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精神的な体力をつけるリハビリ②

こんにちは。おとです。
前回から大分時間が経ってしまいました。

今回はこの記事の続きを書きますので、
見ていない方はこちらから見ていただくと
スムーズに内容が入ってくるかと思います。

では、脳機能のリハビリで精神的な体力をつけよう!
今回は、回復期後期から考えていきます。

⑥回復期後期(病前の6~7割回復)

回復期後期は、気分は改善してきますが、意欲はまだ乏しい状態。
集中力が続かなかったり、体力もまだまだ・・・。
結構回復してきているのに、疲れやすいと落ち込むことはありますが、
脳と心・身体との認識にズレがある時期ですね。

うつ状態からの回復過程において、疲れを感じるのは大切なこと。
疲れを感じにくくするにはどのように動けばいいか?
自分の体力の耐性はどの程度か?
を実感できる時期だと私は考えます。
気分は改善してきているので、自然と焦りはありますが、
セーブする気持ちが大切ですね。

生活リズムを整えつつ、日常生活動作以外にも目を向けられる時期です。
身の回りのことに色々と手を伸ばせるといいですね。

また、この段階では社会生活での活動に向けて、
「集団」での活動を増やしていき、
より具体的な「生活」についてイメージしていくことが大切です。

他者との活動・感情の共有や会話方法、自身の物事の捉え方、
会話や集団での行動・作業を通して疲労度はどうか。
また、コミュニケーション方法や休息方法を学んでいきます。

この段階だと病前行っていた趣味を再開してもよさそうです。
趣味がない場合は、気分転換できるものを見つけられるといいですね。
趣味などの作業や対人交流交流などを通して、
嬉しいなど、ポジティブな感情を感じやすい時期でもあります。
ここまでくると、大分回復してきたと言えそうです。

⑥-2 認知行動療法の理論を取り入れた心理教育が効果的

また、この時期では積極的に心理教育を取り入れると、より効果的。

・考えを切り替える(認知再構成)
・行動を通してこころを軽くする(行 動活性化)
・こころと身体の緊張をほぐす(リラクセーション)
・自分の気持ちを上手に伝える(ア サーション)

対人関係・社会リズム療法や行動活性化療法ともいいます。
集団や社会など、普段の生活で取り入れられるといいですね。

私は双極性障害当事者で作業療法士ですが、
作業療法の理論は自然と、心理教育など
様々な療法を掛け合わせていることが分かります。

改めて、自分でもびっくりしているところです(笑)

⑦回復期~寛解における支援者への支援

寛解に至っていない場合、退院されたり、
もともと外来受診で治療を続けている方の場合は、
重い躁・うつ状態ではないが、日常生活機能は不十分な場合が多いです

この段階で特に重要なのが、家族や支援者への支援です。
ちょっと日本語がおかしいですが・・・。

つまり、近くの方に対する支援と言うことです。
本人に限らず、家族や親しい間柄の人にとって、
病気になるのは不安で心配なこと。
「どう接していいかわからない」
「何を気を付けていいかわからない」

身体障害領域で働いていた頃もこんな声を聴きました。
私の経験として、本人はもちろん、家族や親しい方の病識や理解があるほど生活しやすいですし、寛解期間も長くとなると思います。

どうしても躁・うつ状態の本人と寛解時の本人、
変化があるので困惑する方もいらっしゃると思います。
本人も戸惑うのだから、周りが戸惑って当然・・・。
家族や周りへのアプローチも非常に大切です。

外部サービスや家族会への参加もいいでしょう。

ゆっくり休むことで決して怠けではなく、大事な期間だということ。
躁・うつ状態における接し方、
むやみに怒ったり感情的にならない、などなど・・・。
本人が躁・うつ状態のときに、どうしてほしいか
コミュニケーションをとっておくのもいいですね。

終わりに

2記事にわたり、最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分でもまとまっているかわからず・・・
脳が混乱しながら書いた部分もあります。
読みにくい部分もありますが、ご了承頂けると幸いです。
みなさまのお役にたてると嬉しいです。




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