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[読書記録]ニューヨークの魔法使い(シャンナ・スウェンドソン)

魔法版ブリジットジョーンズ(ハリーポッターとブリジットジョーンズを足したようなお話)という感想を見かけてとても楽しみに読みました。
そして文字通り、ああ、すてき!ステキすぎる!私もケイティになりたい!となりました。何年ぶりにこんな気持ちになったかな。もしかしたら「誰も知らない小さな国」のせいたかさん以来かもしれない。種類はまた全然違うのですが。

自分に今起こっていることに混乱して(もしも私なら嬉しすぎて)、信じられなくて考える時間が欲しくて長く歩くこと、思い浮かべるだけでとてもウキウキします。
魔法、仕事、恋、日常。なんとなく等身大なのにファンタジーがひしめいていて、最初から最後までみっちりずっと楽しい。

ロマンスもその表現に笑ってしまうほどワクワクします。

ヒーロー映画のヒロインが、救助されたあと決まってユニタード姿の恋人の腕のなかで気を失う理由がわかったような気がする。彼女たちがかよわい乙女だからではない。男の人が自分を救うために何か尋常でないことをやってのけるのを目撃すると、なんとも心地よい感じでひざから力が抜けてしまうのだ。

「(株)魔法製作所ニューヨークの魔法使い」
シャンナ・スウェンドソンより

シャイボーイのオーウェンはすごくかわいらしくてかっこいいし、なんとかなれー、とずっと思っていました!

なんせ久しぶりのごりごりファンタジーですごく面白かった!
魔法製作所シリーズはあと九冊あるので、とっても楽しみです。(あとフェアリーシリーズもあるようなのですごく嬉しい!)

忘れかけていた私の中の何かがビビットに蘇る感じがしました。
来年はファンタジーの世界をたくさん遊びたい!と十分に思わせてもらえました。


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