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母性


人は一体いつの時点で
【子ども】から【親】になるのだろう。

私は【娘】から【母】に
なれているのだろうか。

戸田恵梨香さん演ずる【母】は
ずっと【娘】でいたかった人。

自分に子供ができても
自分がいつまでも娘として
母親に愛されていたかった。

全ての行動の動機は母親から褒められるため。

母親を喜ばせることが
人生の喜びであり使命だった。

うちの夫もそうだった。
いつまでもお義母さんの子供だった。
義母を喜ばせるために
結婚し子供を持ち
義母から褒められるために
仕事をして実家に子供を見せに行った。

結局夫は親になれないまま死んだ。

私も母に認めてもらいたい、
褒めてもらいたいという
承認欲求がいまだに腹の奥に燻っている。

そしてそれは母と親子でいる今世では
決して叶えられない願いでもある。

果たして私は生きているうちに
自分の中の【娘】と折り合いをつけながら
ちゃんと【母】になることができるだろうか

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