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弘前工業高校 渡辺 碧巧選手

木下:よろしくお願いします!
渡辺:よろしくお願いします。
木下:卒業おめでとうございます。高校3年間振り返って率直な気持ち聞かせてください。
渡辺:
このチームでよかったなって言う気持ちです。
木下:色々なキャプテンを見てきたと思うんだけど、どういうキャプテンになろうと思ったんですか?
渡辺:
自分は一個上の先輩に鳴海魁馬先輩がいて、チームの大エースとして一年生から試合してきた先輩の姿を見て、「こうなりたい。」と思っていました。鳴海魁馬先輩から代が変わって「碧巧は碧巧なりに。」と言われたのが始まりでした。自分たちの代は春藤監督が弘前工業の監督を16年やっていてその中で「1番最低なチーム、最弱なチーム」と言われたのが自分たちの代でした。自分は小、中学校でバレー部に所属していたんですが一度も大会で優勝したことなくて。(笑) 自分はキャプテンになったんですけどチームの皆んなより上手くもないので1番信頼されるキャプテン、後輩たちの憧れの先輩、キャプテンになれるようにこの1年間はやりました。
木下:春藤監督はストレートに言うんですね…。キツイ!!どうやってキャプテン決まったんですか? 信頼されるキャプテン、憧れの先輩になる為にどういうところ意識されてたんですか?
渡辺:
キャプテンは監督の方から「自分にやって欲しい」と言われてやりました。自分は部活と私生活でめっちゃギャップがあると言うか全然違うんですよね!(笑)まず、春藤先生はいつも練習の時怒ってたり自分たちにいつも厳しいので部員の中では上下関係がなくて皆んな伸び伸び練習出来るようにと部員全員仲がとてもいいです。
木下:私生活と部活だどどう違うんですか?
渡辺:
ん〜、部活はちゃんと練習したい人なので人格変わると言うか怖くなると言うかそーゆー感じになります。(笑) 私生活はふつーの人みたいな感じです。(笑)
木下:(笑)見てみたいです! キャプテンでエースというところもあり難しかったですよね?気持ち的に…。
渡辺:
そーですね!キャプテンはチームのこと、プレーのこと全てのことで監督に怒られるのでキャプテンになってほんときつかった部分はありました!でもその分、監督には愛情があったりしてとても頑張ろって思うようにもなりました。
木下:愛情があると感じたエピソード聞かせてください!
渡辺:
エピソードは今あんまり思いつかないんですけど、監督に言われた言葉で覚えてる言葉があるんですけど、「ナンセンスだなー」です(笑)スパイク練習の時打つのが上手くないってことで言われました。(笑)
木下:その言葉が愛情あるんですか!?
渡辺:
んー面白エピソードですね(笑)愛情は最初は分からなかったんですけど、キャプテン一年やってきてだんだん分かるようになったって感じです。
木下:中々ストレートに言うのも逆に愛情の返かもしれませんね?(笑)
渡辺:
そーですね。(笑)
木下:でも、監督との信頼感が伝わるエピソードです!
渡辺:
ですね!!
木下:後輩達に響いてると思います。後輩達からどんな言葉をかけて頂いたんですか?
渡辺:
後輩たちからは「キャプテンみたいになります。」とか「碧巧先輩目指して頑張ります。」など色んな言葉もらったのでほんと嬉しかったです。自分たちの代の青森県のバレー上手い子達が五所川原工業高校(今は五所川原工科)に全員行ってしまって、自分の同期は9人いるんですけど言い方悪いんですけど、、居残りメンバーが弘前工業高校に入学したので「全国にも行けないだろう。」と言われてた代だったんです。ですけど、一個上の先輩の代の春高が終わって自分たちの代に変わって3週間はずっと休みなしで練習して先生にずっと怒られて初めての自分たちの県大会で優勝して先生が初めて涙を見せました。「正直、勝てると思ってなかった。でも、君たちの努力が報われたんだぞ!」と言われて自分たちは苦しかった練習がやってよかったって思うようになりました。
木下:そう言ってくださるのは本当に溜まったもんじゃないし、そういう時の監督の涙って本当にやばいです。僕なら号泣ですよ!めちゃくちゃいい監督ですね! 後輩からの言葉も素敵すぎです!怒られる内容は技術だったんですか?人間性ですか?
渡辺:
技術でしたね。(笑)人間性とか性格とかは逆に褒められてました。学校生活の生活態度とか、他の先生とかに全然怒られないし先生と仲も良かったので。
木下:そうなんですね! でも、そこが良かったから伸びたんだと思います。素直な選手達だからこそ技術の吸収も早かったんじゃないでしょうか?
渡辺:
特に自分とミドルの長内っているんですけど、監督に常に怒られて泣いてた泣き虫メンバーだったんですよ。(笑)ミドルの長内くんは一年生の頃から監督に怒られたりとかしてたので3年間泣かされてました。自分は特に3年生の頃に泣かされてました。(笑)
木下:泣いた後って、すぐ切り替えられたんですか?慰め合いとかですか?
渡辺:
みんなに大丈夫か?とか心配してくれたんですけど、自分はやってやるって気持ち切り替えてずっと練習やってました。自分は皆んなよりも下手くそだったので「泣いてる暇あったら練習したほうがいい。」って考えてましたね。
木下:動いた方が良いって思考ですね!分かってても泣いちゃうのは仕方ないっすよね!
渡辺:
はい(笑) 自分は泣き虫なのはしっているので。(笑)
木下:本当に素晴らしいキャプテンだと思います。時期キャプテンの後輩に一言お願いします。
渡辺:
このメンバーでバレーボールができるのは高校生活の中でしか出来ないことなので、楽しく!悔いのない!高校生活を送ってね! 1年間なんてあっという間だから!
木下:ありがとうございます! キャプテンで悩んでる中高生に一言お願いします!
渡辺:
キャプテンはチームの中で1番大変で辛い立場です!だからこそ、プレー面やチームのことで悩んでいたら1人で抱え込まず、同期の子や後輩にでも良いので話してください!自分は寮生の後輩にも相談したりしていたので常にみんなの意見を聞く、それをすることによってチーム全体が大きく変わってくると思います! 最後に一つだけ、キャプテンは常にいろんなことに目を配らなければならないのでどうしてもバレーを楽しむこれが1番簡単なことなんですけどどうしても出来なくなってしまうと思うので、「バレー楽しむ」これを忘れないでください!
木下:ありがとうございます!!本当に素敵な最高な言葉です。みんなに届いて欲しいです。
渡辺:
本当にありがとうございます!
木下:次のカテゴリーに春から進みますが率直なお気持ち聞かせてください。 そして、どういう選手になりたいか、目標や抱負などありましたら聞かせてください!
渡辺:
自分は沢山のレベルの高い人たちとバレーボールができるこの機会を大事にして、また自分は1からバレーボールに向き合っていけたらと思います。 私は皆さんに応援されるチーム、選手になりたいです!
木下:ありがとうございます!見てくださった方や応援してくださる皆様に一言お願いします!
渡辺:
見てくださった方々、応援してくださる皆様、本当にありがとうございます。 自分は全然有名でバレーボールが上手い人ではないんですが、一生懸命、バレーボールと勉強に向き合って大学でも頑張っていきたいと思います。 今日は本当にありがとうございました。
木下:ありがとうございました!
渡辺:
ありがとうございました!

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