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"便秘解消の道"お腹の調子と大腸がん


前回に引き続き、今回も腸についてお話をしていこうと思います。

お腹の調子と大腸がん

一般的に男性は下痢になりやすく、女性は便秘タイプの人が多いと言われています。

研究データでは、男性の約30%が下痢気味で、女性は男性よりも下痢気味の人が少なく、便秘気味の人が多いとあります。

大腸がんに関するデータでは、下痢をしている人よりも、便秘をしている人の方が大腸がんになりやすいとあります。

なぜ便秘の人が大腸がんになりやすいかというと、便秘によってお腹の中に溜まっている便の中にある発がん性因子が腸壁の細胞に働きかけて、変異を起こして発がんを促進するということです。

2019年のデータ

統計の不思議

大腸がんは男性が約90000人、女性は約70000人と、男性の方が20000人多いです。

総務省のデータでは、2019年の日本の人口は1億2616万7000人で、男性6141万1000人、女性6475万6000人と、女性が334万5000人多く、さきほどのデータでは便秘の女性の方が多いとあります。

しかし、大腸がんは男性の方が多いのです。

90000人と70000人で20000人の差は大きく見えると思いますが、人口の6000万人に対して20000人くらいの差では、ほぼ誤差の領域ではないか?と考えることもできます。

誰にでもある宿便

私は仕事柄、お腹の具合や便通なども研究をしているのですが、一般的に毎日快便という人でも、1日3食をしている人は、おそらく腸内に便がない、空の状態の時がありません。

また、腸自体に癒着している部位があったり、股関節や背骨のゆがみによって、腸が麻痺状態になっており、腸管の蠕動運動(ぜんどううんどう)ができていなかったりすれば、なおさら腸の壁に便がこびりついていたり、便が出きってない状態となるでしょう。

私はかれこれ20年ほど、一日一食(カロリーにすると約1000kcal)で、ほぼ毎日"洗腸"をしています。

もちろん、うっ滞した便の量が多い人の方が、そうでない人に比べて大腸がんのリスクは上がるのかもしれませんが、そもそもほとんどの人のお腹の中にある宿便の存在が問題なのではないか?と私は考えています。

簡単に宿便を排泄したいのであれば、水酸化マグネシウムがとても効果的です。
※水酸化カルシウム(にがり)ではありませんのでご注意ください。


個人に合った用法や宿便排泄のアドバイスなどは、六本木 神雲整体でおこなっておりますので、いつでも気軽にご相談ください。

便秘の様々な原因

アルコール
お酒を飲みすぎると便秘になりやすいので、個人差はありますが日本酒なら2合くらいのアルコール量が適切と言えるでしょう。

食べ物
食物繊維の摂取が少ないと、便の量が少なくなり便秘になりやすくなります。例えば、キャベツなどの野菜、コンニャクや寒天などを摂ると良いと思います。ちなみにゼリー(ゼラチン)は、動物の皮膚や骨、腱などに熱を加えて抽出したものですので食物繊維ではありません。

遺伝
便秘タイプの人と、便秘タイプでない人は、遺伝が関与していることがあります。1ヵ月以上便秘をしているような人は、お腹の中の便が石のようになり、外科的に取り除かなければならない状況になります。

腹筋
女性は筋力が弱いので、便を出す時の力み方が足りないことがあります。

腹筋は6パックなどと言われていますが、それは誤りで、本当は8パックです。排便に有効な一番下の左右の腹筋を鍛えるには脚上げをおすすめします。

下腹部の腹筋法(脚上げ)

写真のように仰向けになり、つま先を天井に向け、両脚を床から10cm上げて10カウントし、一気に力を抜いて床に脚をストンと下ろします。下腹部の腹筋が弱い人は5カウント1セットから始めましょう。

疲労を蓄積させ、命を縮めるような筋トレは推奨しませんが、日常生活がより良くなるような運動法は指導しておりますので、わからないことがあれば、いつでもご連絡ください。

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