アートボード_21

IA Conference 2019 報告会レポート

- Information Architecture Conference 2019 Redux in Tokyo -
IAカンファレンス報告会に行ってきました。
デザイナー向けにまとめたメモをサクッとまとめます。

「IA Conference 2019」ってなに?
- Information Architecture(情報アーキテクチャ)に関する国際会議
- 今年のテーマは「Gateways: Legacy With Purpose」
- 3月13日-17日に米国・フロリダ州オーランドで開催されました
- 2019プログラム: https://www.theiaconference.com/
● そもそも「Information Architecture」ってなに?
インフォメーションアーキテクチャは「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術です。
Webの発展・普及によって、書籍・マスメディアしかなかった時代に比べると、人々と情報との接点は増加し、また、情報取得・理解の難易度も上がっています。

リチャード・ソウル・ワーマンは、著書「Information Architects」の中で、この問題を解決するための職業として、インフォメーションアーキテクトを以下のように定義しました。
- データの持っているパターンを整理し、複雑なものを明快にする人
- 人が知識への経路を見つけるための情報の構造や経路をつくる人
- 時代の要請により21世紀に新しく生まれつつある、明快さ、理解、情報の組織化を専門とした職業。
(参照ページより一部抜粋)

- ここから本題 -

▼ プレゼン者(デザインマネージャー)がもっていた課題感
- 現場のDesignerがのびのびと仕事ができる環境をどう作るか
- 組織としてどこを目指していくべきか
▼ 課題に対する デザインオプスの提唱するゴール:
現場のDesignerにはデザインすることに集中してもらい、
彼らの価値・パフォーマンスを最大化すること
▼ Designerの価値とは?
1. 理解や共感を促すことができること
2. 物事を明快にし、人とシステムの行動を一致させることが出来ること
3. 何が人々にとっての価値なのか探索することができること
4. 物語やビジュアルで物事を表現、想像を形にすることができること
 ▼自社に導入する際、これらをどう参考にすると良いか

1.  自社組織( Product / Service )におけるDesignerの価値は何か?
2.  その価値が最大化されている状態はどういった状態か?

上記2つを言語化し、それに向けた取り組みを行うこと。
▼ リーダーシップを発揮するために有効な5つの方法
1.  エゴをなくす
2.  きちんと戦う
(他者とコラボレーションし、コンセンサスを取るよう自発的に行動する)
3.  信頼を築く
4.  Teamが幸せで居続けられるように行動する
5.  自分のことを忘れない
(自分自身をハックして、進化成長していく)

↑ この5への感想:
組織やチームに向き合うことを提唱する一方、"自分自身のことを忘れない" といった言葉にハッとしました。自分自身を磨いていく姿勢を背中でチームメンバーに見せ続けることが信頼につながる。
 それは"誰にとってスマート" なのか考える
- 継続できないことを組織は大切にすることができない
- 「ないがしろにできない価値」がある場合、様々な視点から定量化・数値化してモニタリングしていくと良い
- KPIとして取り組んで、継続すべき状態をつくり上げてしまう
▼ 顧客の本質的な課題と向き合う開発手法
- Dual Track Agile
- Triple Track Agile
- Dual Track Agile参考記事
- Triple Track Agile参考記事

これらのAgileのメリット
- マーケットに対する大きな課題を俯瞰して捉える
- 開発Teamと設計Teamがパラレルで動くことにより、Productと直接関係ないコンテキストの課題もすくい上げ、対峙している顧客の行動に対して広く俯瞰した対応が出来る


デザイナー向けにまとめたため、
かなりかいつまんだメモになってしまいました。
この記事がどこかで、勉強会に行けなかった方のお役に立てれば幸いです。

tottie 

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