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台湾留学一週間目(2/22-2/28)

台湾留学一週間目(2/22-2/28)

台湾に来て1週間が過ぎた。(すでにもう2週間が過ぎようとしているが)
台湾留学準備編でまとめた5つの項目

①中国語の勉強
②フェミニズム
③書店巡り
④台湾という国を知ること
⑤記録すること

を中心に纏めようと思う。

1.中国語の勉強

わかっていたことだが、「思ったように行かないの連続」だった。
語学留学を経験したことがある人ならおそらく共感すると思うが、語学留学に行ったからといって諸手の粟のように中国語を話す機会や現地人と話す機会があるわけではない。

なんか話しかけづらいルームメイト、話す人は店員さんだけだが、店員さんは何を言っているかわからない。適当に”要、不要”を言いながら笑ってやり過ごす。(外国人だと思って向こうも聞いてこない)

一番の誤算はAirbnbで予約した宿所が実は民泊専門の建物でオーナーはそこには滞在していなかったこと。なのでオーナーと泊まる人という関係性がないので気軽に話しかけることにハードルが高めだった。

ここで最初のAirbnbでの「一緒に暮らす人と密接に中国語で話す」という目算は玉砕する。

そして毎朝早起きて勉強もするのも早々に諦めた。どう頑張ってもできないので。ということで留学に来て毎日中国語を勉強しているわけでもなければ、使う機会も大してない状態だ。唯一意識しているのは街歩きのとき中国語の歌のみを聞いていることぐらい。

あ、でもマクドナルドで隣に座った人が話しかけてくれて30分ぐらい会話をすることができた。

2.台湾のフェミニズム

現時点では主に書店を回りながら書店でフェミニズムコーナー、書籍がどのようなものがあるか調べている。個人的には一間書店,青鳥という本屋で見たフェミニズムコーナーが充実しているように思えた。

誠品書店信義店の”性別研究”コーナー

特徴という特徴だが、

⑴翻訳書が大半を占めること。欧米圏に加えて韓国語の本も多く翻訳している。翻訳書だけにとどまらず、洋書がもうそのまま置いてあることにたまげる。
(後にわかることだが何軒か誠品書店に行ったが全店共通で原書コーナーが必ずある)

(2)LGBTに関する本がフェミニズムと並列して置かれていること。そもそもカテゴリーとして「性別研究」があり、その中にフェミニズム、LGBTが含まれるという感じ。さすがそこは同性婚が合法化している台湾だという印象を受ける。

3.書店巡り

一番お気に入りの写真

異国の地に最初降り立ったときに本屋から見て回るのは、何度考えても良い方法だと思う。
行きたい書店にくっつけて、観光地も回れる。一方で観光地を回るだけでは入ることのない路地、場所を歩くことにもなる。

書店を入るだけではお金もかからないので懐も寒くならない。
なお、慣れてくると欲しい本が増えて結局はすっからかんになるのだが。

そして、「キーワード」を拾うことができる。この人どの書店でもよく見る名前だな、とか。この出版社よく見る本だなとか。ひいては有名なPodcastを見つけたりすることもできる。

後でまとめて書こうと思っていることだが、街を歩いていても話す言語も日本語、日本語(韓国語)のコンテンツを接する人間で24年間「日本」という国の環境で生きてきた人間が急に台湾に来たからといって、突然変化するわけではない。風景だけ変わり、その風景に似合わず、自分は自分のまま。そのミスマッチは台湾に来ていてもどこにいても固い殻に覆われている自分がいることを発見する。

そんな殻の隙間から、自分の中に今いる場所の要素を取り込む方法が本屋歩き、を通して得るキーワードなのだと思う。

書店巡りを通して「キーワード」を拾う行為は、浮いている自分を少しずつ台湾の地に着陸させる作業といえるだろう。


4.台湾の社会を学ぶ

”2.28”

台湾では2.28といえば1947年に起きた「2.28事件」のことを指す。大変申し訳ないがまだ全部を把握できておらず説明ができない。至極簡単にまとめると民衆(台湾人)と国民政府の衝突事件で民衆の虐殺が起きた事件だ。この日は台湾では祝日になっている。

今年、1989年の映画「悲情城市」が再度上映された。この映画はこの2.28事件を直接的に扱った映画で、1989年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した。
再上映の影響か書店やコンビニでこの作品のポスターをよく目にした。

また街を歩いていてこの事件を記念する「二二八和平公園」や発端地とされる記念碑を発見した。

2/28当日に撮った発端地。献花がされている。

2.28。実際に台湾で過ごし歩いて、見ていくことで知ることだった。

5.記録をすること

一番、過去の後悔を生かせている部分がこの部分。
traveler's noteで思ったことを書き留めたり、調べた部分を書いたりすることは、その後の街歩きの体験が異なることを実感する。instagramに廻った書店をまとめたり、こうやってNoteに書くことを考えたり。
街に出て得てきたものを、記録や文章を通して整理する時間を持つことの大切さを強く感じる日々だ。

以上台湾留学1週間目の記録だ。


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