想い”を伺いました。


「創造する(創る)」×「ビジネスパートナー」が経営理念のコアに

ーー開業準備の1つとして経営理念を策定されたものと思いますが、どのようなプロセスで6つの理念が決まったのでしょうか。

橘田 東京海上グループの経営理念をベースに、Tokio Marine Xの設立経緯や目指す姿を踏まえ、創業メンバーで複数回の論議を重ね決めていきました。まずは社長と担当者で話し合い、その後役員や親会社である東京海上日動の意見も聞きながら最終的に現在掲げている経営理念に決定しました。

Tokio Marine X少額短期保険株式会社
経営理念

ーー経営理念を策定する上で特に大切にしたこと、拘ったポイントがあれば教えてください。

橘田 「創造する(創る)」、「ビジネスパートナー」という言葉です。
まず、「創造する(創る)」について。
Tokio Marine Xは、東京海上グループにおいて、R&D機能を担っています。保険のデジタル化に必要な機動性・R&D機能を保持しつつ、R&Dの成果をグループに還元することで、グループ全体のデジタル化のスピードと打ち手を増やすことをミッションの一つとしています。こうしたミッションのもと、「”常に創造と革新に挑戦する企業風土”を創りたい」という社長の強い想いがあり、「創造する(創る)」には、それに賛同した創業メンバーの想いと意気込みが込められています。
次に、「ビジネスパートナー」について。
以前の記事「Tokio Marine X誕生の背景」でも触れていますが、Tokio Marine Xは、多くのお客様を抱える企業(ビジネスパートナー)とクロスオーバーし、新しい価値を世の中に提供していきたいと考えています。ここでいうビジネスパートナーには、共に商品を開発し販売する企業のみならず、Tokio Marine Xのシステム基盤や事業運営を支えてくださっている企業も含みます。Tokio Marine Xが目指す姿を実現するには、ビジネスパートナーとの共創が不可欠であり、経営理念にも明確に掲げることにしました。

▼「Tokio Marine X 誕生の背景」の記事はこちらからご覧ください。

ーー経営理念を策定して、何か気づきや感じたものはありましたか。

橘田 経営理念の策定は、会社を立ち上げることをミッションに集められた創業メンバーたちが、“初めて各自の想いを本音で語り合えた場”となりました。一つ一つの言葉に対する捉え方が、これまでのキャリアや担当職務、個人の価値観などによって多種多様で、Tokio Marine Xの“Diversity”を実感しました。例えば、“変革”でなく“革新”、“貢献”でなく“創造”という言葉を選択したい、といったように、各自がTokio Marine Xに込める想いや、Tokio Marine Xの事業活動を通じて実現したい未来を言語化し、持ち寄り、最終形にたどり着くまでに何度も論議を重ねました。
また、自分の意見を言語化することにより、相互理解が深まっただけでなく、それまで気づいていなかった自身の想いに気づく・・・、なんてこともありました。開業に向けてOneチームで取り組む上で、経営理念の策定というビックイベントは、チームの結束力を高めるとても貴重な時間であったと思います。

経営理念の体現・浸透には対話の量も必要

ーー経営理念を体現するために、日頃どのようなことに意識して取り組まれているか教えてください。

小野寺 経営理念の中に“仕組みの構築に挑戦”とありますが、それぞれの部署がそれぞれの切り口で懸命に取り組もうと奮闘しているのを実感します。商品開発やマーケティング・オペレーションのR&D、システムのR&Dなど、各部が既存の仕組みだけでなく、0から新しい仕組み作りに挑戦しています。私はビジネスデザイン部として、再現性とスケーラビリティを意識してオペレーションの構築・設計に取り組んでいます。正直悪戦苦闘しています(笑)が、取り組む過程で、「そのルールはお客様にとってメリットがあるのか?」「そのフローにしたらビジネスパートナーにデメリットはないか?」と、自然と経営理念に立ち返った論議が、社員だけでなくスタッフさんも含めて出来ているなと感じております。

