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ショートブレッドで迷走中。私がほんとに作りたいもの。私だから作れるもの。


タイトルをこれにしたら、
ライ麦畑でつかまえて が脳内に浮かんで消えてくれない

9月に、大学の軽音部の同期が先輩・後輩を呼んで企画してくれているライブでお菓子を出すことになりました。


将来的に考えている、マルシェ出店の練習をさせてもらおうというたくらみです。

そのために、友達をイメージしたお菓子を試作してます。
第二弾のショートブレッドで迷走してます…間に合うのか…

さらに自分も久しぶりに弾き語りしますー!って言ったのはいいけど
それも含めて間に合うんか…


いっつも勢いだけ良くて、現実的になってから慌てはじめる私です。

-   19歩目 こんなに迷走するとは思わなかったよ -
「コーヒー味のショートブレッド」


ショートブレッドとは。
スコットランドの伝統的な焼き菓子で、名前のショート(short)とは食感がサクサク、ポロポロするという意味。バターの風味が特徴。


まずはプレーンのショートブレッドを、バターと油、どっちも焼いてみる。
(バターが特徴のお菓子だっていうのに)

朝だったからケチって冷房付けずに作ったからか、
はじめてで時間がかかったからか、
ベタベタした生地になっちゃった。
そのせいで成形も手間取り、なんだかなよなよしたショートブレッドができました。

写真を加工しようとしたけど、
原物のままの方が美味しそうに見えた。
なんて可愛い子達。


中央から上が油で焼いたもの(表面が斑点みたいになってる)、下がバターで焼いたもの。
油のほうは、見るからに パリッ てしてる。

これは高温でチャッと焼くレシピだったけど、
ショートブレッドってあまり焼き色が付いてないイメージなので、低温でじわじわがいいかなー!

なよなよブレッド、
作った私にとっては、なんだか仕事のときの自分みたいで愛着が湧くけど。
なんかせっかくならかっこよくシュッとしたの作りたいよね。
つぎは生地を冷やしながら作ってみようと思います。


そのあと立て続けに、
最後にちょろっとコーヒー入れて、ざくざくと粗く刻んだビターチョコレートを混ぜたものを焼く。

無骨な子たち

ゴツゴツ?ガリガリ、ザクザクとした食感。
低音で焼いたけどなんだか焦げっぽい。
チョコが焦げた??
チョコレートは、焼き上げたらよりビターになるので、ミルクチョコを使ってもいいかも。

さんかくのショートブレッド、可愛いですよね。
空気穴可愛い。

また、厚みと大きさは、とっても満足感のある感じに。食べたー!って感じ。
だから包装するとき、一個で充分って思うんだけど、
もすこし こぶりなのを2〜3つか、
おおきいのをドーンと1つか、
どっちが嬉しいでしょうか??


迷走。しまくっているので、

うーんやっぱりコーヒーだから、バターのクリーミーさが合うかな?と思い、
また作ってみた。

それと、やっぱり四角でコロンコロンしたのも可愛いくて、今度はそれでやってみた。
(もう写真が無いんです!)

材料の配合次第で色々なるんだろうけど、サクサク、ホロホロに。
コーヒーの風味は、クリーミーで、だいぶ おやつっぽくなる。

うーんでもなんか自分が作りたいのと違うんだよなあ〜!


あゝ迷走中。


通勤電車が片道30〜40分ほどあるもんだから、
もちろん本を読んだりもするけど
こうやってnoteを書きながらぼーっと考えごとする時間もできて。

ショートブレッドっていう、今まで作ったことないお菓子に挑戦してるからか、
色々と思考がぐるぐる巡ったんです。

私が作るもの。私が作りたいもの。私だからできること。やりたいことってなんだろう?

マルシェ出店などで、将来お店をつくるときのためにあらかじめ名前やできればお顔なんかも覚えてもらいたいって思う一方、
私がやりたいのは販売とは違うな、と。

お菓子の受け渡しの一瞬だけのやりとり…だけじゃなくて、
お菓子を食べながらその人のお顔を見てお話を聞くことがしたい。


今お菓子を販売してる人の多くが持ってる「自分の作ったお菓子でたくさんの人を笑顔にしたい」とか、「美味しいお菓子を食べてもらいたい」とかっていう、アツい、カッコイイ気持ちは、
私は持ってないなって思う。

でもたぶん、マルシェっていう形でのお客さんとの関わりも、継続してたら、ひょっとしたら何度もお顔を見せてくださるお客さんとかもいるかもしれないし、やってみなきゃわかんないとも思うんだけど。

自分の良くないとこってわかってるんだけど、
どうしても人と比べてしまうことを止められない私。

マルシェ出店とかし始めたら、
同じ出店者さんが作った美味しそうで見た目も綺麗なお菓子達と自分のそれを比べてしまうと思う。


そりゃそうだよ、お菓子作ってる人達って、
製菓学校を出てたり、調理師さんだったり、今までそういうお仕事をしてたりする人、たくさんいるもん。
絶対に、とかって決めつけちゃいけないけど、どう考えたって私が今から練習したところで敵うとは思えない。

でも比べちゃうから、気にするから、自分ももっと美味しいものを、見た目のいいものを作りたいって
がむしゃらにやりだす気がする(笑)

