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ボートレーサー養成所 その厳しすぎる訓練とは!? 【元ボートレーサーが語る】


元ボートレーサーのBOATJUKUです。

ボートレーサーになるにはボートレーサー養成所に入所し、一年間の厳しい訓練に耐えなければいけません。

養成所では定期的に試験があり、赤点を取ると退学の対象にもなります。

入学試験を突破し、やっと入学できたとしても卒業できるのはおおよそ半分という厳しい所です。


「そんなボートレーサー養成所はどんなところなのか?」

気になる方も多いと思うので、経験談を書きたいと思います。


特に、これからボートレーサーを目指す方やボートレーサーに興味がある方の参考になればと思います。




1.基本的に団体行動


基本的にずっと団体行動をしていきます。
一緒に入学した同期と協力して訓練を行っていかなければいけません。

誰か一人がミスをすれば、連帯責任です。

ボートレーサー養成所では、ミスをすると罰則を受けます。
教官の気分次第ですが、例えば・・・
・腕立て伏せ100回
・水面30周走る
・反省文
・正座or直立で待機…etc

課業を受けれず、一日中罰則で終わってしまうこともあります。


そして、団体行動と言えば
きれいに整列して歩いたり、決められた動きをすること。
教官の掛け声で訓練生は決まった動きををします。
これをここでは教練と言います。

教練の練習は、頻繁に行われ、
特に入所してしばらくは、この教練の練習をずっと行います。

罰則として行われることもあります。


教練イメージ




2.礼儀と節度に厳しい


ボートレーサー養成所の教訓は「礼と節」です。

・廊下で、すれ違ったら挨拶(教官に)
・大きな声で挨拶
・きれいな食べ方
・整理整頓


イメージ


特に整理整頓に関しては、
毎日教官が部屋をチェックしています。
少しでも乱れていると判断された場合は、「やり直し」という意味で教官がその場所を荒らします。

その場所が本棚であれば、本が散乱してくちゃくちゃになっていることでしょう。

ベットメイキングに関しても厳しいです。

夜の点呼中、教官がベットのチェックを行います。
訓練生は、1分も無いくらいの短い時間の中でベットメイキングを終わらせなければいけないのですが乱れていると判断された場合はくちゃくちゃにされます。

またやり直すのはとてもめんどくさいですがこれも訓練の一部です。




3.長期休暇の宿題が多い


夏と冬に10日ほどの長期休暇があり、訓練生は帰省します。

その長期休暇には宿題が出されるのですが、その量が半端なく多かったのを覚えています。

「写経」という課題があるのですが・・・

写経

教科書の内容をそっくりそのままノートに書き続けるというなんとも
退屈な作業。

書き写すだけなら簡単じゃんと思われる方もいると思いますが、
その量が半端ないんです!

長期休暇の10日間、毎日8時間ずっとこれをやっていました。

ノート1冊じゃ足りないくらいの量です。

休暇なのに休暇できない地獄をみました(笑)

これだけ宿題の量が多いと、さすがに終わらない訓練生もいました。

その訓練生たちはもちろん罰則を受けることに・・・。




まとめ


ボートレーサー養成所のイメージが少しでもつかめたでしょうか?

これはあくまで私が訓練時代の話ですので、現代の訓練は今は少し変わっているかもしれません。

あくまで参考程度にお願いします。

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