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春風は一時的に

慕っていた影は
私の身体を疼く渇望が作り出した虚像か
それとも安らぐ一時避難所だったのか

知性の香りに誘われて
ぐんぐんと踏み入れた森の中では
満たされた気持ちの磁場から
心の方位磁針が回り続けている

貴方を満たしてあげたい気持ちが
遠く彼方、透き通る青空に消えてしまいそう

5分おきに通知を確認しては
切なさを噛み締める
結末が見えている関係性に納得してるのに
未だにあなたのアテンションが物足りない
外れた螺子をいつまでも探している

頼りがいがある胸板とリズミカルな心臓音
心地よい言葉のラリー
優しさが滲み出る柔らかい笑顔

春風のような記憶は確かに 
だから、貴方を求めてしまう

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