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『ともに生きることば』丸善出版 【ご愛読者様の声のご紹介】(vol.1) 何度も立ち戻りたい本

『ともに生きることば』丸善出版
ご愛読者様の声をご紹介いたします。

2022年1月28日

何度も立ち戻りたい本

★★★★★

以前、介護の「あおいけあ」にある亀井野珈琲などにお邪魔したことがありました。ほっとする光景は今も忘れられません。本当に人間らしい世界があって「これでいいんだ」と感動したのです。

本書「ともに生きることば」を読んで、その時の感じが蘇って来ました。読みやすくて、実践に基づいた深い本質がある。高齢者ケアに携わる人はもちろん、さまざまなケアの場で悩んでいる、すべての人におすすめしたい本です。

私の場合は不登校の経験があるため、もし本人を交えての「それぞれの思い」を話せて「ぬくもりとこだわり」がある場所にたどり着けば、その後に「ちょっとした冒険」に出かけて行ったかも知れない・・・そんなことにも思いを馳せました。本人を中心にしたケアは、それだけ普遍性があるのだと思います。

何度も読み返し、そして実践して行こうと思います。


『ともに生きることば』とは、「ともに生きる」ホームを実現されている方々へのインタビュー、事例を分析、フィールドワークなどを経て、ケアと場づくりにおいて大切な共通のパターンを抽出したものです。本書は高齢者向けホームをつくり運営する人や、ケアに従事する人の視点に立って書かれていますが、これらの「ことば」はケアの本質に迫るものです。ですので、障がいのある方のケアや子育て、教育などさまざまなケアにも通する内容になっています。

書籍『ともに生きることば:高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント』(金子 智紀, 井庭 崇 著, 丸善出版, 2022年)の要点を抜粋した「ともに生きることばカード」は、ケアと場づくりについて考え、みんなで話し、より上手く実践できるようになるためのカードです。

30枚のカードには、「ともに生きる」ケアの実践者たちへのインタビューを元にまとめられた現場の知恵が凝縮されており、日々の実践の参考にしたり、対話のきっかけにしたりできるようになっています。

カードならではの特性を活かし、カードを動かしながら考えたり、複数人で語り合ったりしやすいようにデザインされています。

高齢者の方へのケアだけでなく、障がいのある方のケア、子育て、教育など、さまざまなケアと場づくりの改善にも、ぜひご活用ください。

※「金子智紀は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」

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