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【アート旅】マティス展 in 東京都美術館 〜 巨匠はスゴかった!

 こんにちわ。お出かけ大好きTRIP_YUKOです。ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
 メーカー勤務の私は9連休頂いておりまして、GWの旅行記やお出かけレポは後日順次アップしていこうと思います。

 さて!そんなゴールデンウィークに東京都美術館で始まった「マティス展」に行ってきました!
 もう〜、あまりに良すぎちゃって!!こうして早くも筆を執っています。
 20世紀芸術の巨匠はマジで半端なかった!!!すっかりマティスが好きになりました。

マティス展のチラシ

□マティス展 東京都美術館

  2023/4/27から始まったマティス展。場所は東京都美術館です。アンリ・マティスは20世紀芸術の巨匠と呼ばれるフランスの画家で大胆な色彩を使用し「色彩の魔術師」とも呼ばれています。

 マティスの展覧会が日本で行われるのは20年ぶり。今のところ東京都美術館以外の巡回は予定されていないため、今回の展覧会が見られるのは東京だけのようです。

■好きな作品や画家に出会える東京都美術館

 東京都美術館は上野公園にあります。常設展はなく、年間通して常に企画展を入れ替えているので、東京都美術館に行くことが一番多いですね。

 ○○美術館展というタイプの企画展と、特定の画家にフォーカスした回顧展が半々といったところでしょうか。さらに海外と日本の芸術家が半々くらいで、展覧会のバランスが良いのが特徴です。

 基本的に人気のある、評価の高いアーティストの展覧会ばかりなので内容もクオリティが高く、好きな作品や好きな芸術家に出会える美術館です。

■フランスの巨匠 マティスは凄かった

 私はここ数年、美術館に足を運ぶようになっただけのど素人。それまで興味がなかったためマティスも知りませんでした。(スミマセン!) 
 それくらい美術に詳しくはないのですが、確信しているのは「スゴい人は、凄い。本物は違う。」ということ。
 フランスの「巨匠」と呼ばれているような人なら一度見に行ってみようじゃないかと、夫を誘って行くことにしました。

展覧会の様子

 私は写実的な絵画が分かりやすくて好きなんです。抽象的なものや幾何学的なものは難しいと思っていて、この展覧会も期待していなかったのが本音でした。

 しかし、展覧会に足を踏み入れたものの数分。夫と顔を見合わせ「巨匠ってスゲェな!」。 

 あんなに興味のなかった抽象的な絵画に惹き込まれることがあるなんて。感覚的なもので言葉では言い表せられないんですが、本物の絵から滲み出る魅力が凄まじい。マジで巨匠は凄かったです。

■心惹かれたTOP3作品

(購入したポストカードより拝借)

第3位 サン・ミシェル橋

 マティスの作品の中では比較的写実的な一枚と感じました。窓越しに見た風景画なのですが、色彩の魔術師という異名を象徴するような、鮮やかな色使いに目を奪われます。
 こんなところに黄色!?ピンク?!と普通の風景画ならありえない色が配置されていて驚かされました。けれどまったく不自然じゃない、不思議さ。色の魔術師とは言い得て妙の一枚です。

第2位 豪奢、静寂、逸楽
豪奢、静寂、逸楽

 マティスの初期の傑作。「豪奢、静寂、逸楽」ちょっと読めないんですけども…。この作品は日本初公開で本展覧会の目玉の作品です。

 こちらも色鮮やかな色彩が美しい一枚。かなり抽象的で、人や風景は単純化されています。一見、色鮮やかな印象を受けますが、よく見ると色は塗られておらず筆先を置いたような点描で描かれているのが特徴です。
 最低限しか色づけられていないのに臨場感を感じますし、それ以上に色に込められた感情や雰囲気までもが伝わってきます。なにか訴えたいことが脳に直接語りかけられているように感じました。

第1位 黄色と青の室内
黄色と青の室内

 最も惹かれたのが黄色と青の2色が爽やかな作品です。写実的な絵画が好みの自分がまさか選ぶとは思えない、相当に抽象的な作品です。
 ポスタービジュアルやパンフレットに使用されている主要な作品だらけの章に展示されているのですが、この作品があまりに魅力的で2度見しました。
 奥行きも全くなく、テーブルや椅子花瓶などは色さえ塗られていません。はっきり言って何を描いてるのかよくわからないんですが、なぜか心を惹きつけてやまないのです。
 このTシャツあったら欲しい!と美術展で初めて思いました。

■優しさを感じるマティスの色彩

 色鮮やかさが象徴的なマティスの作品群。度々登場し全面に使われる赤色は主張が強い色のはずなのに、なぜかキツいイメージや活発なイメージを受けません。むしろ優しい、丸い感情が湧いてくるように感じました。

 同じく色彩が鮮やかで、鮮明な赤色を使う岡本太郎さんの作品は、ほとばしるエネルギーを感じるのに、同じ赤でもマティス作品からは全く違う印象を受けます。

(比べるものじゃないとか、比べ方が変とかいうご批判があるかもしれませんが、ど素人なのでご容赦ください。)

 なんだかマティスの作品は優しい。

赤いキュロットのオダリスク
立っているヌード
ポスタービジュアルに使用された
「赤の大きな室内」

■マティス作品はグッズと相性抜群◎

 見終わった頃にはすっかりマティスが好きになっていた私。マティスの作品は挿絵的なものもあり、色彩も豊かだしグッズ化にはめちゃくちゃ相性が良い。
 黄色と青の室内ではないものの、Tシャツ買っちゃいました!!いつもポストカードしか買わないので、今までで一番お金使いました。
 グッズに手を出すか出さないかが、展覧会が良かったかどうかを測る私のバロメーター。今回のマティス展、本当に良かったです!

 やっぱり本物は違います。巨匠と呼ばれるにはそれだけの理由がありますね。
 これから外歩きも暑くなってくる季節です。涼しい美術館でマティスの絵画鑑賞おすすめです!

以上、アート旅「マティス展 in 東京都美術館 〜 巨匠はスゴかった」でした!

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