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シンプルにここからはじめる。読書の秋にオススメな一冊目はあえてこれ。橋本治『思いつきで世界は進む』。

珍しくここに来て一丁目一番地にいい記事
紹介が立て続いた模様。
 とりわけありがたいのはビューを伸ばして
いるこちらの記事。

こちらが「#この街がすき 記事まとめ」で
いい位置で紹介されてて順調にビューが
伸びています。
 板垣武四市長という人が札幌市にはいた、
ということを図らずも提示できた記事の
とっかかりなのですが(最近だと軌道線や
地下鉄で話題になる「専用席」をいち早く
札幌で採用し浸透させたことでも知られる
先駆者の一人)、それも去ることながら
連続してここのまとめに選ばれた看板写真が
共に自前のものだったことも嬉しい要素の
一つで。

でもう一つ上昇している記事が牽引して
来ているのもようやく実感して来たのですが
(それとは別に異様にスキだけ付いてる
記事もある)、まずはこのあたりで本題へ。

下準備はいろいろして来ましたが、比較的
最近ノート写経を終えたもので「#読書の
秋2022」向けにまず出すなら、遺稿に近い
でも紹介してはおきたいここから行くべき
かと選んだのがこれ。

本丸のページならここで。

ちゃんとフラットに読める概略ならば
これで十分。

未掲載分を含んだところはこちらで読める。
(22回目から54回まで)

写経ノートに記してあった中ではまずここか。

ノーベル文学賞があったっていいけど、
それが「世界的ななにか」であった時代は
とうの昔に終わっちゃってると思う。
 それは、スウェーデンのどこかが出す賞で、
世界にいくらでもある賞の中の「大きい方の
賞」の一つだと考えた方がいいと思う。

【第30回】「世界は一つ」じゃなくてもいいよね
ちくま新書で行くとp209

ここのところいろんな文学賞レースの中でも
特に「直木賞」と「ノーベル文学賞」が
終わっていて、「直木賞」の代わりに普遍的な
指標になりそうだった「本屋大賞」が恩田陸
二度目の授賞から終わりつつある、って
言説を少しづつ強くしているのだけど、
「ノーベル文学賞」がその使命を終えつつ
あって、結局スキャンダルの温床と化したのは
そんなに遠い時代の話ではない。

その終わりの始まりとしてボブ・ディランの
授賞からスタートしているこの項が「ノーベル
文学賞」を露骨に有り難がる時代の端緒で
あり主張の根幹になるのかと。

まあこれらの混ぜっ返しで使われたのが
「ホフ・ディランが間違えられて祝福されてる」と
「ノーベルなんとか賞優勝」にした「こみっく
がーるず」ってあたりなのは好きなんですがね。

小『それより漫画の話してやる気出そ!
これね。今度描く漫画のキャラなんだけど~』

か『IQ500…ノーベルなんとか
しょうゆうしょう…?』

アニメ「こみっくがーるず」
第8話「わんにゃんにゃんわんまつり」

もう一つは完全に近未来の命題になって
しまってたわけだけれども。

どれだけの数の人間が、「便利」という名の
無駄な行為のために動かされるんだろうか?
 「お前のどら焼き」や「蟹の脚」を運ぶ
ために、どれだけ有為の人間が宅配ドライバー
として働かされなきゃいけないのだろうか?

【第35回】電波で荷物は運べない
ちくま新書で行くとp055

まあよく「魔女の宅急便」で議論される
論題の典型(なんの為に「これ」を運ぶの?)
の命題は未だに片付いているハナシではない。

もう平成の半ばで「広告批評」が廃れて
しまったから、結果的に「ちくま」の誌上
(巻頭)ないしはwebに橋本治のコラムが
載っていた、といふのは何かどこかしらで
ナンシー関ともダブる部分もあるのですが、
まあここが橋本治の最後に世間に対して
伝えられる場だったのだな、ということは
やはり理解できる本なのでした。

で、橋本治本の次は「昔広告批評という
平成を超えられなかった雑誌と出版社が
あった」といふ括りで何か書こうかと。

まあ『シンカリオン』で四度目の「#
アニメ感想文」には辿り着いたので、もう
少し史料と原稿の精度は高めなきゃ、と
思ってはいる(しかし「#今こんな気分」
に放り込んだだけなのに過去1スキが
付いてるこの記事の伸びの原因が摑み
きれていない)torovでした。

私がnoteを毎日更新し始めてからも、世の中はひたひたと動いている、ってことか。〜ニュースな動きと備忘録と。|torov|note

あえて【新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION 】だけを
軸に語りきってみる。~「上武の差」は明らかなので。|torov|note