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メタ学び 〜ぬか漬けに学ぶ。学びの発酵〜

メタ〇〇という言葉をよく聞くようになった。


「メタ認知」は、心理学分野では昔から研究されていたそう。最近は教育やビジネスで注目されている。

メタ認知とは「自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知すること」

「メタ知識」は、数年前の東大入学式の祝辞で使われたことで話題になり、なるほどと思った記憶がある。

大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身に付けることだと、わたしは確信しています。知を生み出す知を、メタ知識といいます。そのメタ知識を学生に身につけてもらうことこそが、大学の使命です。

メタとは、「高次の、超、〜を含む」の意味。
通常よりひとつ上の階層から俯瞰するというイメージ。


❆ ❆ ❆


仕事で得た経験やスキルはとても重要。
資格勉強を通じて得た知識もとても重要。
そして、得られた経験・知識・スキルを次の仕事に活かす。なんて素晴らしい。

ただ、もっと可能性があるはず。
より汎用性を上げるというか、他の分野にも応用できるのでは?
新たなアイディアの種になるのでは?
そんでもって人生を豊かにできるのでは?

資格を取るために生きている。目の前の仕事のために生きている。それならば、こんなこと考えなくてもよいのかもしれないけど。
自分は、仕事での学びを暮らしに活かしたいし、日常の学びを仕事に活かしたい。


❆ ❆ ❆


認識とメタ認識、知識とメタ知識。それぞれ、モノ自体が何か異なるわけではない。モノ自体は同じ。
それを自分の中でどう捉えるか。他のものごとと結びつけられるか。どれだけ抽象化して、どれだけ具体化できるか。
この行程こそがメタ化すること。(と勝手に思っている)

おそらく、メタ化習慣がある人は自然にやっている。瞬時に自分の頭の中だけでできる人もいるはず。
ただ、慣れないうちは時間もかかるし、自分一人では難しいときもある。

それをじっくり行う場のひとつが「学びを学ぶ」。
・自身の学びを認識する・言語化する・形式知化する。
・他者の視点・意見を受けて、何を思うか・感じるか。
・他者の学びとの共通点・相違点から、何を思うか・感じるか。
・改めて自身の学びを振り返る。
これらの行程を通じて、ひとつの単なる学びから人生を豊かにする学びになる!?

学びを学ぶの目的は、まさにメタ化。(と勝手に思っている。)
そして、メタ化こそが「発酵」。
と、これまた勝手に思っている。


発酵させるには、やはり”心のゆとり”が必要な気がする。
すると、以前の記事にも繋がってくる。

そんな発酵を待っている時間も愉しいはず。


学びを「メタ学び」に発酵させて、人生を豊かにしたいものですね〜


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