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【本紹介】自分を変えたいと思っても変えられなかった人にオススメの本



「世界を楽しんでや。心ゆくまで」


この小説で出てくる神様、ガネーシャの言葉がとても印象的だった。


今回読んだのは「夢をかなえるゾウ」という本。


この本は、自分を変えたい、成功したいと思う主人公の目の前に現れた神様のガネーシャと出会い、数々の課題を実行しながら少しずつ主人公の人生が変わっていくストーリー。
夢を叶えるための話だけれど、夢を諦める人の考えるようなことに共感しながら今まで自分を変えられなかった理由もわかる現実的な内容もあって、本当に自分を変えたいと思い実行すれば叶えられると背中を押してくれる作品。


私はこの小説を、約6年前に大学の頃のアルバイト先の上司から就職祝いに頂いた。


1巻と2巻を頂いて、どちらも読了していた。
でも、ガネーシャの教えはいつの間にか忘れていて、実行したことないこともたくさんあって、本の内容すらもううろ覚えだった。


唯一覚えていたのは、ひとつ目の課題が「靴を磨く」ということ。
私の人生で靴を磨いたのは数える程度だった。最近ではとてもラクなサンダルやスニーカーばかり。
外に履いている時点でどんどん汚れていくのに、手入れはほとんどしていない。


この小説は物語でありながら自己啓発要素もあることて有名で、最近「夢をかなえるゾウ4」が発売された。

私の愛用している電子書籍BookLiveで試し読みがあったため読んでみると、めちゃくちゃ面白い。

勢いで即購入しそうになったけれど、一度立ち止まり、1巻からもう一度読んでみようと思ったのがきっかけだった。


Kindle Unlimitedユーザーの私は次はKindleで「夢をかなえるゾウ」を調べると、まさかの1〜3巻が読めることがわかった。


今日の朝それを知り、いつの間にか1冊読了していた。


読書習慣を身につけるためにいろいろ考え、1冊の本を読み終えるのに何日も使っていた私が、1日で読み終えるなんて…。


とはいっても、今日は生理1日目の体調不良デー。
仕事が休みの私は1日布団の上にいた。
4巻の試し読みや、昼ごはんを食べた時間、昼寝をした時間もあり、大体でしかわからないけれど、6時間半から7時間かけて、メモをしながら読んだ。

いつも集中が切れて他のことをしてしまいがちなのに、今回は一気に読んでしまった自分にびっくり。


noteに書くと決めていたからメモをしながら読んでいるけれど、やはりアウトプットしながら本の内容をインプットするってとても良い作業。

ただ、本書にも書かれていたように、「意識を変える」のは誰にだってできる。


今まで、僕は何度も何度も、変わろうと決心してきた。目標を決めて毎日必ず実行しようと思ったり、仕事が終わって家に帰ってきてからも勉強しようとするのだけど、でもだめだった。「やってやる!」そう思ってテンションが上がってる時はいいけれど、結局何も続かなくて、三日坊主で終わってしまって、もしかしたら「やってやる!」って思った時より自分に対して自信を失っていて……そんなパターンばっかりだった。 変わりたいと思う。 でも、いつしか「変わりたい」という思いは、「どうせ変われない」という思いとワンセットでやってくるようになっていた。


本書の主人公の言葉に激しく同意した。禿同(死語)。


本を読んだだけでこの本に書いてある30ものガネーシャ様からの課題を実行し、生活に落とし込むなんてできない。

私もガネーシャ様から教えを請うように実行できるようにメモをした。
本当は今日から全部やれればいいのだけれど、体調すこぶる悪いデーなので、ちゃんとできるときにすぐできるようにメモをした。


以前書いた「やり抜く人の9つの習慣」では自分の目標に落とし込みながら全部書いたけれど、こちらの本は小説ということもあり、ぜひ主人公になりきって読んでほしいので、30の課題は割愛します。


おそらく、私のように一度は読んだことある人もいると思う。
でも、私とおなじく、ガネーシャ様の課題を覚えてない人はたくさんいると思う。


「もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで」
「生き方なんて自分で選ぶもんや。自分が幸せだと感じることができれば、それでええんや。誰も努力なんて強制してへんで。そもそも、やらなあかんことなんて存在せん」

「変わりたい」と思うなら行動するしかない。でも今幸せだと思うならそれでもいい。

私はこの言葉は甘えのように見える面もあるけれど、なにか変わらなきゃいけないような風潮のある世の中で変わらなくてもいいことを肯定しているようで、とても素敵な言葉だなあと思った。


ただ、私は今とても幸せだけれど、大切な人を幸せにするために、身近な人を喜ばせるために、今よりももっと充実した人生にしたい。
やりたいことはたくさんある。


今、いろいろ模索している私にとってこの本はとても背中を押してくれる本で、6年前に読んだ時とは違う響き方をした。
きっと何度読んでもその時思う自分に響くのかもしれない。
だって、今回書いていた誰かに実行する課題の「誰か」は夫にしようと思えた。これは6年前じゃありえなかった。そんな存在いなかったもの。


たとえば、「身近にいる一番大事な人を喜ばせる」とか「会った人を笑わせる」とか、人に対してやる課題はたくさんある。

身近にいる人に喜んでもらえることをすることで、周りの人にも実践できるだろうし、なによりも、一番最初に実践するなら一番大事な人がいい。

現時点できっと彼のためにできるのは「夜ご飯をつくる」というのはわかっているのだけれど、生理痛の1番ひどい日のため、できない。

仕事終わりの彼にご飯を作らせるのは申し訳ないけれど、彼はそれでも作ってくれる。彼ほど私を喜ばせる達人はいないから、夫にもこの本読んでもらいたい。全部実行しためちゃくちゃ成功しそう(夫バカ)。

このnoteを書き終えたら自分のできることで相手が喜ぶことを考えよう。


30もの課題があるため、自分の中に落とし込むには1つずつ「なぜやるのか」を実感しながらやる必要があると思うから、1つずつやっていきたいなと思う。


そして、「夢をかなえるゾウ2」を次に読む。


このシリーズはテーマが全部違うみたいなので、1巻について言うのなら、「自分を変えたい人」にオススメ。

これからのシリーズもそうかもしれないけれど、今の現状を変えたい、やりたいことを見つけたい、新しい自分になりたい、そんな人。


6年前ならそれこそ私だ!!!ってなっていたけれど、今は完全に変えたい!とは思っていない。
でもやりたいこともたくさんあり、やりたい仕事がなにか迷走してきている中で、とても響く本だった。


まずは、実行してみる。
体調が落ち着いたら靴磨きをするとして、まずは体調関わらずできることから。

一度読んだことある人も、一度も読んだことない人にもおすすめの小説です。



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