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心の負担を減らそう2

☆これからできることを考える

他人を変えることはできませんが、それ以上に、
過去を変えることはできません。
「あれはなかったことにしたい」と思っても不可能です。

なのに、過去のことを思い出してずっと悩んでいる人はたくさんいます。

たとえば、自分のうっかりした一言で友達を怒らせてしまって、
口もきいてもらえなくなったとします。
「もうメールもしないでほしい」と言われたとしましょう。
そんなことを言われたらものすごくショックです。

思い出さないようにしたいと思っても、
友達の言ったことを何度も思い出しては、暗い気持ちになります。

でも、自分がしてしまったことは、もう取り返すことはできません。
過去のことはどうやっても変えることができません。

反省はしなければいけませんが、過去を変えることができませんので、
変えることができる未来のことに目を向けたほうが、
つらい気持ちは減ってきます。
過去のことはとりあえず置いておいて、
「これから、何が私にできることはないだろうか」と考えてみるのです。

謝罪が足りなかったら、もっと謝罪をしたほうがいいかもしれません。
メールを断られても、心を込めて手紙を書くということはできるでしょう。
お詫びの品を添えてもいいかもしれません。
直接、友達の家に謝りに行く方法もあります。
「何ができるか」を考えてみると、できることはいくつもあるはずです。

また、反省して自分自身を変えていくことも大切です。
「これからは言葉に気をつけよう」
「相手の気持ちをもっと考えて行動しよう」と、
自分を変えていくことを考えることも必要になるでしょう。

過去は変えられませんが、これからのことは変えられます。
いろいろとやってみても、友達が許してくれるとは限りませんが、
何もしないでいるよりも許してもらえる可能性は高くなるはずです。

少なくても、過去のことをずっと思い悩んで何も手を打たないよりも、
これからのことを考えたほうが状況が変わる可能性がありますし、
自分の気持ちがラクになってくるはずです。

過去のことで悩み始めると問題が解決しなくなります。
過去を反省して将来に生かすのであればいいのですが、
過去のことそのものを思い悩んでも答えは出てきません。

「あれは失敗だった。じゃあ、これからどうしよう」と、
今後のことに意識をシフトしていったほうが建設的です。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~






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