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入社して4ヶ月目にしたこと。

株式会社BesoでUIUXデザイナーをしているTommyです。

4ヶ月目の2022年7月のキーワードは、大きく2つが挙げられます。

デザインスプリント
Figmaのオフラインイベント

デザインスプリントを導入する

2022年6月から7月にかけて、ZoooU(Besoが開発している税理士向けプロダクト)では月次進捗とToDoに着目した機能開発を進めていました。

とりあえずサクッと実装してしまい、後から正式版の機能を用意していくという方針をとっていたので、デザインチームとしては正式版の画面UIをデザインしている状況でした。

当時、業務委託の方も含めた3名で以下のような流れで作業をしていました。

1. どんな画面が必要か洗い出す
 ↓
2. 各自、それぞれ自分のアイディアをFigma上にワイヤーを書いていく
 ↓
3. スプリントレビュー時にデザイン案を見せる
 ↓
4. 出た意見を参考に、修正やアイディアの統合を行いブラッシュアップする
 ↓
3と4を繰り返す

どこまで考えて手を動かせばいいんだ?…という状況の中で

この作業の仕方で課題だったのは以下になります。

・いつまでに何の画面をデザインするか明確ではなかった
・どこまで作り込んでユーザーテストをするか明確ではなかった
・今考えなくてもいい部分のUI案も考えていた
・エンジニアやPMからデザインチームの状況が見えにくかった

この頃、開発のスプリントは1週間単位で回っており、エンジニアの実装タスクは、今週分・来週以降と切り分けが明確になっていました。

一方でデザイン側の作業内容は、いつまでに何をするか、どこまでの内容を作るか、が明確に決まっておらず、いわゆる "なあなあ" な状態でした。

月次進捗・ToDoの画面デザイン案を作る、という
ざっくり粒度のタスク設定では、作業レベルとしてのゴール設定にはなっておらず、デザイン側のPDCAを回すサイクルのスピードが上がっていなかった
のです。

デザインスプリントを導入してみる

上記の課題を感じていた中で改めて着目したのが、1週間単位で回っている開発のスプリント期間です。エンジニアメンバーが1週間で実装をしてアウトプットしているように、デザインからも1週間で"何かしら"のアウトプットを出していくことに主眼を置くようにしました。

"1週間" "スプリント" といった言葉をキーワードを調べて出てきたのが、

デザインスプリント

です。

調べるとわかりますが、デザインスプリント自体はGV(旧Google Ventures)が開発した手法です。

実際の導入の取り組みやどのように行うかの説明は、いくつも参考のサイトがあるのですが、その中で特に参考にしたのがこちらの記事になります。

この記事の事例は、GV(旧Google Ventures)が提唱している内容から上手くそのエッセンスを抜き出し、自分たちデザイナーがデザイン作業を進める上でのスケジュール設定に落とし込んでいる、と思いました。

Besoで取り組みたいことにかなり近いと思ったので、
(実際のところほぼこれやん!って思いました笑)

特に1週間の中で行う作業内容の割り振りを参考にしながら、
プランニングからユーザーテストによる検証までのPDCAを1週間で回す
"デザインシステムBeso式" を取り入れてみました。

Day1:ミーティング(先週プランニングしたことの確認), デザイン作業
Day2:デザイン作業
Day3:デザイン作業
Day4:ユーザーテスト
Day5:ユーザーテスト, 振り返り, 翌週のプランニング

Besoでは毎週金曜日に開発チームでのスプリントレビューと翌週のプランニングを行なっているので、デザインスプリントもプランニングはDay5となる金曜日に持ってくるようにしました。

デザインスプリントやってみて

デザインスプリントを取り入れてみて、早速ですが効果を感じた点がありました。

!スプリント期間でできる内容にするのでゴールが明確になった
!ゴールが明確になった分、ユーザーテストで必要な内容が明確になった
!選択と集中がハッキリした

この期間でここまでするというゴールが明確になった分、ユーザーテストで必要なデザイン案も明確になったので、余分なことを考えないようになったと思います。

なので、当初感じていた課題は解決された感がありました!

エンジニアメンバーが使っているバックログにデザインチームのスプリントの内容も登録するようにしたので、他のメンバーからデザインが何をしているかも見えるようになりました!(デザインチームも自分たちが今何をしているかすぐ確認できるようになりました)

それに加えて下記の点もよかったです。
・毎週ユーザーテストを行うので、気づきを早期発見できるようになった
・チーム内の会話が増えた

チーム内でのレビューで話をしたり、ユーザーテストを踏まえてお互いに気づきを述べたり、することにより、シンプルにチーム内の会話量が増えました。

これはいい意味での副産物だったと思います!

(ちなみに2ヶ月後にはまた開発の進め方が変わるのですが、この7月時点ではいざ知らず、、でした。。)

Figmaオフラインイベント in 東京

さて、7月の2個目のキーワードがFigmaオフラインイベントです!

2022.7.27 東京の原宿でFigmaのオフラインイベントがあり、そちらに大阪から参戦してきました!

入り口付近
会場内

トークセッション、新機能リリースの情報、こういう使い方していますというtipsはもちろん参考になったのですが、個人的にはイベントで様々な方と話をし、繋がりを作れたのが一番大きかったです。

他の会社で、バリバリ最前線で活躍されているデザイナーの方に会う機会がこれまでありそうであまりなく、特にSaaSプロダクト界隈のデザイナーさんとはほとんど接点がなかったので、東京まで足を運んだ甲斐がありました!

Figmaの役員の方にCommunityの作り方の相談をして簡単なアドバイスをいただけたのもよかったな、と思います。普通に話しかけに行けたので、ラッキーでした!


そういえば、

写真を見て思い出したのですが、そういえば、、

記念すべき有料で使っていただけるユーザー1人目の受注が決まったのが7月でした!

おお!ってなったのを覚えています笑

1人目っていうポーズしてました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


参考:今回の記事の内容に関連するもの


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