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日替わり野菜料理

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本日のおかず

本日のおかず

2024年以降は「本日のおかず(2024年)」をご覧下さい。

※2023年3月から12月までは、「本日のおかず(その2)」https://note.com/torayasyokudo/n/nca0b970b9058をご覧ください。

ミールスのおかずはほぼ週替わりになっています。
汁物2種、炒め物1種の組み合わせが基本です。

【2023年2月25日(土)〜2023年2月28日(火)】
・オクラ

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打ち豆のコロンブ

日替わりのおかずの中で、私たちの中で「最強」だと思っているのが、この打ち豆を使った汁もののおかずです。

打ち豆ってご存知ですか?

私たちが初めて「打ち豆」と遭遇したのは、日本で特に古い歴史を持つといわれている映画館のひとつ、新潟の「高田記念館」さんのイベントによんでいただいた時のことです。

遠征途中の燕三条にある「スパイス研究所」で打ち豆を使った料理に出会いました。もちろんスパイス料理のひと

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冬瓜のオーラン

あんちょこデモのおかずのひとつですが、実はオーランが日替わりのおかずとして登場することは滅多にありません。なので、もし召し上がった事がある方がいらっしゃれば、とてもレアな体験かもしれません(^^)

ココナッツミルクの甘さの中に、青唐辛子がピリッと効いているオーランは、意外にさっぱりとしていて、他のおかずとの相性も抜群です。もちろんほんのり薫るカレーリーフの存在も重要ですね。

もともとは、デモを

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人参のトーレン

とら屋食堂で不定期に開催している「あんちょこデモ」全10種類のメニューを作って試食していただきます。おかずは4種類「ビーツのパチャディ」「セロリのクートゥ」「冬瓜のオーラン」そして「人参のトーレン」です。

ビーツ以外の食材は、出来るだけ通年スーパーなどでも手に入る野菜を取り上げています。

通常のランチミールスでも、登場する頻度の多い人参のトーレンですが、実は季節によってずいぶん味わいが変わりま

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オクラのパチャディ

ヨーグルト系のおかずの2大巨塔は以前登場したビーツ、そしてこのオクラかもしれません。

スルスルとエンドレスで食べられるこのおかずも、かなりヤバい部類に入ると思いますが、このネバネバが淡白なインディカ米の食感とまた合うんですよねー。

ご飯のお供のオクラといえば、我が家ではオクラとかつ節とちょこっと醤油にネギ(できれば万能ネギが嬉しい)を混ぜたもの、もちろんそこに納豆や山芋のようなネバネバ仲間が加

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緑豆のメルクプラティ

スーパーに並んでいる緑豆もやしは、どなたでも召し上がったことがあると思いますが。どうやらインドでは、あそこまでになると育ち過ぎ、らしいのです。

芽もやしといわれる状態は、「芽」というより「根」が出た!というあたりが理想的らしく、もやしのように双葉が出てしまっては、もはや種としてのパワーは使い切ったことになってしまうのでしょうか?

さて、暖かい時期なら、浸水した緑豆はほんの数日で発芽します。逆に

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パイナップルのプリセリ

これは、とら屋食堂では、通常のランチミールスのおかずというよりも、「祭り」の時にお出しするおかずです。いわゆるフェスティバルメニュー✨ですね。(この言葉の響きが気に入って、どうしても今日書きたかったのです)

パイナップルといえども、デザート枠ではなく、れっきとしたおかずです。

ヨーグルトとココナッツ、そしてピリッと青唐辛子が効いていて、なんというか、クセになる一品です。『もうダメ!もうお腹いっ

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カボチャのエリセリ

焦がしココナッツの香りとカボチャの甘味で、ご飯が進んでしまうおかずです。ロビア豆と一緒に炊き合わせていますが、またこの豆の旨みが堪らないんですよね。

これ、小豆で作ればまるっきり「いとこ煮」になるんじゃないかと思うんですけどね、多分、老若男女問わず好きな味なのではないかと思います。

よく「女子どもは芋やカボチャが好きだ」なんておっしゃる方がいらっしゃいますが、いやいや、このエリセリは男性にも大

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セロリのクートゥ

前回の「白菜のクートゥ」の続きです。

さて、とらさんの作り過ぎ問題、これは結構深刻でした。当時のとらさんは、自分自身も今以上にたくさん食べることができましたし、人にもたくさん食べて欲しい、お腹いっぱい食べてもらうのがおもてなしだ、という傾向が強かったと思います。

そこで、一計を案じました。題して「野菜祭り」

九州は久留米市の八百屋さん「産直や藏肆(くらし)」の鶴久さんにお願いして、選りすぐり

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白菜のクートゥ

沼尻さんが「ケララの風」を始める前、とにかく南インド料理、ミールスを、1人でも多くの人に知って欲しいと始めた食事会「グルジリ」。今では伝説となってしまったそのイベントで、とらさんもわたしも初めて「ミールス」を体験しました。

当時は、スーパーに野菜を買いに行って、調理室で作った料理を皆で食べる、経費は頭割りというスタイルでした。スパイス代など、沼尻さんの持ち出しも多かったのでは、と推察します。

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トマトのカーラン

日替わりのおかずに、ヨーグルトを使うものが加わることは少なくないのですが、日本のお料理だとデザート扱いになりそうです。ヨーグルトをライスに加えて食べる、これも南インド料理ならでは、と言えるかもしれませんね。

例えば「ビーツのパチャディ」のように、年中登場するメニューもありますが、その野菜の旬の時期に登場するものも少なくありません。

トマトのカーランは、スパイシーなヨーグルトサラダです。味や香り

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ポテトロースト

ポテトロースト

とら屋食堂の日替わりのおかずは、汁物と炒め物(ドライタイプ)がセットになっています。

それはランチだけではなく、ディナーミールスでも同様です。単一野菜のおかずが中心になるランチと、複合技のディナーミールスといった違いはありますが、やはりそれぞれ質感が違っている方が、セットになった時に楽しいと思うのですが、いかがでしょうか?

ランチミールスのおかずの中でも、このポテトローストはお代わり率が高いも

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キャベツのトーレン

キャベツのトーレン

大寒特別プレートにも登場した「キャベツのトーレン」は、日替わりのおかずとしても人気のメニューです。

特別イベントでも、初めてご来店くださったお客様がいわゆるカレー達を差し置いて(笑)「これ、美味しいですねーっ」と満面の笑顔で指差しておられました。

元旦には呉JAさんから広島の伝統野菜である「広甘藍」をお取り寄せし、特別ミールスの主役格としてあつかっておりますが、通常営業で使用する場合も、キャベ

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シルクスィートのクートゥ

シルクスィートのクートゥ

「クートゥ」は豆ベースの煮込みです。
南インド料理では、様々な豆を使いますが、とら屋食堂ではトゥールダル(樹豆)のみを使用しています。

日替わり料理の具材は、季節感も含め、他の食材とのバランスも考えて決めています。
休業前、最終営業日にご提供させていただいたおかずは
・シルクスィートとハヤトウリのクートゥ
・ビーツのパチャディ
・キャベツのトーレン
の3つでした。

サツマイモのクートゥは、人気

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