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飲んだ後にラーメンが食べたくなる科学的理由

最近、週末は夜に同期や仕事仲間と飲んだあと、シーシャを吸ったり鮨を食べたりラーメンを食べたりしている。飲んだ後というのは不思議だ。何故かラーメンや醤油をつけた鮨などを食べたくなる。どうしてもラーメンが食べたくなったりするあの現象はどうして起こるのだろうか? 

飲んだ後の一杯は腹に溜まる。太る。次の日気持ち悪くなったりもする。なんら良いことはないのは知っているのだが、それでも行ってしまう。そこには人々に飲酒後のラーメンが愛される理由がある。それは身体が求める過剰な塩分濃度である。アルコールを摂取すると十分なカロリーを摂ったのにも関わらず脳が糖分や塩分を欲しがるのだ。

どういう仕組みになっているかというと、まず飲酒をすると利尿作用でどんどんトイレが近くなる。そうすると塩分が足りなくなり塩辛いものを欲するようになる。そして、アルコールは肝臓で分解されるためエネルギーが使われる。エネルギーを消費するということは、血液中どこにでも含まれているブドウ糖が使われるので、血糖値がかなり下がる。

お腹が空くというのは胃の中に物が入っていないから空くのではなく脳の中にある血糖値センサーが反応して空くという思考が生まれる。要は、お腹にたくさんものが入っていても、血糖値が下がるとお腹が空いたというスイッチが勝手に押されるのだ。

アルコールをとると、その血糖値も下がり塩分濃度も下がる。だから人はラーメンが食べたくなる。ラーメンの麺の炭水化物(ブドウ糖)、スープの油、そして塩っ辛い味。これらが物理的には空腹ではない状態の身体にぶっ込まれる。あれだけ大量の炭水化物とチャーシュー、スープに浮かんだ大量の脂肪分、そして飲んだ後でもわかるあの塩分濃度。

お酒を飲むと太るのは、大抵はこれらしい。
単にお酒という液体を飲むだけなら、そこまで太らない。要はお酒と共に食べるものが太る原因を作っているのだ。必要なカロリーを取れているのに脳が麻痺して過剰摂取を欲す。人間の身体は面白いなとつくづく思う。

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