ちくま新書

【本】ファンベース (ちくま新書)

こんばんは。

5週間の入院を経て、やっと3歳の息子が退院しました。やっと家と職場と保育園と病院の行き来から開放されて、ほっと一息です。

病室では、色んな子を見てきました。血液炎という突然体中が痛くなる難病を抱えた女の子、息子が自閉症でいつ走り出すか分からないから常に側にいるお父さん、知的障がいを持って生まれた孫に優しく接するおばあちゃん。

今まで「どうしてもっと~できないの」とか思ってきまし

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素晴らしき洞窟探検の世界 吉田 勝次

結論:現実世界にもある異世界探検記録!

 実は3〜5月、某サイトさんでされていたコンテスト用にダンジョン探索ライトノベルを書こうと思いまして。こちらにも転載した「My らいとにんぐ♡Lady」って奴なんですけどね。ダンジョンの描写を少しリアルにやりたいな〜と思って図書館で借りてきたのがこれでした。資料用にさ〜っと流し読むはずが、あまりの面白さに熟読してしまいまして。

 いやー。細かくいうとダン

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「あまやどりブックス」と名付けるきっかけになった本

最初に紹介する本は、やっぱり「あまやどりブックス」と名づけるきっかけになった本にしようと思います。

それは、『サイコパスの真実』(原田隆之著/ちくま新書)です。

実は、今の入社してからずっと、社長を信じていいんだろうかと悩みながら過ごしています。

社長は人当たりもよく、私以外の社員からは信頼されていて、一見悪い人には見えないのですが、話が進んでいないのに「いまやっています」と言ったり、部下か

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読んでみてね!
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【書評】ネットで勝つ情報リテラシー

本書は「情報」を扱う者が読んでおくべき基本的な書籍です。基本なので、情報を扱う初心者だけでなく上級者にとっても、ベースを確認するためにときどき読み返してみる価値がある内容となっています。

学術書というよりは、啓蒙書の類になりますが、「情報」の本質やその扱い方を具体的な例を交えながら、わかりやすく説明しています。また、リテラシーについて書かれたものですから、専門家よりはむしろ一般の方が、情報にどの

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vol.70「異世界は異世界内異世界へ“深化”する」(『教養としてのゲーム史』多根清史/筑摩書房/2011年刊)

vol.70「異世界は異世界内異世界へ“深化”する」

みなさんこんにちは。
今週は新書です。

新書はあまり読みません。紙数が限られているから、扱える内容は限られている分、著者さんが窮屈そうにしている印象を受けます。それに、ハードカバー製本を閉じたときの「バタンッ」という音が好きです。新書の「ペチャッ」ではいけない。単行本は大きさ・音ともにすばらしく、本を読んでいる実感がじわじわ湧いてきて、読書

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ありがとうございます!
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【おすすめ本】波頭亮『論理的思考のコアスキル』(ちくま新書1404)

私がこの本を手にしたきっかけは、上司からの指摘でした。

「論理的思考ができていない」

確かに、私自身、これまで論理的思考について深く学んだことがありませんでした。そのため、物事を点的にとらえて各物事のつながりを考えなかったり、言語化がうまくできなかったりして悩んでいました。そこで、上司の指摘をきっかけに「論理的思考」について勉強したいと思い、この本を読み始めました。

この本を手にとって「論理

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嬉しいです!
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中立機関による公文書管理の徹底を〜『官僚制と公文書』

◆新藤宗幸著『官僚制と公文書 改竄、捏造、忖度の背景』
出版社:筑摩書房
発売時期:2019年5月

公文書の改竄や捏造、隠蔽など官僚が関与した不法・不正行為が目立つようになってきました。かつては出来の悪い政治家を優秀な官僚たちがカバーし「官僚内閣制」とまで言われたこともあったのに、官僚の世界は一体どうなってしまったのか。そのような疑問を国民の多くは感じ始めているのではないでしょうか。その意味では

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おおきに♡
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主権者として思考するための〜『感情天皇論』

◆大塚英志著『感情天皇論 』
出版社:筑摩書房
発売時期:2019年4月

天皇について考えることを日本人はサボタージュしてきた。思考する代わりに感情の共感をもってやり過ごす。これが明仁天皇の「お気持ち」発言以降の国民の処し方だった……。
冒頭で核心的な認識が提示されます。もちろん大塚英志は本書を通して自己批判を混じえつつそのことを厳しく糾弾することになります。

感情労働。近年、社会学で提唱され

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【書評】ファンベース/佐藤尚之/ちくま新書

ファンベース/佐藤尚之/ちくま新書

ファンベースとは、

支持され、愛され、長く売れ続けるために必要な考え方。

どんなものか。

本題に入る前に、パレートの法則というものがある。

これは、「全顧客の上位20%が売り上げの80%を生み出している」という法則である。

つまり、だいたいの物の利益ってのは、めちゃくちゃファンな人がほとんど消費しているということ。

そう、だから、新規の顧客を増やす

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嬉しいです🚘
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『ともに生きる仏教』の発売記念シンポジウムで感じたこと

二週間ほど前になりますが、表題のシンポジウムに参加するために大阪へ。ついでに京都へ行ってきました(京都でのお話は前回の note「アンドロイド観音はお釈迦様の夢を見られるのか?」に書いた通りです)

その参加の感想をまとめようと2週間も時間をかけていた間に、ネットのお寺さんこと『彼岸寺』さんにて、当日の様子がアップされておりました

個人的にはもう、こちらを読んでいただければほぼ完璧!!とは思いつ

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スキ、ありがとうございます
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