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トップガンマーヴェリックの謎を解け‼ #2

第1章 映画館で映画を見よう!

1.1 なぜ映画館に行くのか?


 前回の ”はじめに” でも述べたように、今や自宅のテレビでもトップガンマーヴェリックを観ることができるようになりました。
それでもトップガンマーヴェリックは絶対に映画館で観るべき映画だと思っています。映画館と自宅のテレビとの違いとはなんでしょうか?

まずは何と言ってもスクリーンの大きさでしょう。

 特にトップガンマーヴェリックでは迫力ある映像を存分に楽しみたいので、私は、専らスクリーンに近い席を選んでいますが、自宅の30インチのテレビ画面が映画館で見たのと同じ位の大きさに見える近さを確かめたところ、なんと画面から約50センチでした。(眼鏡のフレームに占める画面の割合で判定)

 これは老眼の身でピントが合うギリギリの距離ですし、そんな見方は良い子のみんなも真似しないほうが良いでしょう。
またこの画面サイズ:画面からの距離の比率だと、どこかの豪邸にある100インチの大型テレビであっても、1.5mの至近距離で見る必要があります。

 逆に言うとそのくらいの近さで見れば、サイズ的には映画館と同じように見る事ができる、ということになります。
しかし人間の眼というのは脳の一部というだけあって、ただ画像を網膜に映すだけではありません。両目で遠近感を捉えるのは当然ですが、片目だけであっても無意識的に瞳を収縮させて焦点が合うしくみですので、そこから何らかの距離の感覚が脳に伝わっていると思います。要は遠くにある大きいものと近くにある小さいものとでは感覚が違うということです。

 例えて言うならば、皆さんがサバンナに行ったならば、ブッシュからひょっこりヒョウが出てきたときには十分警戒し、できれば速やかに退避いただくことを推奨いたします。かたやリビングのソファーで寝ているときに不意に猫が胸に乗ってきたらどうでしょうか?

 おそらく目を覚まして、目の前にいるネコ科動物を認識した時に、温度や湿度、壁や天井などの周辺の状況を観察して“よし、ここはサバンナではない、安全。”と判断したり、はたまた“爪が出っぱなしではなく、引っ込むようになっているな“とか”牙の太さ、長さと顎の筋肉の強さから俺の喉を嚙み切ることはできないな“とかを瞬時に判断してネコ科の猛獣ではないということを見分ける、ということもないでしょう。

ただ近くに小さくて可愛い奴がいるなと思うだけですよね。

どっちがヒョウかわかるかな?

 同じようにトップガンマーヴェリックのF-18も眼に映るサイズは同じでも映画館の大スクリーンだと実機サイズに近くて、俄然カッコよく見えるという効果があります。戦闘機の中でもF-18の場合は特にそう思うのですが、
これはあくまで個人的な見解であり、第2章の2.1でも軽く触れています。


 映画館の第2の特徴は一期一会であるということでしょう。

15回も見に行って一期一会もないもんだ!と思うかもしれませんが、映画は後述のように言語や上映フォーマットもさまざまですし、トップガンマーヴェリックレベルの奥深い作品だと、観る度に受け止め方も変わってきますので、毎回その上映が唯一無二の一回であり、自ずと集中して観るということになります。

 そして更に緊張感に拍車をかけるのは映画館の上映では、なんと!途中でトイレに行きたくなっても途中休憩はありませんし、途中で止めてくれるなんてことは金輪際無い!ということです。

 水分を取るとトイレが近くなる私には要注意でして、上映開始の1時間くらい前からあまり水分を取らない、とはいえあまり喉が渇いても作品に集中できないので前広に適度に水分を取り、代わりに上映中には飲み物は飲まない、そして喉が渇かないようにポップコーンも買わない、という対処が必要でした。(したがって“はじめに“で書いたポップコーン代は節約することができました。)

このように映画館での鑑賞は心・技・体いずれもベストで臨むことを求められることになります。

 
 第3の特徴は連帯感です。

 他の観客と一緒に観るということですが、映画本編の上映中は集中して、極力一人の世界に入ることが肝心です。
しかしエンドロールになると、ちらほらと退出する人も出てきて、自然と周囲が気になるものです。

 ただトップガンマーヴェリックでは他の映画に比べてエンドロールの途中で退出する人の割合が少ないように感じました。
他の映画ではエンドロールにNG集があったり、エンドロールの後に、後日談的なおまけ映像があったりして最後まで気が抜けないようにしているものもありますが、トップガンマーヴェリックでは、エンドロールで主要キャラの映像が映る以外は特に仕掛けはないにも関わらずです。

 トップガンマーヴェリックのエンドロールは作品の余韻に浸る重要な時間で、できればスタンディングオベーションなんかしたい気分なのですが、私も社会的動物である人間に属していますので、あまり奇異な行動はしないように心がけています。

 そして最後に照明がついた時に、席に残っている多くの人を眺めて、勝手に同志だと思っているわけです。

ここまで読んでいただけたなら、このあと早速最寄りの映画館でトップガンマーヴェリックのインタネット予約してみてください。

上映期間が終了しないうちに・・・

映画館ありがとう


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