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自殺した先輩は成仏出来たのでしょうか?


こんにちはトクです。本日もお読み頂きありがとうございます。

今日は私の見た不思議な夢の話をしたいと思います。最後までお読み頂ければ嬉しいです。

よく亡くなった人や亡くなる直前の人が、夢枕に立つと言う話しを聞くことがあります。


私にも亡くなった父が夢に出てきて、人生について議論している夢を見た事もありますが、忘れられない夢がひとつあります。


父とは生きるとは何かを議論していました。父は私に「生きるとはいかに死ぬかだ」と語りました。



生前にはあまり仲が良くなく、二人で語ることなどなかったのですが。



話が横道にそれてしまいましたが、忘れられない夢の話に戻しますね。


それは、自殺してしまった先輩職員が夢枕に立ったことです。


その人とは、幼稚園から高校、職場までずっと同じでした。


私が、彼の後をずっと追いかけて来たような感じでした。


と言っても、小さい頃から仲が良かったわけではなく、高校生の時も話しをしたことがなかったのですが。





そして、私が29歳の時に同じ係で働く機会に恵まれました。それはちょうど私が結婚した年のことでした。


自分の意見は、ハッキリと言う人でしたが


「俺は1年間は何も言わないよ。そのかわり来年になったら言いたいことは言わせて貰うから」と私に話してくれました。


その数年後に私はうつ病を発症して入院することになりました。


仕事から離れるのが目的で入院したので、係の職員は面会謝絶にしてもらっていました。


しかし、彼だけは「俺なら良いら?」と、言いながらお見舞いに来てくれたのです。


他の職員が来ると、どうしても仕事のことを思い出してしまい、早く職場復帰しなければと、焦ってしまっていたのですが


彼のお見舞いの時だけは、気を使わずにすんだのです。


その彼が仕事のことで悩み、自殺してしまいました。


彼が43歳で私が42歳の時のことでした。彼の責任ではないことを、背負いこんでしまった結果の自殺でした。


私は悔やんでも悔やみきれませんでした。


お葬式には出席しましたが、精神的ショックが大きすぎて、吐き気に襲われ式の途中で、失礼してしまいました。


その彼が、その後何年ぶりだろうか、私の夢枕に立ちました。


その頃は、とくに彼のことを思っていたわけではなかったのでビックリしました。


夢の中で彼は私に言いました。「時間がかかったけど、俺やっと癒されたよ。やっと癒された・・・」


彼は私にそれだけ告げると、背を向けて歩き出した。


だんだんと離れて行く彼の後ろにいるを見ながら


「あーやっと癒されたんだな。長かったが、これで彼もやっと成仏できるのかな」と思ったのです。


それ以前も彼は夢の中に何度も出てきたことがあります。


しかし、どの夢の中でもわたしが彼に話かけても彼は無視するばかりです。


ですから、夢の中で彼の声を聞いたのはこれが初めてのことでした。


今でも忘れられない強烈な夢です。


たかが夢かも知れませんが、この夢を見てから私の気持ちにも変化がありました。


それまでは、彼を自殺に追い込んだ周りの職員や上司を恨んでいたんですけど


彼が癒されたなら、それで、もう良いかって思えるようになりました。


この夢で本当に癒されたのは、彼ではなく私だったのかも知れないと今になってそう思っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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