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#3 憧れのポートレート会社

前回の記事より

前回は僕の自己紹介をさせていただきました。
気づけば北海道を離れて約15年。
東京で一人暮らしをはじめ、何の夢や希望もないまま上京し、
大学生活を終えようとしていたのです…。

そんな大学生の終わり頃に、
一つの兆しが見えたのです。

スケートボードをメインに撮影していた僕が

この会社はすごい!!
なんでこんな自然な表情なの?
人を写す事ってすごく美しい事なんだ。

そう思わせてくれたのが
僕が入社したポートレート会社でした。


その当時からホームページには社長の想いがズラりと書いていて
初心者OK、未経験OK、人が好きな方!

たぶんこんな募集だったと思う。
沢山の写真館や撮影会社を見た中で
やはり社長のメッセージが忘れられなかった。

「日本国民が誰でも自分の満足のいく写真を持つことが出来る文化を創る」

なるほど!
と思ったのである。

日本人はカメラが好きな人がいて
写真を沢山撮る人はいるけど
撮られることを好んでいる人は少ない。
むしろ、自分の満足する写真を撮ってもらえる機会なんて
ほぼないんじゃないか。

たとえば、七五三や成人式。
形にはめられた、いわゆる写真館。
好きでもないポージングや飾りつけ、着物、ライティング。
背景はお決まりのグレーや黒。

大人になって、じゃ見返すかというと
人によっては二度と見返したくない想い出かもしれない。

節目の写真でせっかく記念で撮ったのに
もう見ない写真なんて、ただの紙切れに等しいかもしれない。

そう思った時、この社長の言葉が深く沁みた。

僕も人の幸せな写真を撮りたい!
人に喜んでもらいたい。

その原点は、僕がカメラを始めたスケートボードの撮影と
そっくりそのままだった。
カメラを向けるだけで、みんなが僕のカメラの前で技を披露し
僕も必死でいい写真を残す。
自分の思うような写真が撮れた時、それは相手にも伝わる。

お互いにイイ写真を残そう!
今のすごかったよね!いや~これは家宝だわ
なんて言われた日には嬉しくて寝れないほど。

写真=人の幸せ
になることを改めて実感出来た会社だった。


そんな社長は
やはり、少し変わっている。
というよりも人間じゃない。笑

最近は、あの有名な番組
ポツンと一軒家に出てしまった。

僕も、僕の後輩や同僚もテレビで見たというが
凄く、いや、思っていたよりもとても感動的なお話で
やっぱり変わってる!

けど、信念が凄い。
そんな感想でした。笑

AmazonPrimeでポツンと一軒家、愛媛県で見れるようです。
(シーズン2、16話より)

続く…


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