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#10 鍼灸師は医療従事者?

昨日の実技室開放中(先生の監督の元、学生たちが実技の練習をできる時間)に、もう何度も共に練習しているクラスメートと対人練習をしていました。
いつもは浅い鍼で、置鍼をするのですが、昨日は時間がなく、でも患者役のクラスメートは辛そうだったので単刺で背中に鍼をしていました。

そうやって練習していると、とことこ先生がやってきて、のぞきこんでくるので、なんだろう…と思って、先生は「いや…なんでも…続けて。ただ、背中は危ない所だから、おしゃべりしながらやってたからね、注意してね。」とおっしゃいました。私は慣れてるクラスメートととの練習で、背中という気胸が起こりかねない大事な所をお喋りしながら施術していたのです。

3年生にもなると、こんな大事なことも忘れてしまうのかと。自分でも自分に驚きました。

月日が経つと、慣れてしまうのです。
昨日の出来事は、改めて身が引き締まる思いがしました。

最近思うのは、鍼灸は医療なのか。リラクゼーションなのか。

答えは医療です。どうして上のような考えが頭に出たかというと、鍼灸だけでは治せないじゃないか。と思うからです。でも、そうではなかったのです、鍼灸師は患者さんに寄り添い、手助けをする、まさしく医療者です。
結果として治るか、治らないか、改善するか、しないか、というだけです。

鍼灸師は身を引き締めて、医療者というプライドと責任を持たなければならないと感じました。

今日はこの辺で。

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