吉川 徹

株式会社マイベストの代表をやっています。

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最近の記事

若手のいちばんの武器は「スピード」である

ひさしぶりのnoteは、春ということもあり若手へのメッセージを書いてみました。ちょっと説教臭くなったら申し訳ないんですが、参考になるところがあるとうれしいです。 経験やスキルに乏しい若手は、どこで勝負すべきなのか?たまにパソコンを前にして考えこんでいる若手を見かけます。 「この資料をどうまとめればいいだろうか?」「この企画はもっと面白くならないだろうか?」とうんうん唸っている。 本人としては頑張っていると思うのですが、そもそも若手は経験やスキルが乏しいのでそんなに大した

    • ユニークな人が多すぎて動物園みたいだけど、僕はこの会社が好き

      なぜか面白い人が集まってくるマイベストうちの会社の面白いところは「面白い人がたくさんいること」です。 思えば、創業当初からうちにはなぜか面白い人が集まっていた気がします。 そもそも僕もどういう人を集めればいいのか最初は全くわかっていませんでした。初めての起業だし、お金も調達していないし、IT業界出身でもないのでネットワークもない。ようするに採用する力もコネもなかった。でも、それが今のマイベストの多様性あふれるカルチャーの礎になった気がします。 今回はマイベストのアドベン

      • 「姑息なマーケティング」でモノが売れる世界を、僕はいいとは思わない

        いま僕は「No.1表記」の存在を問題視しています。 ・売上No.1 ・満足度No.1 ・オススメしたい度No.1 ・信頼度No.1 などなど。こういった表記を広告や商品紹介のサイトでよく見かけると思います。もちろん、そういう表記自体はいいと思うのですが、こういった表記がお金さえあれば買えてしまうことが問題だと思っているんです。 「No.1」は魅力的なワードです。消費者も飛びつきやすい。そういうワードが「お金で買えてしまう」というのはどうなのか……? 今回のnoteでは

        • スタートアップ界の大谷翔平に、俺はなる

          プロ野球選手の大谷翔平さんってすごくないですか?笑 二刀流。メジャーリーグでのMVP。ストイックさ。スター性……。 そのすごさを挙げていけばキリがないのですが、何がいちばんすごいって、「全員の目線を上げた」ことだと思うんです。 不可能だと思われていたことを可能にした。「可能なんだ」とみんなに気づかせた。 そもそも不可能だと思っていたら誰もチャレンジしません。そこを「可能なんだ」と認識を変えて、みんながそれを目指すようになったことがやっぱりいちばんすごい。 大谷選手の

        若手のいちばんの武器は「スピード」である

          たった1人で始めた会社が横領とケンカを乗り越えて社員200人を超えるまで

          おかげさまでうちの会社は年々社員数が増えており、今では200人を超えています。 ただ、ここまでの道のりは「舗装されていないガタガタの道」を進んでいるような感じでした。途中、社員がたくさん辞めてしまったり、ケンカばかりしていたころもありました。 今回は「組織の変遷」についてのお話。 たった1人で始めた会社が、どうやって200人を超える組織にまで成長したのか? そのとき何が起きたのか? 組織作りに関心のある方、現在進行系で組織作りに奮闘している方の参考になればと思い、その

          たった1人で始めた会社が横領とケンカを乗り越えて社員200人を超えるまで

          SNSで承認欲求を満たしてしまっては、もったいない

          SNS発信やイベント登壇に要注意経営者がSNSで「資金調達しました!」「オフィスが広くなりました!」「メンバーが増えました!」と発信しているのをたまに見かけます。 僕はこの行為は、ちょっと危険だなと思う時があります。 というのも、事業がうまくいっていればいいのですが、うまくいっていない場合でも、そうやってオープンにすることで周りからは「おめでとうございます」「すごいですね」と言ってもらえる。 すると、それだけで承認欲求が満たされてしまうからです。「あれ? うちの会社、す

