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現在の自分は、あの日の「その後」 #路上文藝 002

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緊急事態宣言が再び発令されようとする状況下で、こんなことを言うと神罰がくだりそうですが……。

あくまで極私的な話です。

個人的には「コロナ禍」以前の2019年後半から2020年1月までのほうがキツかった。
不調、不振、どスランプでしたね。

2019年5月まで仕事の調子がよかったんです。
バズった記事もいくつかありました。

いや、調子がよかったと思い込んでいた。

6月から急転直下。
アポをとっても断られまくり。
原稿の先方チェックをお願いしたら、そこから相手が音信不通になる。
メディアから「記事のPVが低すぎる。なんとかしてほしい」と怒られる。
極めつけは夏の取材で熱中症になってから締め切りがタイトな原稿が書けなくなり、週刊連載をひとつ降板してしまうありさま。

急に、うまくいかなくなる、と自分では思っている。
けれどもそれは知らず知らずのうちに慢心していたり、横柄であったり、思考停止していたり、利己的すぎたり、そういった高飛車な状態の「その後」の姿だったのでしょう。
この看板に書かれた文章のように。

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思い当たるフシがあるのです。
調子よかった時期を振りかえると、「あのとき、めちゃめちゃ思いあがっていたよな」と情けなくなる、そんな一日がありました。
なんであんなことを言ったんだろう……と。

そうして不調にあえぐうちに「コロナ禍」の日々へ突入。

強制的にゆっくりせざるをえず、そのため体調はすっかりよくなりました。
人と会う機会が格段に減って、皮肉にも人間関係の悩みは消えました。

正直に言って「コロナ禍」によって、のぼせあがった頭を冷やされた部分は確かにあります。

ただ、冷やされすぎですが……。

もう充分なんですが……。

#路上文藝とは「街のいい文章を見つけ、味わい、名も知らぬ文学者たちをリスペクトする運動」を意味します。

#路上文藝 001 日々、小さな「爆破」を繰り返してゆく

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*画像は「縦」「引き」「アップ」でも撮影しています。

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