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【介護施設】残業代(超過勤務)が生じる施設には、ルールは絶対に必要

こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。

先日こんなツイートをしました。

あなたの会社では残業(超過勤務)のルールが整備されていますか?

すこし前まで、『医療・介護業界でサービス残業は当たりまえ』という時代でした。

しかし、今は違います。

今そんなことしていたら職員はいなくなりますし、職員は昔より抵抗なく労働基準監督署に電話しますよね。

また、残業のルールがなければ、逆に「残業代稼ぎたいからこれやっとこ」なんて考えで、必要もない業務をし始めるかもしれません。

管理職サイドは「残業代はちゃんと払うけど、できる限り払いたくない」という思惑から、「今それ必要?」と常にスタッフの動きに目を光らせている人もいます。

でもそれって疲れますよね。

ということで残業にはルールが必要です。

それでは今回は"残業"についてお伝えします。

私は作業療法士として6年病院で勤め、その後デイサービスで管理者を4年、そして今はグループホーム・デイサービス・ヘルパーステーションの統括部長を兼務しています。

日々忙しく働かれている皆さんに少しでもお役立てできるよう、管理職に必要な知識と情報をシェアしていきたいと思います。

それでは早速お伝えします。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

会社としての『残業』の考え方

残業に対して会社側は、2つの姿勢が必要です。

1,『残業代はしっかり出します。しかし、その時間はちゃんと仕事をしてくださいね』という姿勢。

2,『法定労働時間(8時間)を有効活用し、できる限り残業にならないよう業務改善をしていく』という姿勢。

となると【残業のルール】が非常に重要になってきます。

これがルーズになると、

『あの人はだらだら仕事をしているのに残業代が発生している』、
『そんな業務、残業しなくてもできるじゃないか』、
『あの人、あと数分で残業代が発生するからと仕事を探しているよ』、

などの人間関係の問題にまで発展しかねません。

【残業のルール】をしっかり定め、絶対に守るという文化を作っていきましょう。

残業のルール紹介

私が働く介護施設の残業ルールを紹介します。

このルールは、試行錯誤を繰り返し作ったものです。

何度も何度も問題が生じ、その都度、改善・改良した結果出来上がりました。

『今からルールを作るぞ』という方にはかなり参考になると思います。

ミーティングや会議で残業代が発生する場合は、司会者からその時間を発信する。司会者から発信がなければ残業代は発生しない。

残業申請者は事前に必ず【残業申請書】に記入し、業務内容・目安所要時間を記入して提出すること。

目安所要時間を超える際は後日、管理者に内容を報告すること。

【残業申請書】は当日に提出しなければ残業として認められない。

早朝での超過勤務を希望する場合は、前日までに【残業申請書】を提出しておくこと。

【残業申請書】の理由に具体性がなければ管理者より具体的な内容を伺うことがある。

1時間以上の残業をする場合は必ず15分の休憩をとること。疲れた状態では業務パフォーマンスが落ちるため。

残業が長時間かかる場合は、【残業申請書】とは別に事前に管理職と相談すること。

管理者がいない会議は、【議題】、【議事録】を管理者に提出し、基本的に1時間までにすること。議題提出の際1時間を超えそうな内容の際は相談すること。

ただどれだけ厳しいルールにしても、必ず抜け穴が生じます。

『できる限り時間内に業務を終わらせよう』という会社の雰囲気が必要です。

そこで私たちは【心得】というものを作成しました。

心得

残業申請が多いスタッフや、残業代の多いスタッフには定期的に【心得】の確認をします。

そして会議などでも【心得】を発信し、業務改善ができないかを話し合うようにしています。

以下【心得】を紹介します。

やることを決めておいて効率よく業務を終わらせましょう。

『急ぎの業務』や、『早く済ませないと他の業務に支障が出る場合】以外はできる限り通常勤務時間内で時間を確保し行うようにしましょう。

できる限りスタッフ同士声を掛け合って、手の空いているスタッフに手伝ってもらうなどして、残業にならないように心掛けましょう。

残業をしないスタッフは、業務中のスタッフの妨げにならないよう会話は慎み、早く帰宅するようにしましょう。

残業中は、お茶やコーヒーを飲んでも良ですが、残業代が発生していることを意識しましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

もしあなたが施設の管理者なら自社と比較してみてください。

もしかしたらもっと良い案があるかもしれませんし、参考になるところがあるかもしれません。

それではこれで終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後も、管理職又はリーダーであるあなたにお役立てできる記事を投稿していきますので、スキ・コメント・フォローなどいただけると大変嬉しいです!


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