こうもり
絶賛繁忙期中である。
毎日残業。保育園のお迎えも遅くなる。日が落ちるのが早くなってきたのもあるけれど、迎えに行く頃には真っ暗だ。
息子と手を繋いで歩く駐車場までの道。「今日はこんなことがあってね」話していた息子が急に空を指さした。
「お母さん!こうもり!こうもりが沢山飛んでる!」
見れば暗い空の中、すごいスピードで動く黒い影。鳥のようだけれど羽を見たら確かに。あれはこうもりだ。
5匹、10匹、いや、もっとだな。見慣れた鳥と違って何だか予測しにくい動きで、各々気ままに飛んでいるように見えた。
この辺にこうもりっているんだな。久しぶりに見たな。普段は夕方や夜に出歩くことが無いので、こうもりに出会うことも全く無いのだ。
それなのに
「よくこうもりってわかったね」
何で息子は飛んでいるこうもりを見て「こうもり」ってわかったんだろう?
「この前、お父さんと見たよ」
そういえば、いつだったか。私が晩ご飯を作っている時に帰宅した夫。息子を呼んで外にこうもりを見に行っていた気がする。
「こうもりは『バット』って言うんだよ!」
おそらく「バットマン」から学んだ知識を得意そうに披露する息子。
日々いろんなものを見て、学んで。成長していってるなぁと思ったのだった。
ではまた明日。