「中1ギャップ」を知っていますか?
1、「中1ギャップ」とは
新入生は、みんな表情が明るくてウキウキしていますよね。登下校も元気よく歩います。
ところが2〜3ヶ月後。
ゴールデンウィークを過ぎたあたりから、うつむき加減で学校へ向かう子が多くなっていきます。
これは、いわゆる「中1ギャップ」という現象です。環境の変化や思春期の心身の変化が重なり合あって生じているものです。
2、原因
その原因としては、やはり勉強量の多さや難易度、テストや学期末の評価で自己肯定感を下げてしまうことと、新しい友達との関係性や部活や宿題など自己管理を求められることへのストレスも重なっています。
さらに思春期は、他人を意識するようにもなります。そして他者と自分を比べ自己イメージに悩むこともあります。
こういった要因が複雑に絡み合い、問題を処理しきれずに気分が沈んでいくのです。
3、陥りやすいパターン
中1ギャップに陥りやすいパターンがあります。それは学校に通う目的・目標がないことです。
勉強を頑張りたい!部活を頑張りたい!友達と楽しく過ごしたい!
このように中学校へ通う意味づけができていればいいのですが、目的や目標がないと徐々に通学が辛くなっていきます。
さらに深刻な状況に発展すると不登校になることもあります。
これは1つの一例ですが、中1ギャップに陥る子供たちのほとんどが、ただ何となく学校に通っているというケースが多く、これに加えて「体力がもたない」「精神的なストレスを感じやすい」という要素が重なると、成績の低下や学校への行き渋りに繋がっていきます。
4、対処方法
中1ギャップに陥った時、何か目標を持たせたら元気になれると思うかもしれませんが、いきなり目標を持たせることは不可能です。
まずは、休ませることが大切です。
学校を休ませるのもいいですし、部活を休ませるのもいいですし、宿題もやらなくていいです。とにかく、中1ギャップの悪循環のループを断ち切ることが大切。
たとえ不登校になったとしても、無理に学校に通い続けて体を壊したり、精神を病んだりするよりはずっと良いです。
中には自殺というケースも十分にあり得ますので、無理は禁物です。
こういった場合は専門家に相談するのが一番よく、SNSの情報や経験のないママ友の話を鵜呑みにせずに、お子さんの個性に合わせて適切な対処方法を提案してくれる人に頼るのが良いでしょう。
もちろん特進アカデミーでも、ご相談を受け付けております。
「中1ギャップではないか?」と思った時、早めの対処が功を奏しますのでズルズルと問題を引きずらずに、まずは専門家に相談しましょう。
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