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『ブレット・トレイン』少し考察と『運命』

※ネタバレあり。原作未読。

 先日、映画館で『ブレット・トレイン』を鑑賞。最初、タイトル名を『ブラッド・トレイン』と見間違えていたのだが、あながち間違ってはいないと思う。何故なら、ブラッド・ピットがメインの映画みたいなものだから。

 この映画の中で、がっかりした箇所がある。日本語で話すシーンが数箇所あり、そこに字幕が付かないのだ。『ウルヴァリン:SAMURAI』でもそうだったので、洋画で日本人が喋ってるから日本語字幕は不要だという考えは、改めて欲しいなと思っています。
※後に、2022年9月23日から日本語のセリフにも字幕を付けて上映することをブレット・トレイン公式Twitterアカウントが発表していました。

ブレット・トレイン/パンフレット表紙
何故かタイトルの上にブラッド・ピット。
タイトル名は海外でいう日本の新幹線の事。


 この映画で印象深いのは、『運命』というワード。白い死神が、運命を支配しようとするが結局はレディバグ(ブラッド・ピット)が運命を誘導するような感じだった。

 作中、レディバグの名前の由来について話すシーンがあり、日本だと「ナナホシテントウ」つまり天道虫(てんとうむし)。
天道虫は毒を持っているが、農作物にとって害虫であるアブラムシを食べるので益虫となっている。海外では良いイメージのようだ。

 そして、この「ナナホシテントウ」が興味深い。わざわざセリフで言ってくる(字幕で表示する)のは意味があるのではないか?
天道虫は太陽に向かって飛んでいくという。登場人物にサン(sun)という、白い死神の息子(sonとかけたのか?)が出てくる事に関係があるのだろうか?

「ナナホシテントウ」も漢字だと、「七星天道」。もし、この七つの星を重要な登場人物に当てはめるなら、死亡した人数になるのではないかと考えた。
多少強引ではあるが、はてはまりそうなのがサン、モモもん(元々の中の人。)or乗務員(ネームプレートには『さくら』という名前)、ウルフ、ホーネット、ミカン、白い死神、プリンスの七人だろう。

 それはそうと、カーバーというキャラ、最重要人物なのだが、映画の中では数秒しか出てこない。そして、購入したパンフレットにも記載されていないので非常に残念。後日、気付いたのだがカーバー役がカメオ出演だからなのかなと思った。

 あと、小道具の主張が凄かった。サンがかけていたモモもんのおもちゃメガネやFIJIのラベル付きペットボトル(フィジーウォーター?)、蛇とか。

 他、サンのパンフレットでの扱いが酷い(´-ω-`)映画でもそうだが。表紙には居ないし、紹介ページではおもちゃメガネのせいで顔が隠れてしまっている。

➖後日談➖

 ブレット・トレインを鑑賞した数日後、ためていた録画済み映画を連続して見ていたら、共通点が出て来てビックリしてしまいました。

それが、「運命」というワード。
下記に三つの映画で出てくる言葉や字幕を記載してみる。

●『ブレット・トレイン』
「運命を支配しないと、運命に支配される。」

●『甲野善紀身体操作術』
「運命とは決まっているが同時に自由である。」

●『スラムドッグ$ミリオネア』
D:運命だった。(D: It is written.)

「運命」は一体、私に何を伝えたいんだろうか…?映画ターミネーター2のサラ・コナーがナイフで刻んだ「NO FATE」が思い浮かんだけれど、偶然にしては出来過ぎだと思う。今後何が起きるのだろうか⁇

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