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ビジネス分析マスターへの道: 仮説検証アプローチで精度とスピードを手に入れる

はじめに

ビジネスパーソンにとって、ビジネス分析は成功への道を切り開く重要なツールです。複雑なビジネス環境においては、毎日多くの課題や意思決定に直面します。それらを適切に解決・実行するためには、ビジネス分析が欠かせません。
この領域には様々なアプローチがありますが、その中でも「仮説検証アプローチ」は非常に強力なツールです。

ビジネス分析とアカデミック分析の違い

ビジネス分析とアカデミック分析は、目的やアプローチが全く異なります。

ビジネス分析の主な目的は、ビジネス上の問題解決や意思決定を迅速かつ効果的に行うことです。
そのため、意思決定に必要な情報を把握できれば、それ以上は分析の深度を追求する必要はありません。限られた時間とリソースを最大限に活用し、効果的な結果を得ることが重要です。

一方で、アカデミック分析は真理の追求を目指します。
そのため、時間とリソースを惜しまず、徹底した検証と深い分析が求められます。得られた情報は、可能な限り正確であることが求められます。
このように、ビジネス分析とアカデミック分析は、似て非なるものです。

ビジネス分析はQuick&DirtyでOK!

スピードと精度のトレードオフ

ビジネス分析においては、しばしばスピードと精度の間でトレードオフが発生します。つまり、精度を追求するほど分析にかかる時間が長くなり、その結果として分析結果の提出が遅れてしまいます。

情報を集めて分析して・・・を延々と続けてしまい、いつまで待っても使える結論が出ないことを「永遠に検討中症候群」と私は呼んでいます。
皆さんの会社では、優秀なメンバーが何日も夜遅くまで働いているのに、いつまで経っても何の結論も出てこないプロジェクトはないでしょうか?

研究出身者や真面目な人はビジネス分析が雑なものに思えてしまい必要以上に精度を上げに行ってしまい、期限内に求められるアウトプットが出せない傾向があります。つまり、匙加減がわからないのです。

がんばっても、がんばっても終わらない・・・

仮説検証アプローチとは

こうしたトレードオフを効果的に管理するには、「仮説検証アプローチ」が有効です。
仮説検証アプローチでは、分析の初期段階で仮説を立て、その仮説の検証を通じて必要な情報を探し出します。これにより分析の対象範囲を絞り込み、効率的な分析を可能にします。

間違っていてよいので、まずは仮説を立ててみる

仮説の効用

仮説はビジネス分析において有効な道しるべになります。
例えば、「自社の売上が下がっている」という状況に対して、仮説がなければ調査すべき範囲が広すぎて、情報の海に溺れてしまいます。
しかし、「ある競合に売上を奪われているのでは?」という仮説を持てると、「競合他社の売上推移を調べる」といった具体的な行動に結びつけることができます。

「間違っていたらどうするのか?」はこの際、気にする必要はありません。
もし間違っていたら(仮説が否定されたら)、頭を切り替えて新たな仮説を立てて、次の行動を重ねて行けばよいのです。
これを繰り返すことで、段階的に真実に近づいていくことができます。

仮説がある場合とない場合・・・

まとめ

ビジネス分析はビジネスパーソンにとって重要なスキルであり、その効果的な手法として仮説検証アプローチが存在します。
ビジネス分析とアカデミック分析の違いを理解し、スピードと精度のバランスをうまく取りながら仮説検証アプローチを活用することで、ビジネスパーソンとしてのスキルは向上します。
そして、ビジネスの現場で迅速かつ的確な意思決定を行い、ビジネスの成功に大きく寄与することができます。

最後に、ビジネス分析のスキルを高めたい方向けに開講しているUdemyコースをご紹介させてください。

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