マトリカリアという花
お花屋さんは秋の気配。
ただ秋の切花が入ってくるだけではない。
全体的なお花の種類も増し増しになるし、
夏の盛りに姿を消していた、お求めやすい小さな花たちが戻ってくるのだ。
(真夏の暑さだと、出荷量も少なくなるみたい)
利休草やセンニチコウ、
ブルースターやオンシジウム。
大きいものだと、
グラジオラスやカラーなども。
ひとつひとつ、入荷される度に
(おかえりなさい! 会いたかったよー!)となんだか感動してしまう。
それくらい、夏の高温は切り花の生育にも持ちにも大打撃で、お店がスカスカに見えてしまうくらい置いてある量が減ってしまう日も少なくないのだ。
今回の題名にあるマトリカリアも、戻ってきたお花たちのひとつ。
本当に鮮度が命のお花で、晩夏のダリアと同じくらい扱いが難しい。
だけど。
花束に入れると自然派な可愛さが溢れ出し、
どんな場所に飾っても優しく馴染む。
どさっと飾ると爽やかで仄かに甘い香りが漂い、草原にいるような安らぎを感じられる。
本当に優秀で、ナチュラルな雰囲気やボタニカルテイストが好きな人にはたまらないお花。
今の時期なら、
クルクマ
フロックスグリーンレディ(プフレでも◎)
ドラセナ サンデリアーナ
センニチコウ
コスモス
ブルースター
とかを組み合わせて、幸せオーラ満載のボタニカルブーケが作れちゃう。
飾るなら、
① 円柱形のビンに利休草を入れて先端を軽く瓶の中に入れる(花冠みたいなイメージ)
②花冠の真ん中にマトリカリアを活ける
これだと短くても長くても、とっても可愛くておしゃれ。
ただし、注意が必要なのはマトリカリアの選び方。
×花や葉がくすんだ色になっている
×花びらが結構落ちてしまっている
×葉がしおしおしている
◎緑が濃くてまだ蕾もあるもの
◎終わった花を切った形跡がないもの
お安いと1本165円くらいで買えてしまうのも魅力。
ぜひ手に取ってみてください!
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