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2児を見守りながらのリモートワークに、正面から向き合う

自宅で過ごす人が大半となり、時間があることでインプットやオンラインでの交流など、有意義に使っている人がいる。その中から未来のスタンダードが生まれてくるような気がする。

で、私はといえば、この状況下であまり時間があるわけではなかった。

なぜなら、日中はリモートワークをしている。そして、5歳児とほぼ10カ月の子も保育園に行かず自宅にいる。つまり、育児と仕事を同時に行う状態になっているのである。

コロナ流行の中、私(同じような境遇の人も多いだろうが)はそうした状態で日常を乗り切ることが求められている。

育児と仕事を無理せず楽しく行う凄テクがあれば、是非とも紹介したい。でも、そんなものは知らない。だから、まずはこの状況を正面から記してみようと考えた。

勤務開始は9時。
いつもどおり7時代に朝食をとり、下の子は1回目の離乳食をとる(妻が作り、食べさせる)。私は洗い物や洗濯をしながら、やや暇そうにする上の子の話し相手になる。

仕事は単独作業が中心だ。
パソコンで連絡事項を済ませながら原稿や編集作業を行う。iPadで校正作業もする。誰かと話すわけではなく、自分で思考しながら進めていくことが多い。

が、5歳児はちがう。近ごろは自作の動物図鑑を作るためにお絵描き作業を進めているが、「虎の写真ないから探して〜」「カエルって動物かなあ?」「あと何の動物描けばいい〜?」とちょくちょくきいてくる。話しながら描くことを楽しんでいる。

保育園であれば、先生が作業を見守りながら会話をキャッチボールするのだと思う。

私は、「ちょっと待ってね」「ちょっと今答えられないな」と、ちょっとを連発してパニクる。考えが全くまとまらなくなる。原稿が進んでるんだか進んでないんだかわからない状態になる。

そのうち、午前にうまく寝れなかった下の子が泣き始める。妻がそばにいると落ち着くが、2回目の離乳食準備や育休復帰前の作業のために離れるとまた泣き出す。だもんで、パソコンやiPadを持って赤ちゃんのそばに行く。返信したメールに、思わず「このメールは赤ちゃんに服を引っ張られながら打ちました」と書いてしまった。。

午睡の時間で少しは持ち直すものの、午後3時以降は保育園でも自由遊びなどの時間になるので、子どものうずうずが強大になってくる。最低6時までは仕事をしなくてはならないが、上の子がアフター6を待ち構えていて残業できそうにない。6時以降も子供の相手となる。

子供の相手は苦ではなく、できることなら家の作業もやりたいが、リモートワーク中なのである。仕事はどれだけ進めたのだろう。給料をもらえる立場なのか、不安がよぎる。

……2児を見守りながらのリモートワークする実情を、正面から向き合って書いてみた。

話したがりの子供の特性や時間ごとのスケジュールを組めば、もっとうまくできるのだろう。そんな結論にしようかと思ったが、「でも、子供は成長するから、パターンはすぐに使えなくなるんだよな」と考え直す。

はあ(ため息)。子供に負けじと、親の成長が試されているのだろうな。とりあえず、怒らず悲観的になりすぎずに過ごそう。

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