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学生時代、拒食症全盛期のある日に、考えていたこと。

朝の上りの満員電車。周りにはサラリーマン。

どうせ死ぬのに、なんで、皆、働くんだろう。
何が皆を働かせているのか。
何で働こうと体が動くのか。
皆、どこへ向かっているのか。
泣きそうだった。



文学の授業中。校舎の窓から見える雑居ビルの屋上に鳩の群れ。何分かに一回、鳩たちは、屋上から飛び立って、雑居ビルの周りに大きな円を描き、またビルに戻ってくる。

どうせ死ぬのに、なんで、何回も、そこをくるくると飛んでいるの。
何が鳩をそうさせているの。
笑いそうだった。

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