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これからの時代に必要な「賢さ」を身につけよう♫

1、受験とは運動会


走るのが速い子が運動会で1等になるのと同じで、受験も勉強が得意な子が偏差値の高い学校に合格できます。


運動会も受験も生身の体と頭脳を使って競い合う点は同じです。


足が速くない子でも、ある程度練習すれば少し速く走れるようになり、勉強が苦手な子も、いっぱい勉強すればある程度は良い成績を取れるようになりますが、天才的な能力を持った子と普通の子が何のハンデもなく競ったら、やはり才能のある子の方が勝つに決まっています。


  2、同じフィールドで戦わない


100mをウサインボルトよりも速く走るためには、どうしたら良いでしょうか?ほとんどの人が勝てるわけがないと思ってしまうかもしれませんね。


ですが、ゴールに速く到達することだけを考えた場合はどうでしょうか?
車やバイクを使ってボルトよりも速く到達できると思いませんか?

陸上競技場というフィールド内でルールに従って競争するとボルトに負けてしまうのです。


受験にも同じことが言えます。


記憶力が抜群に良い天才たちと「よ〜いドン!」で競うのですから、同じ条件で、かつ同じフィールドで戦うなら確実に負けます。


ですが、もしも受験というフィールドを飛び出して、超難しい英文解釈や激ムズの数学の問題を解くということだけに焦点を当てたらどうでしょうか?

AIを使ったり、ネットで検索すれば、その天才を追い抜いて即座に答えを導き出すことができます。


つまり、戦う場所を変えることでバイクを乗りこなせる人がウサインボルトに勝ち、受験というフィールドの外に出たら、AIとネットを素早く使いこなせる人が圧倒的な強さで勝てるのです。


  3、これからの時代の「賢さ」とは


受験というシステムは、もう何十年も変わっておらず、いささか古くなっています。

逆に言えば、それだけ長く続いているものには攻略方法があるということです。

それを教えるのが私の役目の一つで、如何に子供たちにその攻略方法を実践させるかに注力しています。


しかし、その一方で、受験は「運動会」と同じイベントであり、所詮一過性のものなので、社会に出たときに必要な実践的な知識やスキルは、受験勉強ではほとんど身につかないという事実も伝えなければいけません。


ですから、受験勉強が終わった後のことを考えて、社会に出るための心構えについても子供たちに教える必要があると思っています。


その中の1つが「本当の賢さ」についてです。

受験というフィールドで戦うなら、記憶力を武器に戦うというルールがありますが、社会に出たら、ほぼルールなしの大乱闘です。


つまり、使えるものは使い、新しいことを取り入れた者が生き残っていきます。


ですから、受験のように何でもかんでも自分の頭の中に記憶しておくのではく、スマホやPCにデータを入れておいて、素早く引き出せるようにすれば良いのです。


複雑な計算もコンピューターに任せればいいのです。


調べ物は図書館ではなく、インターネットを通して世界の情報にアクセスし、必要なものを探し出せば良いのです。

文章、動画、画像、学習計画、新しいアイデアを創出するには、AIに手伝って貰えばいいのです。


このように従来の作業を効率化できるものがどんどん出てきましたので、これからの時代の「賢さ」とはスマホやPCといったデバイスを如何に有効活用できるかにかかっているというわけです。


デバイスをうまく使うことで、凡才も天才になる可能性があり、非力な人もサイボーグみたいに無敵になれる時代に突入したということです。


従来の暗記中心の勉強は、受験終了と同時に”お役目ごめん”なのです。

この事実に子供たちは気づく必要があるんです。


  4、デバイス活用で差をつけろ


小学生のうちからネットで検索する能力を身につけて欲しいというのが、私の切なる願いです。


ですが、多くの小学生は、文字入力の方法を知らなかったり、アルファベットを知らないなど基本的な知識が全く身についていないケースが多いんです。

この時代にネットを使いこなせない段階で「大損」していることを親たちは自覚しないといけません。


確かに有害なサイトはあるにせよ、フィルターをかけたり、親子が一緒にネットを使えば、そういった類のサイトに誘導されることはありませんので、無用な心配をせずに、積極的に子供に使わせるべきです。


小中学生の時にほとんどネットに触れなかった子が高校生になってから本格的にPCに触れるというケースもあります。


今は高校入学と同時にChromブックのようなタブレット型PCを強制的に???・・・購入させられることが多いのですが、実は学校側によってインターネットへのアクセスがかなり制限されていて、まともに検索することもできなければ、アプリのダウンロードすらできません。

高校生になってからキーボードに初めて触れるという極めて遅いデビューの上に、ネットのアクセスに制限をかけられるというのでは踏んだり蹴ったりで、もうこの時点で他の子供たちと大きな差が出ています。


学校によってはAIの使用も禁止してますが、これほど愚かなことはなく、子供たちを原始人に育て上げたいのかと思ってしまいます。
(どこかの知事もAIの使用を禁止していましたが・・・苦笑)


勉強が苦手の上にスマホ、パソコン、AIの有効活用を知らないというダブルパンチでは、さすがに厳しい・・・。


親の皆さんにも出来るだけその有用性について学んでもらいたいです。


少なくとも私が指導している子供たちにはデバイスとAIの知識をしっかり伝えていきたいです。


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