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【気まぐれエッセイ】なぜ飽きるのか、2つの原因とマンネリ対策

私には計10年以上付き合っている彼氏がいる。

破局もマンネリ期も経験しているが、今とてもいい関係を築けていると思う。ちょっと惚気させていただくと、ラブラブなのだ。

もちろん付き合ったばかりの頃のようなラブラブとはまた違うけれど。“揺るぎない信頼と安心感”の上に、ちょこんと”ドキドキ” が乗っかっているような感じ。

私はこれから、これまで過ごしてきた時間より遥かに長い時間を彼と過ごしていくつもりでいる(絶対とは言わない 笑)。そんな中で、これからも信頼関係を育みながら、今はちょこんと飾りのように存在しているドキドキを、もうちょっと膨らませていきたいと思っているんだ。

「そんなの無理でしょ?」って思う人が多いだろうね。私も昔はそう思っていたし、何度も泣いた。でもね、そうでもないんじゃないかって今は思ってる。だって今の私たちの関係は、私が10代、20代前半の頃に想像していた“長く付き合っているカップルの関係” よりずっとずっといいから。

前置きが長くなってしまったけど、そんなわけで今日は、パートナーに飽きちゃう(飽きられちゃう)2つの原因と、そうならないためにできるマンネリ対策について書こうと思う。



1:本当は自分に飽きている

お互いの生活に変化がない状態で2人の関係に飽きるのは、ほとんどの場合、本当は相手ではなく自分自身に飽きていることが原因だと思う。

刺激を自分で生み出せず、外側にだけ求めているから、”同じ刺激” つまり”同じ相手”に飽きてしまうんだ。世の中のカップルのマンネリって、ほぼこれが原因だと思うんだよ。

自分が何かにチャレンジしたり、色んな人と会っていい刺激を受けたり、好きなことをたくさんして毎日楽しく過ごしていたりすると、隣にいてくれる人をより愛しく思うものだから。毎日が幸せなのは、パートナーのおかげでもあると感じる。

でも自分の生活に変化がなく(幸せであればいいので、変化がないこと自体は問題ではないけれど)飽き飽きしながら惰性的に過ごしていると、どうしても強い刺激が欲しくなるよね。新鮮な恋ってすごく刺激的でしょう? だから新鮮ではなくなったパートナーを、替えたくなるんだよ。高揚感を味わうにはそれが一番手っ取り早いから。

生き方は人それぞれだから、それが悪いってわけじゃないけど。

だけどもしあなたが1人の人と末永く幸せに過ごしていきたいなら、相手に飽きられない努力をしたり自分が相手に飽きないように工夫したりするより、まずは自分自身に飽きないように暮らしてみるのがいいと思う。

そして相手があなたに飽きる原因もコレってことが多い。これは本当に覚えておいてほしい。恋人に飽きられたからって、自分が飽きられるような女ってわけじゃない。結局その人は誰と付き合っても飽きるような人って可能性は高いからね。

2:相手に飽きるのは、成長速度にズレがあるから

でもね、時には本当に相手に飽きることがある。それは、自分だけが加速度的に成長しているときだ。付き合った頃は同じ地点、もしくは自分より少し先を歩いていた彼を、追い越したと感じると、やっぱり一緒にいても退屈に感じちゃうよね。それって仕方のないことだと思う。逆に相手に飽きられるのもこれが原因ってことも多い。

このパターンで重要になるのが、①相手の成長はそこで打ち止めなのか(失礼な言い方だけどそれまでの人なのか)②成長する時期がズレているだけなのか という点。もし①だったら、きっと2人は上手くいかないし、それぞれの人生を歩んだほうがお互いのためだと思う。でももし②だったら、自分の成長が相手にもいい刺激を与え、時間差できっと相手も成長するから、それを待ってみるのもいいと思う。ずっと成長し続けている人っていなし、人それぞれ停滞期と成長期っていうのが人生にはあるからね。このバイオリズムのズレのせいで、大切な人と別れてしまうのはちょっともったいない気もする。まあ、これが原因で別れた場合は、お互いの人間的レベルが一致したタイミングでまた寄りを戻すこともあると思うけど。

そして女性も男性も、男性がちょっとだけ先を走っている状態を心地良く感じる人が多い(もちろん人によるし、年齢によっても変わると思うけど)から、その状態が最も上手くいきやすい。また横並びで切磋琢磨して上手くいっているカップルも多いよね。一番破局しやすいのは、女性がちょっと先を歩き始めたときだ。男性はそれを受け止める器がない人が多いし、女性は女性でそんなとき相手を見下してしまうことが多いから(何度も言うけど、もちろん人による)。