          SNSで承認欲求を満たしてしまっては、もったいない

          海外展開を進めてきて、ついにアメリカ攻略の道筋が見えた

          mybestは海外8つの国と地域に進出しています。 日本では「mybest」を月間約3,500万人に使ってもらっていますが、海外でも全部合わせるとすでに月間1,000万人のユーザーがいます。 うまくいってる国は、台湾、インドネシア、タイ、ブラジルあたり。逆に苦戦しているのはフィリピン、アメリカ、イギリス。英語圏の国はやっぱり難しいなというのが実感としてあります。 今年はアメリカを獲りにいきます!というわけで今年はアメリカに注力します。 これまでは僕も99%国内事業に時

          海外展開を進めてきて、ついにアメリカ攻略の道筋が見えた

          ユーザーファーストを徹底するために、僕らがこだわっている15のこと(企業秘密)

          僕らのサービス「mybest」は、いま月間で3500万人が5000万回くらい使ってもらえるまでに成長しています。 ここまで成長することができたのも、創業以来「ユーザーファースト」にこだわっていたからだと思っています。 Googleは 「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」 という哲学を掲げていますが、僕らもまったく同じ考えです。 mybestは、ひとことで言えば「選択をサポートするサービス」です。 片側にユーザーがいて、もう片側にたくさんの選択

          ユーザーファーストを徹底するために、僕らがこだわっている15のこと(企業秘密)

          人生を後悔しないための「自分だけ会議」の進め方

          僕は毎年、年末年始に時間を取って喫茶店に行きます。 そこでノートとペンだけを持って「自分だけ会議」をやるんです。 人生って「選択の連続」ですよね。 「どの会社に入るか?」「起業するか?」「結婚するか?」といった大きな選択から「今日はどの服を着るか?」「コーヒーにするか紅茶にするか?」といった小さな選択まで。 毎日、毎時間、毎秒の選択の積み重ねで人生は決まっていくわけです。 僕は新卒で投資銀行に就職して、その後メガベンチャーに転職、起業というキャリアを歩んできました。

          人生を後悔しないための「自分だけ会議」の進め方

          カカクコムで新規事業を考えまくって起業したのに、作ったサイトが鳴かず飛ばずで死にそうになった話

          「やりたいことなんて特にないや……」 ずっとそう思っていました。 別に夢中になれるものもないし、何をやりたいかなんてわからない。 だから僕は、将来の夢の欄にいつも「お金持ち」と書いていました(笑)。別に「めちゃくちゃお金持ち目指してがんばるぞ!」と思っていたわけではありません。特にやりたいこともないんだし、とりあえずお金持ちになっておけば困ることはないだろう、くらいのノリ。 とりあえず「将来の夢=お金持ち」というバカみたいな設定をした僕は、お金持ちになる道を探ることに

          カカクコムで新規事業を考えまくって起業したのに、作ったサイトが鳴かず飛ばずで死にそうになった話

          月間ユーザー数3500万人の「mybest」は、どのように生まれたのか?

          僕らは「mybest」というサービスを運営しています。 mybestをひとことで表すなら「選択サポートサービス」。 家電やコスメ、転職エージェントや格安SIM、保険まで……あらゆるモノやサービスの「選択」をサポートするサービスです。 おかげさまでmybestは順調に成長しています。 今年で創業5年目ですが、月間ユニークユーザー数は3500万人。日本人の約4人に1人に使ってもらっている計算になります。さらに世界展開も進めており、現在8ヵ国、海外だけで月間1000万のユー

          月間ユーザー数3500万人の「mybest」は、どのように生まれたのか?

          スタートアップで働く3つのメリット

          最近、新卒の就活生をよく面接してるんですが「大企業に行くか、ベンチャーに行くか」で悩んでる人がけっこう多いんですよね。 中途の人を面接していても「ベンチャー飛び込む決心がつかない」みたいな人が多い。 ……というわけで今日は、起業しようか、もしくはスタートアップで働こうか迷っている人に向けて、スタートアップで働くメリットについて書いてみたいと思います。 選ぶなら、スタートアップ一択!当たり前ですが、スタートアップを起業する、もしくはメンバーとしてジョインするというのは大き

          スタートアップで働く3つのメリット