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いつまで自分を“女子”と呼ぶ?

たまに思い出す。

結構昔の話になるけれど、みなさんセックスアンドザシティ(以下SATC)は見たことがあるだろうか?

わたしはこのドラマのDVD(あれ、VHSだったかな?笑)をTSUTAYAでレンタルして見ながら、「将来はニューヨークに留学するんだ!」と英語の勉強をしていた。


当時、20代半ばのわたしにとって彼女らは結構年上の女性達で、キャリーが一番若くて30代半ば、サマンサが40代半ばだったはず。

そんな設定のドラマを見ていて、ある時キャリーが自身のことを”girl”と称していたことがあった。
**確か「I am the girl who is …   わたしはこういう“girl“だから!」みたいな使い方だったはず。
わたしの中で、girlとは若めの女性に使うという印象があったのだと思う。だからキャリーがそう言った時に「あ、そうなんだ」と思った。

ちょっと違和感。


言語って、口語なのか文章なのか、辞書での訳か自分たちが実際に使う言葉なのかで同じ単語でも結構感じ方や捉え方が変わるでしょ?

Girlって、直訳すると女子が妥当かなと思うんだけど。
状況によって、大家族で例えるとしたら、おばあちゃんとお母さんと娘二人だけでお出かけすることになって、男達がずるいとか言った時に、おばあちゃんが「今日は女子会なのよ♡」と言ったら可愛い。

だけど、見ず知らずの女性が、そのおばあちゃんのことを女子という言い方はしないだろう。あちらの「女性」とか、英語だったらladyとかwomanとか言う単語を選択する。
中年でも親友同士で呼び合う時に「アンタ!」みたいな感じでgirlも使うし。


同時に、彼のこともboyfriendと呼んでいて、あぁ男もいくつになってもboyfriendなんだと思った。

40代の大男にboyかぁ、って。笑



そんなわたしが42歳になった。

英語で話すときに“I am the girl…….”は使わないかも。girlじゃなくてpersonとかoneとかかなぁ。
日本語だったら「わたしはそういうだからさぁ」とは言うし、食べ物を表現するときに「女子が好きそうなやつ」とか、他人を含む時には女子を使うかなぁ。知ってる年上の女性には姉さんとか。

今一緒にいる既婚の彼のことは何とも呼んでないけど、40代半ばのおじさんのこともboyfriendって言うのかと思うとやっぱりちょっと笑っちゃうかもしれない。


何が言いたかったかって、年齢によって物事の捉え方と感じ方って随分変わるものだなって。笑

最近、もう一度SATCを見てみようかなって思ってる。自分自身があの4人組の年齢の枠に入って見るあのドラマって多分全然違うんだろうなって。


ちなみにこれは、わたしが一番印象に残っているシーン。サマンサ全開なんだけど(笑)、田舎娘が憧れるニューヨークの夜景で、大好きなSadeのby your sideが流れるという雰囲気にのまれてしまったのである。

丁度ニューヨークへの留学を決めた時でもあった。
わたし、ここに行くんだって夢見てた時。そしてそのままNYへ旅立ったわけです。

以上、余談でした。

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