3:マンネリ対策

【1】 日常に吊り橋効果を!
重複するけど、やっぱりまずは自分自身に飽きないようにすることが効果的だ。吊り橋効果って聞いたことあるでしょう? ジェットコースターでもお化け屋敷でもいいんだけどさ。ドキドキする体験を一緒にすると、一緒にいる相手にドキドキしていると錯覚して、その相手を好きになるっていうアレ。それを、日常で味わい続けられるといいと思うんだ。それは、一緒に吊り橋を渡ろうって意味じゃないよ(たまにはそれもいいかもしれないけど 笑)。

例えばずっと頑張ってきた仕事で成果が出せたとき、アドレナリン、ドーパミンが大放出している状態で彼とお祝いするとするじゃない。そしたらやっぱり彼のことを、「私の成功を喜んでくれる彼、大好き♡ 私がここまで頑張ってこられたのも彼のおかげ」って思うんだよ。そしてそれは相手も同じ。彼が彼の人生にときめいているとき、きっと隣にいるあなたを大切に想う。でもそれはあなたがコントロールできることではない。あなたにできるのは、あなたの人生を楽しむことだけだ。お互いがそれぞれの人生を楽しみながら、その一部を共有し合うことで、日常に吊り橋効果をもたらすことが出来る。こう書くと、「錯覚で好きでいろと?」って寂しく思う人もいるかもしれないけど、そうじゃないんだよ。

自分の人生にときめいていないと、人にときめくって難しいって話。少女漫画のように、灰色の世界から連れ出してキラキラした世界に招いてくれる王子様なんていないんだ。いや、最初だけはそう感じることもあると思うよ。むしろ最初はそういう想いで恋に落ちることって多いと思う。でもちゃんと付き合い始めると、どんなに素敵な日々も日常に変わる。その日常を、どう愛していくかが大切になってくるんだ。そしてもしずっと日常に変わらないなら、たぶんあなたは彼の本命じゃない。危うさがあるから、日常にならない、そのハラハラをドキドキと勘違いしているだけだ。

だからお互いが、それぞれの人生にときめいてるのが一番なんだ。彼に飽きられたくない、彼に飽きたくないと思うなら、やりたいことをやろう、楽しいことをたくさんしよう、人生を思い切り謳歌しよう。

【2】彼の器を信じて、自分の人生に懸命になろう!
じゃあ、成長速度が違うせいで飽きてしまうのを防ぐにはどうしたらいいか。

悲しいけどこれは、防ぎようがないと思う。

相手に飽きられるのを防ぐほうが簡単かもしれない。成長していく彼に置いていかれないよう、自分もしっかり生きればいいのだから。でも自分がぐんぐん成長しているとき、彼のためにその歩みを止めるのはちょっと違うし、「あなたももっと頑張って」なんて態度はたぶん2人の仲を悪化させるだけだろう。

だからもしあなたの変化や成長が、2人の仲に悪影響を及ぼしていると感じたらそのときは、彼の器を信じて自分の人生に懸命になるしかないと思う。もちろん彼に対しての思いやりは大切だけどね。

そうしたとき彼がどう出るかで、あなたにとって彼が必要なのか(逆も然り)が見極められる。あなたの姿に触発されて彼も成長するか、拗ねたりあなたの足を引っ張ろうとしたりするのか。彼の器が大きければ、2人は次のステージへ進める。彼の器が小さければ、お別れしたほうがお互いのためだ(マンネリ対策のしようがないし、する意味もない)。

逆に彼が先にどんどん成長しているときは、あなたが大きな器を持っていなければフラれちゃうよ(私自身への戒めも込めて 笑)。「私を置いていかないで」と彼を縛り付けようとするんじゃなくて、「輝いているあなたが好き。私も負けないからね♡」と笑っていられる女でいたいよね。


P.S. 成長って、別に昇進とか収入アップとか、綺麗になるとか、人脈を広げるとか、そういうことだけじゃないよ。精神的な成長が大事なの。外へ出てバリバリ仕事がしたい人もいれば、家にいて家族を守ることに幸せを感じる人もいるように、生き方は人それぞれ。仕事を頑張ることや自分のいる世界を広げることだけが成長ってわけでもない。広い世界に飛び出していくパートナーが、いつでも安心して帰ってこられる居場所を守るのも、相手と同じステージに立っていることになるから。最後に怪しいこと言うようだけど(笑)、魂レベルが同じだったら、心地良く一緒にいられると思うよ。



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