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「独りよがりなブログはダメ」と完璧主義の恐ろしい共通点

※stand.fmでこの内容の音声配信を聴くことができます。

こんにちは、TOSHIです。

ブログにまつわる「読者のニーズに合わせないといけない」「独りよがりの記事ではダメだ」という意見について、疑問を呈する記事をいくつか書きました。むしろ、独りよがりでないと無理だし、そうでないとつまらない記事になってしまうんではないかと。

行動が止まり自己肯定感が下がる

「読者のニーズに合わせないといけない」や「独りよがりの記事ではダメだ」を追求すると、ほとんどの場合で行動が止まってしまいます。

そもそもが無理な話ですし、何をやっていいのかわからないからです。つまらないので続けられないという面もあります。

これって、「完璧主義」のときの話と同じだな、と思いました。そのことについてここでシェアします。

完璧主義の恐ろしさ

完璧主義についても、記事にしています。

「完璧にやりましょう」という意見は、一見もっともに聞こえます。これに反論するのは難しいでしょう。「少しでも完璧な仕事を目指そう!」と言われて、これに異を唱えると真面目でないように思われてしまいそうです。

しかし、完璧を追求するとハマってしまいます。そもそも完璧がどんな状態なのかわからないし、どこまでいっても完璧にはならないからです。だから100%完全に完璧な状態はあり得ないために、そこで行動が止まってしまいます。

そして「完璧にできない自分はダメだ」と自分を責めて、自己肯定感を下げてしまうのです。

これって、まったく一緒ではないか、と思いました。

悪意を持って言うなら恐ろしい話

もちろん、「完璧にやりましょう」と言う人の大半は善意で言っています。少しでも良い仕事をして、良い成果を上げるために、皆のためにそう言っているはずです。

ところが、上述の記事にも書いていますが、完璧主義はスパイ工作にも使われます。相手の組織の中に潜り込んだ工作員に「完璧にやらないとダメだ」と言わせることで、その組織の生産性を低下させ、破壊に追いやるのです。本当に恐ろしい話です。

そう考えると、こんなことを邪推してしまいます。

ブログについて「読者のニーズに合わせないといけない」「独りよがりの記事ではダメだ」というのも、悪意を持って言うこともできる、と。

そう言って「そうだそうだ」と思わせて、行動できなくさせて挫折させていけば、ライバルを減らすことができます。

恐ろしい話です。

誤解のないように

誤解のないように補足しておきます。

ブログの先輩や指導者として「読者のニーズに合わせないといけない」「独りよがりの記事ではダメだ」と言う人のほとんどは正しいことを言っているのだと思います。

言葉足らずだったり、受け手側の誤解で問題が生じているように感じています。

内容の独りよがりは良いと私は考えます。発信内容は独自のもので、独特なものでなければ面白くはないし、発信する価値を生まないからです。

ですが、発信の仕方の独りよがりはダメです。その例は日記でしょう。日記をそのままブログにアップするのはダメだと思います。日記は書いた本人にしかわからないもので、それで良いのです。その意味で「独りよがり」です。

ブログにアップする際には、内容は日記と同じであっても、読んだ第三者がわかるように、具体的に書いたり自分にしかわからない用語を使わないなどの配慮が必要です。

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