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出光佐三・社員を家族と呼んだ経営者

出光興産株式会社
資本金1,600億円を超える、正に日本を代表する石油会社です。

その出光の創業者、出光佐三氏。
「人間尊重」を掲げ、人間中心の事業経営を生涯実践されました。
1911(明治44)年6月20日に出光興産の前身となる「出光商会」を、北九州の貿易港・門司で開始。
石油販売業を生業とし、下関での漁船燃料油を成功させる中、人々の信頼を得て拡大していきます。

この漁船燃料油の販売が「海賊」と呼ばれる所以です。

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この本のモデルとなり、実際の出来事がドキュメンタリーの様に作中で綴られています。
昭和20年。終戦の日から話が始まりますが、その最初の話で衝撃を受けました。
出光佐三氏の社員を”家族”として想っていた行動が、本当に情熱的で、
やり方や体裁は関係ないという正に「なりふり構わない」姿勢に、
胸が熱くなるのです。

映画もありますが、やはり時間的な制約もあるのか、全ては盛り込み切れていないので、本をおススメします!

激動の時代、文字通り命がけで生き抜いた時代。

大事なモノは何か

作中で佐三氏は、石油以外の事業も行っています。
それは決して石油に関係があるとか、興味があったといった理由からではありませんでした。
また逆に、会社にとって損失とも言える支出を行ってもいます。

それはなぜか?

そこには守るべき「信念」と捨てるべき「プライド」があったのだと思います。
その時の判断基準は「大事にすべきな何か」だったのです。
命がけの時代だからこそ、好き嫌いでは選んでいられないのです。
通すべき筋、果たす責任、守るべき人
その全てを天秤にかけて、佐三氏は決断を繰り返していったのだと思います。
更にそれは周りにも伝播し、本来は敵対する立場の人間にも、”粋”な行動を取らせました。

むしろこの時の官僚の方も格好良いんですが!(好きな場面の1つです!)

本気の人にはかなわない

色んな場面で教えて頂き、また沢山の方々が口をそろえて言う言葉です。
本気の人間には、抗えない力と協力したくなる魅力があるのです。

自分自身が何に本気になるのか。
それは自分でもわからない人が多いと思います。
それでも時間は過ぎていく。
そうであれば、本気になるモノを探すよりも、自分が願った状態になる為の小さくても確実な一歩を踏み出す方が大事なのかもしれません。

やってるうちに本気になる、”ハマる”瞬間は来る事でしょう。

まずは一歩、踏み出してみましょう!

僕自身も、小さくとも新たな可能性への一歩を踏み出します。

ではでは☆

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