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電気シェーバーから世界史を考えてみたり、エシカルを考えてみたり

かなり筆が止まってしまいました。書きたいネタはたくさんたまってるので、またそろりそろりと書いていきたいと思います。

さてさて、ぬいぐるみ好きなんて名乗ってはいますが、筆者はバリバリに30代のおっさんです。そりゃぁもちろん、ひげも生えます。今回のアイキャッチは「ひげ」でみんなのフォトギャラリーを検索した中で一番かわいいのを使ってみました。

電気シェーバー買ってみた

大人の男性のみたしなみとして必要不可欠なのがひげそりです。まぁ一般社会人の8割くらいは日課にしていますよね。筆者も当然日課にしていたワケですが、今までT字カミソリを使っていました。

女性には伝わりにくいかも知れませんが、T字カミソリの方が電気シェーバーに比べて深剃りしやすいんですよね。その分、T字カミソリは肌荒れしやすいって側面もあって、最近肌荒れが気になる筆者は肌荒れ防止に電気シェーバーを買う決意を固めたんです。

さて買うと決めたら、どこのメーカーを買おうかを徹底的に比較検討するクセがある筆者は、いくつかのメーカーの製品を買おうか色々調べみました。調べた結果、「何が合うかは人による」という至極当然の答えが導き出されて、「使ってみないとわからんな」という結論に至ります。

さてそうしたら、一回なんとなく好みで買ってみるか。

フィリップスにしたその理由

性能でなく好みで買うとなったら筆者的にはフィリップスで即決めでした。それはなぜか。デザインとか、海外メーカーの方がかっこいいからとかではない理由がありました。

それは「フレデリック・フィリップス」というかつての社長と、「ヤン・ズヴァルテンディク」という社員の存在です。

うん、読んでる人の9割からの「誰だよ、そいつ」って声が聞こえてきますね。

この2人は第二次世界大戦中、ドイツ占領下のオランダで、迫害されているユダヤ人を軍需物資の増産を口実に雇用して、フィリップスの工場に従業員としてかくまうことで命を救った2人なのです。下手すると自分の命も危ないような時代に、縁もゆかりもないユダヤ人を救うことに奔走できたけっこーとんでもないレベルの正義の人。

2人とも戦後にはイスラエルから『諸国民の中の正義の人』という称号を受け取っています。ちなみに日本人でこの『諸国民の中の正義の人』を受け取っているのは杉原千畝ただ一人です。

なんかこのエピソードを知ってると、ほかのメーカーよりもフィリップスの電気シェーバー買いたくなりません?

誰かの役に立った人が報われるように

べつに筆者はユダヤの関係者でも何でもないし、特定の宗教に入ってもいません。ただこの辺りの近現代史にちょっと詳しいので知っていただけの人です。このエピソードを知っていて、むしろなんなら今回のnoteを書くネタになりそうだからフィリップスの電気シェーバーを選んだって側面が強いです。

でもまぁ自分たちがユダヤ人を救った功績を理由にフィリップスの電気シェーバーを購入した人が一人でもいるって知ったら、あの世で「フレデリック・フィリップス」と「ヤン・ズヴァルテンディク」の2人も喜んでるかなーって思ったりします。

なんかいいコトやった人が報われる世の中にしたいなっと思うと、こーいう理由で買うもの選ぶのも何かの役に立つかなって思うのです。

最近はエシカル消費って言葉もあったりします。ちょっとした金額や製品の違いも大切ですけど、こーいう選び方もありなのかなっと思った買い物でした。


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