でも。
私が目指すものはそこじゃなくて、

めちゃくちゃ美味しいものを作りたいとか食べて欲しいってことじゃなくて。

もちろん美味しいのは大前提だけど、
素朴で、毎日でも食べれるお菓子や、パンなどのお昼ごはんをお供に、
顔馴染みの地域の人たちが、昔は道端でしてたような井戸端会議をしにくる居場所をつくること。
同じ地域に住んでいても 生活がすれ違ったり、挨拶するのが気恥ずかしかったりして関わり合いが無かった人達を、さりげなく繋げる居場所をつくること。
時には、家庭にも職場にも友達関係にも居場所がなくなったようなときでも、自分自身とお話ができる場所を身近につくること。

福祉の内部で働いてみて思ったけど、
"福祉"とか"支援"とかを全面にだしすぎると
これから 孤立 などの予備軍となる層の人達は、
「自分とは関係ない」、「もう少し歳をとったら、困ったら行くところ」って思ってシャットダウンしてしまう。

そこで、
誰でも入りやすく、先入観無く 興味をもってもらいやすくするために、
カフェという形でアプローチしてみたい。

毎日、とまではいかなくても月とか週に何回か私のお店に来て、
決まったお友達やたまたまいる常連さんとかとおしゃべりしてたら、
結果元気で生活し続けることに繋がってる、みたいな。

それでも私が自分でお菓子やパンを作ることにこだわってるのは、
何が入ってるのかはっきりしてるものを提供するためだったり、
ゆくゆくは地元の皆が作ったお野菜や果物を使ったりして、ほんとに地域一体なお店にしていくため。


だから。

だから、


「マルシェでたくさんの人にお菓子を買ってもらうこと」に多くの時間を使うことって、果たしてどうなんだろうか。

そもそも こんな気持ちのまま、
本気で「美味しいものを届けたい!!」と試行錯誤してる出店者さんに混じって、
お店づくりのステップとして出店するのって、
どうなんだろうか?
というかこんな気持ちのままではうまくいかない??

「気持ちの持ちようなんてどうにでもなる」
ごもっともです。

「自信が無いから言い訳して逃げてる」
って言われたら、そうもとれる。

でも、一度始めたら頑張りたいし、
たぶん性格上頑張っちゃうから、

お店づくりのステップとしての方法が、マルシェ出店でいいんだろうか??
そんなに大きなお店を作るつもりじゃないんだから、もっと他に方法があるんじゃ??

っていう考えが 何度もよぎる。

それで、
もっと他の方法も見つけるため、
社会福祉協議会へ相談に行ってきた(急な急展開)。

料理やお菓子作りで、誰かの役に立てるボランティアについて相談してきた。

それについては まだちょっと日が合わなくて見学にも行けてないから、
もし繋がることがあったらアウトプットして整理していこうと思います。


ショートブレッドの方に話を戻すと、

なーんか背伸びしてる気がするな。

そもそもショートブレッド自体、あまり色んなお店のを食べたことがないから、
自分のなかのイメージが無いんだ。

(ショートブレッドを作ろうと思ったのは、
クールでカッコイイ友達をイメージしたお菓子だから、歯応えの良いクッキー、ショートブレッドにしよう! という経緯。)

と思い、
大好きなビスケットを焼いた。

わらわら いっぱい焼けた

懐かしいビスケット達に、
なんだか ほっ とした。

食べたら、ポリッポリッと口の中で砕けて、
卵とお砂糖の優しい甘さが広がった。

卵のあるなしもそうだけど、
(私には)同じクッキーというくくりに見えても、
材料を混ぜる手順で、食感が変わってくるらしい。

あー、私、こっちの方が好きだ。って思った。

同時に、これから私がつくるお菓子やお料理のコンセプトが、ぼやっと浮かんだ。
(ショップカードとかに書くやつ)

『 おばあちゃんっ子がつくる、なつかしおやつ 』(仮)

私がカフェで絶対出したいのは、
小学生のころ、おばあちゃんが毎日といっていいほど作ってくれた、ドーナツ。
まぁるくて、お砂糖まぶしてあるやつ。
これだけは決めてる。
(あと 伊藤まさこさんから影響を受け、あんみつ もかなり有力)

おばあちゃんっ子だったから。
弟を産むとき母が入院して 数ヶ月おばあちゃんちで過ごしたことにはじまり、
高校卒業して家を出るまで ほぼ毎日学校帰りに晩ご飯の時間ギリギリまで
おばあちゃんちに行って 手作りのお菓子やおかずを食べてきたから

生粋の 懐かしい味大好きな舌だから

そんな私だから 作れるものがある。
きっと、ある!

自分が作ってて楽しいな、美味しいな、と思うものを作りたいと思いました。


と、いうことで、

今回イメージしてる友達は
自称カフェイン中毒と言ってるほどコーヒーが好きな子だから、
コーヒー味のビスケットの試作を引き続き進めていこうと思います。


なんじゃそら。/(^o^)\


途中、ちょっとあまりにも思考が飛躍してる部分もありましたが、(文字を打ち出したら止まらなくて…)

ショートブレッドを作り続けたことで
「うーん、なんか楽しくない…」という自分の気持ちを無視できなくて

無理に背伸びしてカッコイイおやつを作ろうとするんじゃなくて、
私だから作れるものを、作っていけばいいのだ。

と、思ったという おはなしでした。


もし、こんなにも長文なのに
最後までお読みいただいた方おられたら、

とってもとっても感謝ですm(_ _)m

毎日暑い日が続いています。
せっかくの晴天なので、水分しっかり摂りながらダラダラもしながら
夏を楽しんでやりたいですね。


おわり

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