実際にフロント対応をしていただいているビジネスデザイン部のスタッフさんの声も聞いてみましたので、紹介させてください!
『毎週「CX定例会」を開催し、カスタマーサポートにおいて不明点や疑問に
思ったことを共有・論議したり、カスタマーサポート領域以外にも、約款解釈やLP・加入フォームなどのUIUXにおける改善点等の意見出しを行い、最適な顧客体験を探求しています。会議の名前も、「CS(カスタマーサポート)定例会」ではなく、お客様に心地よい顧客体験(CX)を提供することを目的に「CX定例会」と名付けられており、まさに経営理念や社名に掲げられた「X」の意味を体現していると感じます。』

ーー開業から約10か月経過しました。どの様な時に経営理念を体現できていると感じますか?

矢津 開業して間もないこともあって、ビジネスの面から経営理念を体現するにはもう少し時間がかかりそうです。今は来る飛躍の時に備えて、健全な事業運営の基礎となる内部統制強化を急務としており、従業員一丸となって日々の業務に取り組んでいます。少数精鋭であるがゆえに部門間の壁は薄く、コミュニケーションツールの充実もあって従業員間の連携は有機的です。加えて、皆が相互に心理的安全性の確保を意識しており、共通の目的に向かって“自由闊達”に議論できていると思います。もちろんつらい場面も多くありますが、声を掛け合い、支え合いながら一歩ずつ前に進んでいる・・・そんな状況に経営理念の体現を感じています。

ーー経営理念の中で、「Tokio Marine X らしさ」はどんなところだと思いますか?

小野寺 “新しい安心・安全を創る“ことに挑戦している・挑戦できるのが、Tokio Marine X らしさだと思っています。ビジネスデザイン部の領域でいくと、ビジネスパートナーと共に商品を企画するという商品開発プロセスそのものを変革することに加え、新たな顧客体験、UI/UXなど今まで保険会社として不得意領域であったクリエイティブ性やデザイン性にも拘っていくような創造性を意識していくことに挑戦しています。
 
また、個人的に感じていることですが、メンバーがナチュラルな人間性の持ち主たち(笑)で、個性的で凝り固まった価値観がないなと感じています。それぞれのトライ&エラーを責めることなく、必ずそこから示唆を得て、次に繋げようとする心意気も、Tokio Marine Xならではでないかなと感じます。
 
そして社長も含め、東京海上グループの中で平均年齢が低く、中堅・若手社員が切り盛りする会社でもありますので、ある種経験がないからこそ過去の成功体験に固執することなく、新たなアイディアが産まれるし、お客様目線に立った本質的な課題に気づくこともあるのだなと感じています。

▼「UI/UXデザインのワークショップ」開催の記事はこちらからご覧ください。

経営理念とは迷った時のコンパスである

ーー最後に皆さんにとっての経営理念を一言で表現してください!

矢津 前に進むための大義名分です。Tokio Marine Xの経営理念は、自分たちが作ったものだからこそ納得感がありますし、合意形成のベースになっていると感じます。

橘田 迷った時の“コンパス“です。私はTokio Marine Xにきて、初めて部長(経営メンバー)というポジションを経験させて頂いています。これまでの担当者時代でも判断しなければならない局面はありましたが、経営メンバーの立場で判断した経験はなく、日々その重みと難しさを痛感しています。会社全体として新しい領域にチャレンジしていることもあり、正解が分からず判断に迷うことも多いですが、そんな時こそ経営理念に立ち返るようにしています。
また、経営理念を意識すると、それまで複雑だったことがシンプルに見えてきたり、メンバー間で意見が異なりなかなか結論が出ない時も、経営理念を判断軸にすると自然とベクトルがあってくる、そう感じることが多いです。


ーーインタビューを通じてTokio Marine X の経営理念には創業メンバーの熱い想いが込められていることが、ひしひしと伝わってきました。メンバーが論議を尽くし、一人ひとりが納得感を持っている経営理念だからこそですね。
今後Tokio Marine Xが様々な保険商品を通じて、“より豊かで快適な社会生活を創造”していくのが楽しみです!

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