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アメリカ人の作った抹茶アイスを食って感動する日本人というゆがみ

海外かぶれになると、日本文化を否定しがちだ。
おそらく、海外の文化に憧れすぎてるからだと思う。

海外でしばらく生活してみるとわかることだが、日本文化って素晴らしい部分が多い。
そして、そんな素晴らしい日本文化について、日本人としてきちんと説明できないもどかしさを感じることだろう。

日本の文化、海外の文化、と、全てひとまとめにして比較することはできない。
日本の文化の中にも、海外の文化の中にもそれぞれ良いものがある。
つまり、一つ一つ個別に良い部分を見ていくべきだろう。

日本人の、軍隊式的な教育方法については、私は常々疑問を呈しているが、ただ、軍隊式に教育してきたからこその日本人らしさ、良さもある。
例えば、日本人は集団行動が得意だ。スポーツでも、チームプレイが得意だ。

全てひとまとめにして考えるのではなく、こういう時にはプラスに、こういう時にはマイナスに働く、というような形で意見を述べる方が良いだろう。

私が初めてアメリカに留学した時、そしてホームステイした時、家の中に靴を履いたまま入るのに抵抗があった。
そこでホストファミリーに「日本では靴を脱いで家に入るんだ」と言うと、「それは良いアイデアだね」と言われた。これ、衝撃的でいまだに思い出す。

抹茶が好きなアメリカ人がいて、家で自分で抹茶アイスを作ってる人がいた。日本人の私よりも抹茶について詳しくて、ちょっぴり悔しかった。

なんでもかんでもアメリカやヨーロッパで流行ってることが全てイケてるとは限らない。
日本の文化の中にも、世界に誇るべきものがたくさんある。

真の国際人になるには、まず自国の文化を充分理解して、それを世界に説明できる、実演できる力が必要だ。
私のように、アメリカに留学するとなったときに、急いで、日本文化を英語で説明する本なんて買っちゃいけない。

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