Stand by you(スタンド バイ ユー)

いつも一緒にいたい気持ちがないといえば それは嘘になる。
きっと 傍にいられたなら 幸せに違いない。
それと同時に 依存してしまいそうな 自分が怖い。
こっちの想いだけが先行して 先走っているような そんな気持ちが拭えないのだ。
散々 悩んだ挙げ句に 自らが下した決断は『側で支える』だった。

(きっと これくらいが あの人と私との 距離感なんだろうな…)

諦めに似た乾いた笑いが込み上げる。
この選んだ距離感に 後悔はない。
いっそ選んで いい意味で 諦めがついた。

「考えて 悩んで したいことをしよう…」

私のカーナビの目的地を 検索して 設定する。
所要時間の表示はないが 到着までの距離だけは 数値とは違う形で 胸の中に表示されている。
誰も知らない 自分ですら 未確定な その距離だけは。
次 会う時は 最高の笑顔を互いにしながら 微笑みあうのだ。
そして 最大の想いと最高の瞬間を 共有する。
全く違う道の交差点で 想いを交差していけたなら 体の芯からポカポカするはずだから。
相手に残るかどうかは定かではないが 私の中には残る。
絶対 忘れない自信が 何故かある。
私達でしか 奏でられないハーモニーを その空間に伝播させてやるのだ。
たとえ 遠いどこかにいようとも その心の距離が遠くなるわけじゃない。
頭の片隅に あなたがいる限り 私の中から あなたが消えることはないのだから。
地球の裏側にいようとも 隣には あなたがいてくれる。
肩書きや名誉なんて どうだっていい。
日々を積み重ねてきた あなたがいい。
きっと ただ それだけなんだ。

※この文章は official髭男dism様の『Stand by you』を参考にさせていただいております。

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