2019.10〜12月に読了した本(ブランディング類多め編)

10〜12月読んだものを記事にしようとして机にためこんで崩壊寸前なので(積読もある)一気に消化します。
10〜12月はBLAMのコンセプト決めをするにあたり土壇場で本を読んでたどり着けたのでコンセプトやブランディング類が多いです。

ブランディングとは、を知るために。
「ブランドとは、見え方のコントロールである」
「センスとは、集積した知識をもとに最適化する能力である」
は、とてもブランディングの話をするにあたって手助けになりました。
実際のプレゼン内容(プレゼンしないことが最高のプレゼンとも言っていた)やセンスを活用した事例はすとんと入ってきて楽しかったです。
水野学さんの本はそこそこ読んでいたのですが、全部一度読んでみようと思います。

ロングセラーが長く続いている理由を聞く本。「つくる」「売る」「流行」「つづく」の観点でそのロングセラーの理由を探る。
ナガオカケンメイさんご自身もこの中で出てくるロングセラーな商品たちも擬人化すると、形違えどみんないい人なんだなと思いました。
作りたいものを作ってきちんと売る、ということには、一過性の、その場しのぎの、ビジネス観点で、ではなく誠実さが不可欠で、「こうしときゃいいじゃん」みたいな馬鹿にした人が馬鹿だなと思わせる一冊。
多くの人のマインドをみれるので説得力がありました。

もともと私が携わっていたサービスは、すでに自社フォントが作成されている大手のスポーツメーカーだったので、フォントに関して知識が乏しく独立してからすごいダメージを受けました。
フォントを簡単に体系的に知ることができるので初心者には本当おすすめ。
まだ記憶定着していないので、机のそばにいてもらいそうです。

中長期計画に参加させてもらうにあたり緊急を要してとりあえず買った一冊。これだけじゃ全然及ばなかったけど、何が言われているのかはわかったのでギリギリセーフということで...。1時間半くらいで読み終えたので、とりあえず会社って何だ?何やってんだ?って知るためにはおすすめです。

任天度のWiiを開発した方の、開発するまでのコンセプト作りを書いた本。
コンセプトは世界を良くすると同時に、あなたがしあわせに生きられる方法。であるため、母国語の文字20字程度の言葉で伝わる状態を作らないといけない、というところが特に参考になりました。(割と冒頭の話です)
そのほか実際に行われた(のかな?)コンセプト決定の流れも参考にさせてもらったり、Wiiという製品を通してコンセプトがあったからブレないんだ、という確信も得られたりしました。例えがわかりやすく、ゲーム好きならもっと響くと思うのでぜひ読んで欲しい。

非エンジニアの方達に開発やデザインの重要性を伝えるには、非エンジニアの方達が必要としているITスキルが何かと思っているかを知る必要があると思って読んだ一冊です。ターゲットじゃないので割と知っているな、ということが多かったのですが口説き文句で利用しようと思います。

世の中にはこんなに頑張ってデザインを説いている人たちがおるんや...と勇気づけられまして、本書にあるデザイン思考をなぞってコンセプト決めをしたのでとても参考にもなりました。
すでにできているのに!言語化するのが下手で先にとられている風になっているのもったいないよ!と言っていて、確かにもったいない...と思いました。と、同時に日本がどれだけ優れているというのか、を知るために海外を知る必要もあるな...と思わせる一冊でした。日本に固執する気は全然ないけど素敵な国に住みたいし、住んでいるなら理解したいのう。


昔から言っているのだが、他人の目を気にする人は"おとなしくて奥手な人"などでは絶対にない。心の中で他人をバカにしまくっている、正真正銘のクソ野郎なのである。その筆頭が何を隠そう私である。
(中略)
自分の生き辛さの原因のほとんどが、他人の否定的な視線への恐怖だった。その視線を殺すには、まず自分が"他人への否定的な目線"をやめるしかない。

とてつも響いた言葉でした。何を隠そう私もそうだからです。
最近この感覚は減ってきたと感じているけど、逆に気にしている人を見ると、まだその位置にいるんだ、かわいそう。とまたもや見下しクソ野郎になりかけているので気を付けなければならないです。
ポジティブになっていった元ネクラの人の話は浸透度が高くてありがたい。(星野源さんもそうです)
この読書後わりとすぐに結婚報道があり、初めてロスしました。

「らしさ」を伝えるブランディングの必要性や、視覚コミュニケーション威力、ハイコンテクストな言語の日本で伝わるように伝える意味の重要性等々をわっかりやすく知れました。むちゃくちゃ読みやすくてポストイットが一番はられています。この中から説得材料にしたものが一番多かったです。
海外の人の意見が参考になるのは、前職での海外の人のデザインの理解度や重要性が高かったからなのかなと思います。その方たちの当たり前の信念が、日本内のサービスになると全然伝わらなくて驚きの連続のここ1年半です。当たり前を言語化するのが日本にいるデザイナーの役割だと認識できました。

コンセプトやブランディングを勉強すると必ず出てくるインナー・ブランディングを詳しく勉強するために購入した本。
チームという定義が煩雑としていて何をよしとするのかわからなくなった時に出会って、頭ごなしではなく(サクセスストーリーは結果論なので信用できないマン)法則で落とし込めたことで腑に落ちました。
土壇場で購入して救世主でした...エンゲージメントの4Pはそのままあてはめて使わせていただきました...!(最高)

この記事きっかけに知りました。これもとてもよいです。


以上、10月〜12月編でした!ちょこちょこ読みが好きで読了にいたるまでのものが少ないことが発見。机を快適にするためにまだまだ読み進めます。

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