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「南風の少女」

「南風の少女」 とも太郎(1994年)

乾いた街を抜け出し
君と二人 白い砂浜まで
道端彩る ブーゲンビリア
微笑み誘う 昼下がり

ヤシの木々を抜けると
青い空と海が待ってる
駆け出す君 追い掛ける僕
早くおいでと 波が呼んでる

 南風に揺れてる
 君の長い髪 白いスカート
 はしゃいで踊る 君の姿は
 今日までの憂いを忘れさせる

集まってきた子供たちと
戯れ遊ぶ 君はまるで天使さ
どんな時でも 夢を忘れない
そんな君が好きだよ

 南風に揺れてる
 君の長い髪 白いスカート
 はしゃいで踊る 君の姿は
 今日までの憂いを忘れさせる
 今日までの憂いを忘れさせる

◇◆◇

若い頃はみんなそうだと思うけど、
僕も沢山の女の子に恋をした。
大体は叶わぬ恋で、切ない思いをして終わるのだけれど(笑)

この詞を書いた頃、笑顔が素敵な女の子に恋をしていた。
彼女が微笑むと、そこにパッと向日葵が咲いたように世界が明るくなった。

人を好きになるというのは、素敵なことだと思う。
叶わぬ恋でも、やっぱり好きになってよかったと思う。

そういう思い出が、
何十年経っても僕の世界をほのかに照らしてくれる。

僕の人生も半世紀を過ぎた。
いろいろなめぐり合わせで独り身だが、
僕はまだ、恋など出来るのだろうか(笑)

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